2023/08/10

ニコンモナーク探鳥会「ツバメのねぐら入り観察会」を開催しました

 202385日(土)に、ニコンモナーク探鳥会『ツバメのねぐら入り観察会』を開催しました。

このイベントは、おもにこれからバードウォッチングを始めようとする方を対象に、野鳥を見る楽しさを知っていただこうというものです。参加者の方にはニコンの双眼鏡「モナークM7をお貸ししており、双眼鏡をお持ちでない方にも気軽に参加いただけるイベントです。

今回は、多摩川下流域のヨシ原にねぐら入りするツバメを観察しました。

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日没時刻の30分くらい前、多摩川六郷橋近くの観察場所に到着。

はじめに双眼鏡の使い方を確認しました。初めて双眼鏡を使うという方もおられましたので、目幅の合わせ方やピントの合わせ方などを、手順を追ってご紹介しました。

双眼鏡の説明を終えたころ「ツバメがたくさん飛んでます!」と声が上がりました。空を見上げると、数十羽程度のツバメの群れが空を飛び交う様子が見られました。


スタッフが「その方向の空を双眼鏡で見てみてください」と促すと、「うわ!すごくたくさんいる!」と驚きの声が上がりました。肉眼では、比較的近いところを飛んでいる数十羽程度のツバメしか見えませんが、双眼鏡を使うと、その奥、そのまた奥の空にも、無数のツバメが飛んでいることがわかるのです。

日没時刻が過ぎると、徐々にツバメたちはヨシにとまって休み始めます。

ヨシ原と観察場所との距離は300400mほど。双眼鏡の倍率では見えにくいので、ここからは望遠鏡の出番です。今回は、ニコン モナーク フィールドスコープ82ED-S など、レンズの口径が大きく、より明るく見える望遠鏡を使用しました。

望遠鏡でヨシ原を見ると、双眼鏡では見えなかった、たくさんのツバメがいることがわかります。ゆらゆら揺れるヨシにとまって休む様子や、時折飛び立ってはまたヨシ原に戻ってくる様子などをじっくり見ることができました。

その日は、1000羽を超えるツバメが集まっていたとみられました。

参加者の方々からは、「この近くに住んでいるのに、ここにこんなにたくさんのツバメが集まることを知りませんでした」「ツバメがこんな行動をとるとは驚きです」などの感想をいただきました。ツバメと彼らが利用するヨシ原という環境に興味を持っていただけたのではないかとうれしく思いました。


*このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催しました。

 


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