2023/12/20

日比谷公園にて、初心者向けバードウォッチングに参加しました!

 

2023122日に東京・日比谷公園にて、日本野鳥の会東京による『おためし入会と缶バッチ付き・日比谷公園とお濠でバードウォッチング』が開催されました。

 

初心者向けバードウォッチング」は全国で開催されている、初めてのバードウォッチングにおすすめのイベントです。

このイベントでは、図鑑や双眼鏡を持っていない方でもお気軽にご参加いただけます!

 

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今回は33名の参加があり、皇居のお濠からイチョウが見ごろを迎える日比谷公園を巡りました。

絶好のバードウォッチング日和でした!

初心者の皆さんにもバードウォッチングが楽しめるよう、双眼鏡の使い方や鳥の解説まで、ベテランのスタッフがしっかりサポートしていきます。


水鳥たちを観察中…。


今回のイベントではカラスやスズメといった身近な野鳥から、チョウゲンボウ、カワセミといった鳥も観察することができました。

「都会でもこんなにたくさん種類がいるのですね!」と、参加者の皆さんも積極的に鳥の姿やしぐさを眺めながらバードウォッチングを楽しんでいました。

 

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初心者向けのバードウォッチングはこれからも全国各地で開催予定です。

詳しくはこちら

実は秋~冬は木の葉が落ち、鳥たちが見つけやすくなる季節。👀

今まで気が付かなかった身近な野鳥から憧れの野鳥まで、思いがけない出会いがあるかもしれません。

「まだバードウォッチングをしたことがない…。」という皆さんも、ぜひお近くの初心者バードウォッチングへご参加いただければ嬉しいです!


2023/12/06

ニコンモナーク探鳥会(三番瀬)を開催しました!

2023年11月26日(日)に、ニコンモナーク探鳥会(三番瀬)を開催しました。

このイベントは、おもにこれからバードウォッチングを始めようとする方を対象に、野鳥を見る楽しさを知っていただこうというものです。参加者の方にはニコンの双眼鏡「モナークM7」をお貸ししており、双眼鏡をお持ちでない方にも気軽に参加いただけるイベントです。

双眼鏡「ニコンモナークM7」


今回は、ふなばし三番瀬海浜公園にて行いました。

★ふなばし三番瀬海浜公園についてはこちらから

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三番瀬では、干潟を歩いて野鳥観察を行います。そこで、今回のイベントでは当会で販売しているバードウォッチング長靴の貸し出しも行いました。

バードウォッチング長靴
これでぬかるむ干潟でも大丈夫!

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はじめに、双眼鏡を使ったことがない方に向けて、スタッフが双眼鏡の使い方を説明しました。干潟で見ることができる鳥は、主にシギ・チドリの仲間。視界をさえぎるものがない干潟では、双眼鏡を初めて使う方でもかんたんに鳥の姿を捉えることができます。

干潟へ入ると、さっそくたくさんの鳥たちが走りまわっており、参加者のみなさんも次々に鳥を見つけ、「あのくちばしがオレンジ色の鳥は何ですか?」「たくさん群れになっている鳥は何?」と普段はあまり見られないシギやチドリに興味津々でした。

干潟の鳥を観察中


干潟では、ハマシギ、ミユビシギ、ダイゼン、ミヤコドリといったシギ・チドリの仲間や、ユリカモメ、ウミネコ、カワウなどを見ることができました。

双眼鏡では見えづらい遠くの鳥は、望遠鏡(MONARCH フィールドスコープ 82ED-S)を使って観察しました。双眼鏡では小さくシルエットしか見えない鳥も、望遠鏡だと顔の模様までよく見えます。スタッフが、沖の杭にとまっているミサゴを発見し望遠鏡に入れると、望遠鏡をのぞいた参加者からは、「カッコいい!」と歓声があがっていました。

また、双眼鏡では識別がむずかしいハマシギとミユビシギも、望遠鏡を使えば、くちばしの長さや模様まではっきり見え、識別がしやすくなります。

遠くの鳥は望遠鏡を使って観察します


参加者からは、「干潟での野鳥観察は敷居が高いように感じていたけれど、双眼鏡の貸し出しや解説があることで、初めてでも楽しく参加できました」といった感想をいただきました。
野鳥を観察する楽しさを伝えるため、今後も「ニコンモナーク探鳥会」を継続し、バードウォッチングの機会を提供できればと考えています。

*このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催しました。

2023/12/01

【イベントのお知らせ】12/19初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

  


 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

(Zoomによるライブ配信&見逃し配信)  

12/19(火)19時~  ★要申込

*****


バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 


今月のテーマは、「冬が狙い目!あこがれの猛禽類」です。

オオタカ、ノスリ、ハヤブサ、チョウゲンボウの4種に注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。


▼実施概要

【日時】2023年12月19日(火)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料


 ※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。


【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/53cdf2f3302181

 

※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、接続できない場合があります。

その場合は、時間をあけて、再度お申込みいただきますようお願いいたします。

 

★見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】12/14(木)


 ※当日のライブ配信は500人までご覧いただけます。

  万一、ライブ配信の許容人数を越えた場合は、

  恐れ入りますが、見逃し配信をご覧いただきますようお願いいたします。

  

【視聴方法】12/15(金)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

 スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。


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★お友達への紹介歓迎です!

