2023/06/29

ツバメを見守る輪_Vol.50_高萩市民体育館(高萩市教育委員会 生涯学習課 スポーツ推進グループ)

日本野鳥の会茨城県から、

ツバメの巣を見守る施設の紹介がありました。

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高萩市民体育館は、茨城県高萩市にある体育館です。

高萩市教育委員会 生涯学習課 スポーツ推進グループによって管理されている

この体育館では、コシアカツバメが毎年営巣しています。

▲高萩市民体育館

▲軒下に作られたコシアカツバメの巣


巣は、体育館外側のコンクリート構造物の中に作られており、

繁殖期間中に体育館内の空気の入れ替えをするため数か所の扉を開けておくと、

餌をもってコシアカツバメが室内に飛び込み出られなくなることがあります。

そのため、扉にすだれ吊るし、

コシアカツバメが入らないようにしているとの掲示も行い、

コシアカツバメの子育てを見守っています。

▲コシアカツバメが入らないよう
すだれを設置

▲玄関には看板が


この場所は人の出入りがあり、スズメやカラスが入りにくいため、

コシアカツバメの営巣地になっており、

巣は約10個、子育ては3つのペアが行っています。

フンの落ちる場所もありますが体育館利用者に理解していただき、

巣の撤去は行わないようにしているとのことでした。

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すだれや看板など、コシアカツバメのためにさまざまな工夫を

してくださっているのですね。

今後も利用者のみなさまと、ツバメたちを見守っていただければと思います!


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【感謝状の贈呈】

8月3日(木)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。


当日は、日本野鳥の会茨城県 矢吹支部長より、

高萩市教育委員会生涯学習課 スポーツ振興グループ係長の吉岡さんと、

体育館管理人の鈴木さんへ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす
写真上部にはコシアカツバメの巣が見える


2023/06/28

【イベントのご案内】オンライン講座「ツバメのお話とうちわ作り」

オンライン講座「ツバメのお話とうちわ作り」

【8/26(土)14時~15時30分】

★要申込・有料


ツバメのお話と工作がセットになったオンライン講座を開催します。

前半は、ツバメの生態や置かれている状況について学び、

後半は、ツバメをモチーフとしたうちわを作ります。

子どもから大人まで楽しんでいただける内容です。


▲完成イメージ デザイン:佐原苑子


▼実施概要

【日時】2023年8月26日(土)14時~15時30分 

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」を使用

【参加費】1組1,200円 

 ※工作キットが1つ付きます。

 ※工作キットの追加は、1つに付き500円となります

【定員】先着90組

【申込方法】8/16(水)までに、以下のURLから購入手続きをしてください。

https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd4892


★見逃し配信について

 イベント開催後に、申込者限定で1週間程度、録画の配信をします。

 当日ご参加ができなかった場合も各自でお作りいただくことができます。

 視聴方法につきましては、お申込者の方へメールでお知らせします。

    