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会


【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org


今月の鳥「イカルチドリ 、タシギ」

 日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2023年12月の鳥は、イカルチドリと、タシギです。

撮影地:京都府 / 撮影者:廣瀬たまき


イカルチドリは全長約21cmで主に河川で暮らす鳥です。

夏になると似たような鳥でコチドリがいますので、見分けがつきにくいことがありますが

コチドリよりちょっとだけスタイルが良く、クチバシ長めがイカルチドリです。


図鑑を見るとコチドリのほうがアイリングが目立つ。足の長さが違う。

等ありますが、個人的には、2種類並べてみてみないとその差がわかりにくかったので

頭のシルエットで覚えた方が無難だと思いました。

コチドリは頭の尺より短いクチバシが特徴で、そうじゃない方がイカルチドリです。


そもそも河川の環境とほぼ同化しているので見つける事自体が大変です。

コツは、石や砂場をひとつひとつ双眼鏡で見て、なにか混じってないか探すことです。

歩いててくれたら嬉しいのですが、じっとしている事も多く、そううまくいきません。

隠れるのが本当に上手です。なので、本当に根性が大切です。


タシギも、隠れるのが上手な鳥です。

羽の色も地味ですし、枯草に居たら全然わかりません。

タシギのタは、田んぼの田。河川のほかにも田んぼでも隠れています。

全長約27㎝のうち3割くらいは長ーいクチバシの部分で占めているので

実際に見ると体はイカルチドリくらいなのが写真でわかります。


タシギ属は目が上のほうにあるので、一見、ぼーっとした顔のような印象があります。

最初はただ可愛いとしか思っていなかったのですが

実はとても視野が広く、後ろや上を確認するのに役に立っているそうです。

人間は両目で180度くらい。ハトなどでだいたい320度くらい。

タシギの仲間でヤマシギだとほぼ360度見る事ができるらしく

ただチャーミングなだけではなく力強く生きようとしている姿に感動します。*


スタッフMKでした。


*参考

Bird Research News Vol.11


▼日本野鳥の会 オリジナルカレンダー2024発売中!

 https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/c/cal1/


2023/11/25

11/26 ニコンモナーク探鳥会(三番瀬)にご参加の皆様へ

11/26 ニコンモナーク探鳥会(三番瀬)にご参加の皆様へ


当イベントは、予定通り開催いたします。

寒さが予想されますので、防寒対策を行った上でお越しくださいませ。

みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。


※当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。


公益財団法人日本野鳥の会 普及室

2023/11/21

第6回 野鳥を守るを仕事にする オンライン職場訪問

島民とともに島の自然を守る 

三宅島アカコッコ館レンジャーの仕事

12/14(木)19時~ 

★要申込・参加無料


「野鳥が好き。自然が好き。だから自然を守る仕事に就きたい。」そんな思いを持っているみなさんに、普段なかなか知る機会がない、日本野鳥の会のお仕事についてお話しを聞いていただく連続ライブセミナーの第6回目です。

民間の自然保護NGOの活動と組織を支えるために、スタッフは日々何を考え、どんな仕事に取り組んでいるのでしょうか? 毎回実際に日本野鳥の会で働く若手職員を招いて、仕事の内容ややりがい、苦労話などを根掘り葉掘り聞いていきます。

今回は、東京から南へ180キロのところにある伊豆諸島の三宅島で、レンジャーの仕事に携わっている内藤明紀さんをお迎えしてお話を聞きます。

皆様のご参加をお待ちしております。


◆公益財団法人 日本野鳥の会とは?

野鳥の保護と調査研究、自然環境の保護を目的として1934年に創立された会員制の公益財団法人。バードウォッチングの会(探鳥会)を開いて自然の尊さを啓蒙し、サンクチュアリや野鳥保護区を制定している。約100人の有給スタッフを抱える。

https://www.wbsj.org/


▼実施概要

【日時】2023年12月14日(木)19時~1時間程度

【内容】

スピーカー:内藤明紀さん

(公益財団法人 日本野鳥の会 施設運営支援室 三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館チーフレンジャー)

★アカコッコ館についてはこちら


モデレーター:曽我 千文さん(公益財団法人 日本野鳥の会 監事)


内藤さんは、IT関係のベンチャー企業から日本野鳥の会に転職して、現在は伊豆諸島の三宅島という離島でレンジャーとして活躍しています。

三宅島は、「バードアイランド」と称されるほど野鳥の個体数が多く、島の中で独自の進化を遂げた、カラスバト、オーストンヤマガラ、アカコッコ、ウチヤマセンニュウ、イイジマムシクイ、タネコマドリなどがみられ、多くのバードウォッチャーを魅了してきた島です。

内藤さんが三宅島で働くことになった経緯、三宅島での仕事の様子、三宅島での暮らしぶりなど存分に語っていただきます。離島や人口の少ない地域での自然保護や野鳥保護、希少種の保護活動やエコツアーに関心のある方、ぜひご参加ください。


【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」を使用

【対象】自然保護に関する団体等への就職に興味・関心のある方。

    高校生や保護者の方なども歓迎。

【参加費】無料

【定員】500名(先着順)

【申込方法】以下のオンラインフォームからお申込みください。

https://pro.form-mailer.jp/fms/aac08b0b301075

【締切】12/10(日)

先着順受付。前日までに、メールで参加に必要な情報をお送りします。

ご確認ください。

【主催】公益財団法人日本野鳥の会


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【問合せ】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル

メール event@wbsj.org

2023/11/08

バードウォッチングに出かける際の鳥インフルエンザへの配慮のお願い

この冬も、国内で高病原性鳥インフルエンザ(以下、鳥インフルエンザ)の野鳥での確認例が報告されるようになりました。

 鳥インフルエンザは、鳥の病気です。養鶏場などのように鳥と濃密な接触をすることがない限り、人への感染は過度に心配する必要はありません。しかし、バードウォッチングによって、知らず知らずのうちにウイルスを運んでしまい、被害の拡大に加担してしまうことがあり得ます。

 ここでは、このようなことを避けるためにはどのようなことに気を付ければよいのかについてお伝えします。

 

◆◆ 水辺でのバードウォッチングの注意

 鳥インフルエンザは、カモ類などの水鳥が主な宿主とされています。水鳥が集まる池や湿地、湖でバードウォッチングをするときには特に注意が必要です。バードウォッチングによってウイルスを広げてしまうケースとは、靴や車のタイヤなどに付着したウイルスを周囲の養鶏所などへ移動させてしまうことを想定しています。

そこで、以下の点に配慮していただくようにお願いいたします。

 

1)水鳥の糞が多量に落ちているような水際まで近寄らないようにしましょう。 

2)探鳥場所から移動する前には、靴底、三脚の足、自動車のタイヤなど、地面に接したものを消毒しましょう。汚れが残っていると効果が低下しますので、泥をよく落としてから消毒しましょう。消毒薬には「消毒用アルコール」が入手しやすく、おすすめです。 

※消毒薬は使用上の注意に従って十分注意して使用してください。 

3)できれば、 1日のうちに、複数の探鳥地を行き来しないようにしましょう。どうしても必要な場合は、移動の前に消毒をしましょう。 

4)帰りに、養鶏場やアヒル等の飼育場、動物園などには近づかないようにしましょう。

 

◆◆ 野鳥の死体を発見した場合

 鳥の死体や弱っている個体を発見した場合は、素手ではふれないでください。 同じ場所で複数の死体を見つけた場合は、市町村や都道府県にご連絡ください。

死体の鳥インフルエンザ検査については、国内での発生状況や種類によって異なります。 詳しくお知りになりたい方は、環境省の『野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル簡易版(PDF)』をご覧ください。

 

 ◆◆ 鳥インフルエンザが近くで確認されたら

  鳥インフルエンザが発生した探鳥地に行くのは控えましょう。ウイルスが増殖している場所に大勢の人間が押し掛けることは、それだけウイルスの拡散を助長させる恐れがあります。

 また、観察場所の半径 10km の範囲で鳥インフルエンザが確認された場合は、靴底消毒を徹底するなど、前掲の「水辺でのバードウォッチングの注意」を参考に配慮をお願いいたします。


 ◆◆ 最後に

 冬の水辺は見どころが多く、バードウォッチングに出かける機会が多い季節と思います。いつもにもまして、野鳥への配慮、社会への配慮が必要な状況となってきています。適切な対策をとることで、周囲の理解を得ながら、バードウォッチングを楽しんでいただけますようご協力をお願いします。

 

◆◆ 参考情報 

状況は日々更新されますので、最新の状況は環境省のサイトでご確認ください。

 高病原性鳥インフルエンザに関する情報(環境省)

 

 

以下のホームページもご参照ください。

 

野鳥と高病原性鳥インフルエンザ(日本野鳥の会)


2023/11/02

【イベントのお知らせ】11/14初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

 


 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

(Zoomによるライブ配信&見逃し配信)  

11/14(火)19時~  ★要申込

*****


バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 


今月のテーマは、「冬到来!ガン・ハクチョウの仲間」です。

マガン、ヒシクイ、オオハクチョウ、コハクチョウの4種に注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。


▼実施概要

【日時】2023年11月14日(火)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料


 ※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。


【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/f13a7afc299835

 

※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、接続できない場合があります。

その場合は、時間をあけて、再度お申込みいただきますようお願いいたします。

 

★見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】11/9(木)


 ※当日のライブ配信は500人までご覧いただけます。

  万一、ライブ配信の許容人数を越えた場合は、

  恐れ入りますが、見逃し配信をご覧いただきますようお願いいたします。

  

【視聴方法】11/10(金)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

 スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。


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★お友達への紹介歓迎です!

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会


【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org


2023/11/01

今月の鳥「ソリハシセイタカシギ」

 日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2023年11月の鳥は、ソリハシセイタカシギです。

撮影:藪 重幸 撮影地:滋賀県


全長40センチメートル。

細く、長く、そして、著しく上に反った嘴(くちばし)がその名の由来です。体は、白と黒のシンプルな模様で、立ち姿も飛んだ姿も絵になる美しい鳥。まれな旅鳥または冬鳥として干潟や入り江などに渡来します。

ちなみに、英名は「Pied Avocet」。「アボセット」と呼ぶ方もたくさんいます。

中央アジア等で繁殖し、中国南部等に移動しますが、その一部が日本に渡ってきているようです。昔は、出会える機会が少ない珍鳥でしたが、近年は、渡来数が増えてきているようで、出会える機会も増えてきました。


バードリサーチのニュースで取り上げられていたので、ご紹介しておきます。

とても興味深い内容です。

https://db3.bird-research.jp/news/202112-no3/


ソリハシセイタカシギとの初めての出会いは、1978年12月18日、東京大田区の大井埋立地でした。

まだ日も出ていない早朝、通称「汐入の池」に行くと、ソリハシセイタカシギが頭と嘴を背中に入れ、ぐっすりと寝ていました。

当時中学2年、バードウォッチングをはじめて間もなかったため、それほど珍しい鳥とも思わず、近くの干潟に出て、朝飯を食べていました。すると、凄い勢いでやってきた方が「カメラ持っていないか、凄い珍しい鳥がいるんだ!」と・・・。「ソリハシセイタカシギですか?」と聞くと、「そう、その鳥。いなくなってしまわないうちに証拠写真を撮っておきたいんだ」とのこと。急いで友人が持っていたカメラで証拠写真を撮影しました。


翌日、全国から数百人のバードウォッチャーが集まり、凄い賑わいになりました。携帯電話もインターネットも普及していない時代でしたから、いかに珍しく、人気のある鳥だったが分かります。


この鳥の出会いが大きなきっかけとなり、バードウォッチングにはまりました。今でもソリハシセイタカシギが私の中で最も好きな鳥です。もし、出会っていなかったら、バーウォッチングにはまることもなく、日本野鳥の会の職員になることもなかったかもと思っています。


1993年には、千葉県習志野市の谷津干潟に飛来しました。

そのころ私は北海道の鶴居村の「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」のレンジャーでした。谷津干潟でソリハシセイタカシギが飛来していることは知っていましたが、残念ながら会いにいくことはできませんでした。

その後、「谷津干潟自然観察センター」が完成し、当会が運営等を受託することになりますが、「もしかすると、レンジャーは私かな・・・」と思っていたら、道東から千葉県に転勤となりました。


実は、ソリハシセイタカシギとは縁があって、イギリスに行って出会った後は、事務局に異動となりました。


今年の春は、有明海の東よか干潟で、ソリハシセイタカシギと出会いました。

私にとって運命の鳥(勝手に思っているだけですが)。もしかすると、また何か大きな変化があるかも知れません・・・・


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 https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/c/cal1/


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2023/10/06

【イベントのお知らせ】10/24初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座


 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

(Zoomによるライブ配信&見逃し配信)  

10/24(火)19時~  ★要申込

*****


バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 


今月のテーマは、「キツツキ」です。

コゲラ、アカゲラ、アオゲラの3種に注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。

ご参加お待ちしております。


▼実施概要

【日時】2023年10月24日(火)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料

 ※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。


【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/cca6b821297554

 

 ※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、

  接続できない場合があります。その場合は、時間をあけて、

  再度お申込みいただきますようお願いいたします。


■見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】10/18(水)


 ※当日のライブ配信は500人までご覧いただけます。

  万一、ライブ配信の許容人数を越えた場合は、

  恐れ入りますが、見逃し配信をご覧いただきますようお願いいたします。


【視聴方法】10/19(木)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

 スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。


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★お友達への紹介歓迎です!

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えいただき、

お申込みくださいますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。


より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会

【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org

2023/10/04

今月の鳥「ツツドリ」

 

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

202310月の鳥は、ツツドリです。

 

 


撮影:仁科 研一 撮影地:東京都

 

「ポポ、ポポ …」

静かな初夏の高原で耳を澄ませると、森の奥からひそやかに、低い低い声が聞こえてきます。

ツツドリです。

鳴き声が、筒をたたいたときの音に似ているので、その名がついたそうです。

 

ツツドリは、カッコウの仲間です。外見は似ていますが声は大違い。カッコウのはっきりとよく通る声に比べると、とても控えめです。

 

そんなツツドリ。鳴き声でその存在に気付くことはできるのですが、姿を見るのは至難の業。葉が茂った森のなかに暮らしていて、開けた場所で鳴くことはほとんどないためです。私は一度も姿を見たことがありません。

 

そこで、隣の席のベテランバードウォッチャーに「ツツドリの姿を見るにはどうしたらいい?」とたずねたところ、こんな答えが返ってきました。

 

それは「春や秋に街中でさがすこと」。

 

ツツドリは渡り鳥です。春夏を日本で、秋冬を東南アジアなどで過ごすため、春と秋のはじめに移動をします。その移動の途中に街中の緑地にも立ち寄ることがあるそうです。毛虫が好物なので、毛虫がよくつくサクラの木での目撃情報が多いとのこと。

 

これは私の勝手な想像なのですが、その鳴き声から、ツツドリに対して控えめな大人しい鳥という印象を抱いていました。しかし、街中で毛虫をもりもり食べている姿を思い浮かべると、たくましさを感じ、新たな一面を見つけた気分になりました。

 

10月はツツドリの移動の時期です。

私の身近な場所でも出会うチャンスがあるかもしれませんので、ぜひ探してみようと思います。

 

スタッフEでした。

 

▼ツツドリの鳴き声はこちらのページで。

BIRDFAN ツツドリ

https://www.birdfan.net/cuculus_optatus/

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▼日本野鳥の会 オリジナルカレンダー2024発売中!

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2023/09/02

【イベントのお知らせ】9/14初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座


初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

(Zoomによるライブ配信&見逃し配信)  

9/14(木)19時~  ★要申込

*****


バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 


今月のテーマは、タカの渡りです。

サシバ、ハチクマ、ノスリの3種に注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。

ご参加お待ちしております。


▼実施概要

【日時】2023年9月14日(木)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料

 ※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。


【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/a06acfd2294936

 

 ※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、

  接続できない場合があります。その場合は、時間をあけて、

  再度お申込みいただきますようお願いいたします。


■見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】9/11(月)


 ※当日のライブ配信は500人までご覧いただけます。

  万一、ライブ配信の許容人数を越えた場合は、

  恐れ入りますが、見逃し配信をご覧いただきますようお願いいたします。


【視聴方法】9/12(火)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

 スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。


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★お友達への紹介歓迎です!

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えいただき、

お申込みくださいますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。


より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会

【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org

2023/09/01

今月の鳥「ノビタキ」

 日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2023年9月の鳥は、ノビタキです。


撮影:吉岡 誠司 / 撮影地:長野県


ノビタキはスズメよりすこしだけ小さいサイズで、

その名の通り、野原に居るヒタキの仲間です。


日本には南から春から夏頃やってきます。

北海道や九州の野原で子育てをし秋にはまた渡って行くので

渡りの時期には日本各地で見るチャンスがあります。

本州ではすこし標高がある高原に来ることが多いようです。


オスは頭から背中、尾羽にかけて黒い色、お腹が白く、のど元にオレンジ色の羽があり

ここのオレンジがすこしグラデーションカラーになっています。

また、両肩に白い模様(斑)があります。

この独特な姿は他に似た鳥がいないのですぐに「ノビタキだ」とわかります。


対してメスは全体的に褐色で、カレンダーの写真はメスですね。

冬になるとオスもメスっぽい色になります。


鳴き声はしっかりヒタキの仲間っぽくジャッ、ジャッと鳴きます。

さえずりがとても綺麗なのでファンも多いと思います。


日本三鳴鳥と呼ばれるウグイス、オオルリ、コマドリ、とありますが

私はノビタキも入れさせてもらえないかと思うほど、好きです。

ぜひ気になる方は探しに行ってみてください。

夏、ノビタキが居るところはだいたい都心よりは涼しいので

涼みに行くこともできます。


群れることは無く、サイズも小さめな鳥ですが、

来る場所さえ知っていれば初心者バードウォッチャーさんでも

きっと観察しやすいと思います。


オスもメスもよく目立つところに留まるのが好きなようで

私が初めて見たときも、高原の中でも一番背の高い花の茎で

ノビタキのオスが長い時間きれいな歌声を披露してくれました。

飛び去ったあとも、同じ場所で待っていたらしれっと帰ってきて

また元気よく鳴いていました。

お気に入りの場所だったのだと思います。


スタッフMKでした。


2023/08/24

ツバメを見守る輪_Vol.58_AAC つばめ薬局

 AACつばめ薬局は、東京都大田区にある薬局です。

AAC”つばめ”薬局という店名の通り、看板にもツバメのイラストが描かれており、

本物のツバメもここで営巣をしています。

▲AACツバメ薬局
看板には、ツバメのイラストが描かれている


ツバメの巣は、お店の入口のひさしにあり、

開店した14年前からずっと営巣を続けています。

巣の下には、カラス除けのためにひもが貼られています。

▲ひさしにあるツバメの巣

ツバメの子育てのようすが、入口のガラスに掲示されており、

温かく見守ってくださっていることが伝わってきます。

▲ツバメが成長していくようすが掲示されている


******

【感謝状の贈呈】

 7月18日(金)ツバメの見守りに対して、公益財団法人日本野鳥の会より、

感謝状を贈呈しました。

当日は、(公財)日本野鳥の会普及室長の富岡より、AACつばめ薬局の井上さんへ

感謝状と、記念品のステッカーとバードメイトが手渡されました。


▲右:井上さん(AACつばめ薬局)
左:富岡((公財)日本野鳥の会 普及室長)


これからもツバメを温かく見守っていただけると嬉しいです。


2023/08/17

「愛媛県内子町でトコロジスト講座を開催しました」その1

 ~じっと見ることから始まる場所の専門家~ 


※トコロジストとは?詳しくはこちらをご覧ください。


 内子町は、愛媛県のほぼ中央に位置し、町の中心部には国の重要文化財に指定された木造の芝居小屋「内子座」や重要伝統的建造物群保存地区があり、愛媛県内有数の観光地となっています。

 古い町並みを保存し、観光資源として活用しながらまちづくりを進める内子町は、町並み保存の先進事例として全国でも有名ですが、町並みだけでなく「町並みから村並、そして山並みへ」をキャッチフレーズに山村部を含めた内子町全体の環境保全に取り組んでいます。 

 内子町環境政策室では、2021年からトコロジスト講座を開催しています。内子町に住んでいる人たちが内子町の古き良き景観を守り育てていけるよう微力ながらお手伝いさせていただいています。

  今回のフィールドは内子町の山並み保存のシンボル的な場所となっている「小田深山(おだみやま)」です。小田深山は、標高1,2001,500m級の山々に囲まれた内子町屈指の自然の宝庫です。その小田深山を保全しようと活動している小田地区の住民の皆さんを対象とした三回連続の講座を開催しました。 

 小田地区の皆さんにとって小田深山は、まさに聖地。観光地化されていない深い渓谷ではオオルリがさえずり、苔むしたブナ林と岩盤が織りなす景観は地元に住むみなさんにとっても近くて遠くにある憧れの自然です。 

 第1回目は、小田地区の中心部にある自治センターを会場に、見慣れた景色の中からいかにして様々な情報に気づくかという練習をしました。普段の生活の中で何となく見ている景色ですが、よく見ているつもりでも実は見過ごしていることがたくさんあります。そこであえて足を止めて、意図的に感覚を開き、目を近づけたり、遠ざけたり、時間をかけながら観察することで実に多くのことに気づくことができるのです。

 最初に講義で発見を促す視点の持ち方についてお話しした後、参加者とともに近くの広瀬神社へ移動しました。境内に生えている1本のイチイガシの大木をみんなで取り囲み、「じっと見る」を実践してみました。すると、最初は目に入ってこなかった具体的な情報が目に留まるようになり、次々に小さな発見を拾うことができました。

1本のイチイガシからできるだけたくさんの情報を拾い出す

 

 例を挙げると、幹に着床したシダ、隠れるように咲いていたマルバマンネンソウ、地面と幹の境目付近で行き来する2種類のアリ。またジグモがハエを捕食している決定的瞬間を目撃したり、ハチやアブの仲間が飛んでいることを確認しました。また樹皮がボロボロとはがれた皮の裏では、正体はわかりませんでしたが、まゆがびっしり張り付いているのを見つけました。

 今度は少し後ろへ下がって、大きな樹を俯瞰した視点で見ると、その樹形や枝の伸び方からは、隣の木と太陽の光を取り合うためのポジション争いの様子が見て取れたり、大木のまわりの地面に生えている苔の生え具合から日照との関係を推測したり、時間をかけてみれば見るほど新しい情報を拾うことができました。

拾い出した情報を模造紙にまとめてみる。

 約1時間足らずの観察で、参加者の皆さんのフィールドノートは文字で埋まっていきました。参加者からは、「今まで神社はよく通りかかっていたけど、1本の木からこんなにたくさんの情報が読み取れるとは思わなかった。」「足を止めてじっくり見るなんてことしないからなあ」といった感想が聞かれました。

 身の回りの景色の中から情報に気づくには、特別な専門知識は必要としません。足を止めて、意識的に見ようとしさえすれば誰にでもできます。

みなさんも日ごろの散歩の中で「じっと見る」を意識するところから始めてみませんか?

★次回は、いよいよ小田深山で「じっと見る」ことを実践したご報告をしたいと思います。

 

2023/08/10

ニコンモナーク探鳥会「ツバメのねぐら入り観察会」を開催しました

 202385日(土)に、ニコンモナーク探鳥会『ツバメのねぐら入り観察会』を開催しました。

このイベントは、おもにこれからバードウォッチングを始めようとする方を対象に、野鳥を見る楽しさを知っていただこうというものです。参加者の方にはニコンの双眼鏡「モナークM7をお貸ししており、双眼鏡をお持ちでない方にも気軽に参加いただけるイベントです。

今回は、多摩川下流域のヨシ原にねぐら入りするツバメを観察しました。

ーーー

日没時刻の30分くらい前、多摩川六郷橋近くの観察場所に到着。

はじめに双眼鏡の使い方を確認しました。初めて双眼鏡を使うという方もおられましたので、目幅の合わせ方やピントの合わせ方などを、手順を追ってご紹介しました。

双眼鏡の説明を終えたころ「ツバメがたくさん飛んでます!」と声が上がりました。空を見上げると、数十羽程度のツバメの群れが空を飛び交う様子が見られました。


スタッフが「その方向の空を双眼鏡で見てみてください」と促すと、「うわ!すごくたくさんいる!」と驚きの声が上がりました。肉眼では、比較的近いところを飛んでいる数十羽程度のツバメしか見えませんが、双眼鏡を使うと、その奥、そのまた奥の空にも、無数のツバメが飛んでいることがわかるのです。

日没時刻が過ぎると、徐々にツバメたちはヨシにとまって休み始めます。

ヨシ原と観察場所との距離は300400mほど。双眼鏡の倍率では見えにくいので、ここからは望遠鏡の出番です。今回は、ニコン モナーク フィールドスコープ82ED-S など、レンズの口径が大きく、より明るく見える望遠鏡を使用しました。

望遠鏡でヨシ原を見ると、双眼鏡では見えなかった、たくさんのツバメがいることがわかります。ゆらゆら揺れるヨシにとまって休む様子や、時折飛び立ってはまたヨシ原に戻ってくる様子などをじっくり見ることができました。

その日は、1000羽を超えるツバメが集まっていたとみられました。

参加者の方々からは、「この近くに住んでいるのに、ここにこんなにたくさんのツバメが集まることを知りませんでした」「ツバメがこんな行動をとるとは驚きです」などの感想をいただきました。ツバメと彼らが利用するヨシ原という環境に興味を持っていただけたのではないかとうれしく思いました。


*このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催しました。

 


8/10 「ツバメのねぐら入り観察会」にご参加の皆様へ

8/10 「ツバメのねぐら入り観察会」にご参加の皆様へ


当イベントは、予定通り開催いたします。

強風が予想されておりますため、状況によってはイベント中に

中止と判断する場合がございます。あらかじめご了承ください。

また、足元をお気をつけの上お越しください。


みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。


※当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。


公益財団法人日本野鳥の会 普及室

2023/08/05

8/5 「ツバメのねぐら入り観察会(ニコンモナーク探鳥会)」にご参加の皆様へ

8/5 「ツバメのねぐら入り観察会(ニコンモナーク探鳥会)」にご参加の皆様へ


当イベントは、予定通り開催いたします。

みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。


※当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。


公益財団法人日本野鳥の会 普及室

2023/08/01

今月の鳥「ノゴマ」

 

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

ワイルドバード・カレンダー、8月の鳥は「ノゴマ」です。

 

撮影:藤野 千秋/撮影地:北海道

 

ノゴマは、喉元の赤色が美しい鳥です。

日本では北海道に夏鳥として渡来し、低地~高い山の低木林で繁殖します。

本州以南では秋に渡り鳥として低地や山地のやぶなどで見ることができます。

 

私がノゴマを見たのも、秋の渡りの時期、公園のやぶの中でした。

公園でバードウォッチングをしながら散歩していた時のこと、

カメラを持った人たちがやぶの前で何かを待っており、

何だろうと話を伺ってみると、ノゴマがいるよ!とのこと。

一緒に待っていると、やぶの中をヒョコヒョコと動くノゴマを見ることができました。

 

ノゴマは、喉元の赤色が特徴ですが、赤いのはオスのみ。

メスは全身が茶色っぽく地味な色をしています。

この時に見たノゴマはメスで、赤い喉を見ることはできませんでしたが、

ノゴマっぽい(?)顔つきで、独特のかわいさがあったことをよく覚えています。

 

ノゴマは本州では、比較的珍しい鳥です。

というのも、本州には渡りをする途中に立ち寄るだけなので、

滞在期間も短く、必然的に見るのが難しいというわけです。

ただ、渡りの時期であれば、ちょっとした緑地や公園で見ることもできます。

私がノゴマを見たのも、町中にある公園でした。

 

渡りの時期は、都市部の公園などでも、渡りの途中に立ち寄ったであろう、

予期せぬ鳥たちを見られることがあります。

まだまだ暑い時期が続きますが、もう少し涼しくなってきたら、

お近くの公園に通ってみるのはいかがでしょうか。

いつもとは少し違った鳥たちが見られるかもしれません。

 

スタッフMI

2023/07/15

ツバメを見守る輪_Vol.57_農業 田中さん、 筑前町立東小田小学校

日本野鳥の会筑後支部から、

ツバメの巣を見守る施設の紹介が2つ届きました。

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●農業 田中さん

田中さんは、家の横の農業倉庫をツバメの営巣のために解放し、

入口には目の粗いネットをかけてカラスの侵入を防ぎ、

フンがトラクターなどに落ちるのも構わず、

ご夫婦でツバメの子育てを見守っています。

▲田中さんご夫妻
農業倉庫にはカラス除けのネットがかけられている

倉庫には、全部で50個ほどの巣があり、150羽ほどの巣立ちが確認されるという事です。

田中さんは登山が趣味で、自然保護にもとても関心をお持ちとのことでした。

▲倉庫の天井には、たくさんのツバメの巣がある


筑前町立東小田小学校

筑前町立東小田小学校は福岡県朝倉郡筑前町にある小学校です。

ツバメの見守りについては、近所の小学生から日本野鳥の会筑後支部に

情報提供をいただきました。

▲東小田小学校
ツバメの巣は、昇降口にある

▲監視カメラの上に作られたツバメの巣


ツバメの巣があるのは、子ども達の昇降口でよく目につく場所ですが、

端の方のためフンの影響も少なく、

また、監視カメラの上に巣を作っていますが、

今のところカメラへの影響もないとのことで、そのまま見守ってくださっています。


可愛いヒナや、一生懸命子育てをする様子から、

子ども達へ命の大切さ等をお話になる先生もいるそうです。


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田中さんの倉庫では、出入口にカラス除けの粗目のネットを張ることで、

カラスを防ぎつつツバメは出入りできるようになっているのですね。

ツバメたちも安全安心で子育てができることと思います。

また、小学校でのツバメの子育てを通して、命の大切さを学ぶ機会もできるのですね。

個人・学校など、規模や巣の数に関わらず、

ツバメの子育てを見守っておられる方がいることを大変嬉しく思います。

今後も引き続き見守っていただければと思います。

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【感謝状の贈呈】

8月、ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。

感謝状は、筑後支部 松富士支部長より田中さんへ、

筑後支部 高田さんより、東小田小学校へ贈呈されました。


ツバメを見守る輪_Vol.56_ 有薗順博製作所

 日本野鳥の会長崎県支部から、ツバメの巣を見守る施設の紹介が届きました。

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「有限会社有薗順博製作所」は、長崎県佐世保市にある義肢装具を製作する会社です。

▲有薗順博製作所

現在の会社建物は2000年に建設されましたが、

2003年から毎年ツバメが飛来し巣作り、子育て、巣立ちを繰り返すようになり、

20年間ツバメの子育てを見守っています。

▲顔を覗かせるツバメの子どもたち

飛来するツバメは1組ですが、巣作りをしている場所はガレージ内の3カ所で、

場所を変えたり増築したりしているとのことです。

ガレージなので、代表の有薗さんが毎朝5時にシャッターを開け、

夜8時に閉めるようにして、ツバメを見守っています。

代表の有薗さんは「特別なことをやっているわけでなく、

毎年ツバメが飛来し、巣を作り、子育てをし、

巣立っていくのを見守るのは、当たり前の生活の一部になっている」と言われています。

また、会社の場所が近くにある高校や中学校の通学路になっていることもあり、

生徒さんたちも時々ツバメの様子を見に来られることもあるとのことで、

地域の皆さんも見守っています。


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【感謝状の贈呈】

7月6日(木)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。

当日は、日本野鳥の会長崎県支部 福田支部長より

感謝状と、記念品のステッカー、絵本『つばめのハティハティ』(アリス館)

が手渡されました。


▲感謝状贈呈のようす
中央:有薗良太社長
両端:長崎県支部役員

感謝状を受けてのコメント

「何も特別なことはしていないのに、感謝状を頂くのはくすぐったい感じがする。

ツバメがやって来てヒナたちが生まれ、巣立って行く時には、毎年、元気に育って、

また、戻って来てね、という気持ちで見守っています。

絵本についても、お客さんの待合テーブルのところに置いて、お客さんや子供さん

たちに見てもらいます。」


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20年間もツバメの子育てを見守っていただきありがとうございます。

ツバメの子育てを見守ることが生活の一部になっているとのお言葉、

とても嬉しく思います。これからもツバメの子育てを温かく見守ってください。

ツバメを見守る輪_Vol.55_つるぎ町役場、道の駅 温泉の里神山、JA東とくしま よってネ市

 日本野鳥の会徳島県支部から、

ツバメの巣を見守る施設の紹介が3つ届きました。

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つるぎ町役場(つるぎ町教育委員会)

「つるぎ町役場」は、徳島県美馬郡つるぎ町にある町役場です。

つるぎ町役場の公用車置き場はでコシアカツバメが営巣しています。

▲つるぎ町役場 公用車置き場

10年前、徳島生物多様性協議会が県下ツバメ生息調査を実施したところ、

徳島市や鳴門市などの県東部ではコシアカツバメの巣を

ほとんど確認できなかったそうです。

一方で県西部には少数ながら巣を確認し、

特に好条件の場所では集団営巣地となって、

今期は24巣の営巣を確認できました。

▲コシアカツバメの巣

役場職員は県内でのコシアカツバメの営巣が少なく、

希少種になっているのであれば、今後さらに注意深く見守っていくとの事です。


道の駅 温泉の里神山

「道の駅 温泉の里神山」は徳島県名西郡神山町にある道の駅です。

▲道の駅 温泉の里神山

10年前よりツバメの巣が10~20個以上見られていました。

道の駅を訪れる人たちは、ツバメの子育を楽しんでいるようです。

▲ツバメの巣

道の駅の職員の方々も人々に癒しを与えているツバメを

大事に見守りたいとのことで、糞の清掃を毎朝行なっています。

JA東とくしま よってネ市  

「JA東とくしま よってネ市」は徳島県勝浦郡勝浦町にある直売所です。

▲JA東とくしま よってネ市

▲軒下に作られたツバメの巣

建物の軒先に今年はツバメの巣が23個あります。

毎年、4月初旬から8月まで子育てをしています。

最近、民家の繁殖が難しいのか、この施設に好んで巣を作り、

来店のお客さまも楽しんで見ているようです。

糞は始業前に毎朝清掃し、今年も無事に巣立つよう見守っています。

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スタッフさんが毎朝、ツバメの糞を清掃されることで、

地元が一体となってツバメの子育てを見守ることが楽しめているのだと思います!

コシアカツバメの営巣も役場職員の皆さんに見守っていただきたいです。

皆さんのおかげでツバメの子どもたちがたくさん巣立ってくれますように!

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【感謝状の贈呈】

6月26日 つるぎ町教育委員会

6月28日 道の駅温泉の里神山

6月29日 JA東とくしまよってネ市

にツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。

当日は、日本野鳥の会徳島県支部 三宅支部長より感謝状が手渡されました。

▲つるぎ町教育委員会への贈呈

▲道の駅温泉の里神山への贈呈

▲JA東とくしまよってネ市への贈呈


2023/07/14

ツバメを見守る輪_Vol.54_スーパーマーケットマルイ車尾店、三朝町立三朝中学校、小谷パン店

NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部から、

ツバメの巣を見守る施設の紹介がありました。

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スーパーマーケットマルイ車尾店

スーパーマーケットマルイ車尾店は、鳥取県米子市にあるスーパーマーケットです。

▲スーパーマーケットマルイ 車尾店

国道沿いにあり、駐車場も広く、24時間営業のため絶えず人が出入りすることから、

天敵のカラスも近寄れないようです。

また、外装にはレンガが使われており、ツバメの巣作りには最適なのか、

毎年5箇所以上営巣し、2回目、3回目の繁殖も観察されています。

▲巣から身を乗り出すツバメ


店長のお話によると、「出入り口の真上への営巣は遠慮してもらうしかないが、

その他の場所での営巣は、床に段ボール箱の糞受けを置き、子育てを見守っている。

お客様からの苦情はないが、ツバメが店内に入ってしまった時は本当に困る。」とのこと。

先日、スーパーの利用者から鳥取県支部に

「店内に入ったツバメが外に出られなくて困っている。」と電話があり、

駆けつけると、電話をかけてこられたお客さんが見守る中、

店長が自動ドアと窓を開け、のぼりで外に誘導して見事解決。

皆で喜びあいました。店長の手慣れた作業に驚いていると、

「この時期にはよくあるんですよ。」と、

店長は冷静なツバメの見守りの達人でした。この店は繁盛するであろう。


三朝町立三朝中学校

三朝町立三朝中学校は、鳥取県東伯郡にある中学校です。

▲三朝町立三朝中学校


三朝中学校では、校舎の玄関先と隣接する体育館の周囲に

たくさんのツバメとコシアカツバメの巣があります。

▲学校のひさしに作られたツバメの巣

校長先生の話では以前からたくさんの巣があって、

前校長は学校便りで紹介したりして、温かく見守っていました。

現在の校長先生も率先してフンの掃除をしておられるようです。

地域の方もお手伝いされるとか。

校長先生からは、今後も、校長の引継ぎ事項に明記して見守っていくと

心強いお言葉をいただきました。

ただし、10年後に近くの小学校と統合して新しい校舎ができる計画だということで、

それまでは温かく見守りますとのことでした。


●有限会社 小谷パン店

小谷パン店は、鳥取県東伯郡にある町の小さなパン屋さんです。

▲お店の入口に作られたツバメの巣
店内にも巣があるとのこと

事務所の外に2つと内に7つのツバメの巣があります。

今年はそのうちの4つで営巣中です。

学校給食用のパンがメインなので、事務所での販売は食パンを週2回、

菓子パンを週1回並べて販売しています。

小谷さんの話によると、「ここに嫁に来て50年ですが、

気が付いた時にはツバメの巣はありました。

巣があることが当たり前なので、見守り続けています。

お客さんからも、今年も来ましたねと声をかけられたり、

わざわざツバメを見に来るお客さんもあるんですよ。」とのこと。

これからも温かく見守り続けますとお話されました。


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スーパーやパン屋さんなど、食べ物を扱うお店では

ツバメの巣を落としてしまう場所もあります。

そんな中、ツバメがいるのが当たり前だから、と言っていただけると

大変うれしいです!

これからも、温かく見守っていただければと思います。

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【感謝状の贈呈】

6月30日(金)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。

当日は、NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部 吉田支部長より

感謝状が手渡されました。

▲三朝町立三朝中学校での贈呈のようす
左:校長先生 中央:日本野鳥の会会員山内さん
右:鳥取県支部吉田支部長

2023/07/13

ツバメを見守る輪_Vol.53_株式会社 うきうき森田農場

日本野鳥の会熊本県支部から、

ツバメの巣を見守る施設の紹介がありました。

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株式会社うきうき森田農場」は、

熊本県宇城市で昭和50年代初めから無農薬有機農業を営まれている会社です。

現在は5haの土地でお米や野菜を栽培されていますが、

作物の保管に使っている2階建て納屋の1階で、50年以上に渡ってツバメが営巣しています。

▲ツバメが毎年営巣している納屋

例年、ツバメは3月中旬にやってくるそうですが、

今年は今までで一番早い36日に初確認したとのこと。

納屋の1階天井には数多くのツバメの巣があり、その数なんと約30個!

今年の3月下旬の時点では、7個の巣でヒナが確認できたそうです。

▲納屋の天井につくられたツバメの巣

保管している野菜にフンがつかないようにカバーをかけたり、

ツバメたちが自由に行き来できるよう営巣期間中は納屋入口のドアを開放し、

飛行コース上に車を停めないようにしたりと、

代表の森田さんご夫妻がきめ細かな気遣いをされています。 

広い面積の無農薬農場があることで、

ツバメたちのエサとなる虫がたくさん生息しているのかもしれません。

「ツバメがたくさん虫をとって、

無農薬の農業を助けてくれているのではないか」と、森田さん。

お話を伺った熊本県支部の方は、森田さんのその言葉に感動したということです。

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50年以上に渡ってツバメたちと一緒に農業を営んでこられた森田さんのお気遣いで、

ツバメたちは毎年安心して子育てができているんだと感じました。

天井のあちこちにかけられたツバメの巣が、

森田さんとツバメたちの信頼関係を物語っているようです。

この関係が将来もずっと続いていくと良いですね。


スタッフSA(新人研修)

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【感謝状の贈呈】

6月26日(月)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。

当日は、日本野鳥の会熊本県支部 田中支部長より

森田ご夫妻へ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす

感謝状を受けてのコメント

「有機農業をやっているので、季節感を大事にしているが、

毎年ツバメがやって来ると”今年もしっかりやろう”という気持ちになる。

フンの掃除など大変なところもあるが、ツバメ達と一緒に暮らしていると、

みんなが幸せになるような気がする。自分たちにとっては、家族の一員です。」

2023/07/10

ツバメを見守る輪_Vol.52_塘路郵便局

日本野鳥の会釧路支部から、

ツバメの巣を見守る施設の紹介がありました。

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塘路(とうろ)郵便局」は、北海道川上郡標茶町にある郵便局です。

▲塘路郵便局

北海道釧路地方で営巣するツバメは多くはありませんが、

塘路郵便局では20年ほど前からツバメが営巣しているそうです。

毎年4月末~5月上旬に郵便局舎の裏口で、12個の巣で子育てが行なわれているとのこと。

▲ツバメが毎年営巣する郵便局の裏口

郵便局舎の建替えによって壁の塗装が新しくなり、

ツバメの巣が落ちやすくなってしまったそうですが、

局員の皆さんがアイデアを出し合い、

木材を壁に貼付けて巣が落ちないようにしています。

▲木材を貼付けてツバメの営巣を手助け

ツバメたちは毎年、局員の方々や地域の皆さんに

温かく見守られて巣立っていきます。

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新しい塗装で滑りやすくなり、

ツバメが巣をかけにくくなった壁に一工夫することで、

ツバメがまた営巣できるようにしているんですね。

毎春ツバメの帰りを心待ちにしている局員や

地域の皆さんの優しさを感じることができました。

道東地方の数少ないツバメの営巣場所が、

温かく見守られていることを嬉しく感じます。


スタッフSA(新人研修)

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【感謝状の贈呈】

6月28日(水)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。

当日は、日本野鳥の会釧路支部 黒沢支部長より

塘路郵便局の高橋局長へ感謝状とツバメのための巣箱「スワローボックス」が

手渡されました。

▲贈呈のようす
右:釧路支部黒沢支部長 左:塘路郵便局高橋局長


4/27「親子でバードウォッチング」にご参加の皆様へ

 4/27 森のいきもの観察DAY「親子でバードウォッチング」にご参加の皆様へ 当イベントは、 予定通り4/27に開催いたします 。 イベント当日は長袖長ズボン、履き慣れた靴など、歩きやすい服装でお越しください。 また、念のため、雨具もお持ちの上ご参加ください。 ご参加いただける...