【工作について】

・イラストレーターの佐原苑子さんがデザインした、ツバメモチーフの

 うちわを作ります。

・材料は事前に郵送いたします。

・参加にあたって、次の物は各自でご用意ください。

<マーカー、または色鉛筆>


【視聴方法】8/22(火)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【備考】

・工作の材料は、8/17(木)に発送の予定です。

・ご参加にはインターネットにつながるパソコン(推奨)およびスピーカ・イヤホン、

 またはスマートフォンが必要です。

・資料や工作の手順を見やすくするため、

 パソコンなど画面の大きい機材をおすすめします。


【主催】(公財)日本野鳥の会


【お問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

担当:井上、江面

E-mail: event@wbsj.org

2023/06/26

ツバメを見守る輪_Vol.49_道の駅清流の里ひじかわ、㈱ホンマルブロードキャスティング、大洲市役所肱川支所

 日本野鳥の会愛媛から、

ツバメの巣を見守る施設の紹介が3つ届きました。

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道の駅 清流の里ひじかわ

道の駅 清流の里ひじかわは、愛媛県大洲市にある道の駅です。

物産品販売所やトイレのまわりに、ツバメが多く営巣しています。

訪れるお客さんに迷惑がかからないよう、案内などもされています。

▲子育てを行うツバメ

▲巣立ち間近のヒナたち

株式会社ホンマルブロードキャスティング

株式会社ホンマルブロードキャスティングは、愛媛県松山市に位置するラジオ局です。

店舗の来客者に迷惑のかかると思われる場所に巣作りを始めてしまったと、

日本野鳥の会愛媛に問い合わせがありました。

巣を作ってほしくない、出入り口の真上をビニールでふさぎ、

営巣可能な場所にツバメたちを誘導しました。

▲出入口は巣を作らないよう対策

▲出入口ではない場所に巣を作ってくれました

▲巣の周りを飛ぶツバメたち

大洲市役所肱川支所

大洲市役所肱川支所は、愛媛県大洲市にある市役所です。

庁舎には多くのコシアカツバメとツバメの巣があります。

残念ながら、この庁舎は豪雨被害もあって、今年度取り壊されてしまいますが、

今建設中の隣の新庁舎にも巣作りをしてくれると思っているとのことでした。

▲庁舎のツバメ

▲巣から顔を出すコシアカツバメのヒナ

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株式会社ホンマルブロードキャスティングの事例では、

巣を作ってほしくない場所はふさいでしまう、

と一見したところ見守りではないような行いですが、

他の場所に誘導して見守るという選択肢もあるのですね。

人とツバメ、共存のために折り合いをつけていくのも、

大切な見守りのひとつです!


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【感謝状の贈呈】

ツバメの見守りに対して、愛媛県立上浮穴高等学校

道の駅清流の里ひじかわ、大洲市役所肱川支所

ホンマルブロードキャスティング株式会社、久万高原町立美川中学校 

の5団体へ、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。


愛媛県立上浮穴高等学校、道の駅清流の里ひじかわ、

大洲市役所肱川支所の3団体に対して

日本野鳥の会愛媛 松田代表より、感謝状が手渡されました。


また、ホンマルブロードキャスティング株式会社、

久万高原町立美川中学校には郵送での贈呈となりました。


▲道の駅清流の里ひじかわでの贈呈のようす

感謝状を受けて、道の駅清流の里ひじかわよりコメント

「特別なことは行っているつもりはなく、お客さんにご迷惑がかかり

そうな場所は、糸を張ったりして別のところに作ってと思っているが、

作られてしまうと、フン受けを作っている。入口から入ってくると

出すのが大変なので、入口にすだれのようなものを垂らしている。」


▲大洲市役所肱川支所での贈呈のようす

感謝状を受けて、大洲市役所肱川支所よりコメント

「建物は立替えが決まっていて、新庁舎はできているが、繁殖期が

終わってから、旧庁舎を取り壊す予定でいる。平成30年7月豪雨後も

巣作りしてくれており元気をもらってきたので、新庁舎でも巣作り

して欲しいと思っている。」

ツバメを見守る輪_Vol.48_久万高原町立美川中学校、愛媛県立上浮穴高等学校

日本野鳥の会愛媛から、

ツバメの巣を見守る学校の紹介が2つ届きました。

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久万高原町立美川中学校

「久万高原町立美川中学校」は愛媛県上浮穴郡久万高原町にある中学校です。

愛鳥モデル校であり、2022年度に日本野鳥の会愛媛から

野鳥観察に講師を派遣した際に、校舎に多くのコシアカツバメの巣がありました。

校長先生ともお話しした際も、温かく見守っているとのお話でした。

▲久万高原町立美川中学校

▲軒下に並ぶコシアカツバメの巣

愛媛県立上浮穴高等学校

「愛媛県立上浮穴高等学校」は愛媛県上浮穴郡にある高等学校です。

▲愛媛県立上浮穴高等学校

きっかけは、久万高原町立面河山岳博物館の学芸員に、

校舎にツバメ・コシアカツバメ・イワツバメが繁殖していると教えてもらったことでした。

訪れてみると、子育ての時期は過ぎていたが、たくさんの巣がありました。

その後、博物館と協働で、町民に向けたツバメの観察会を実施しました。

担当していただく十川教諭によれば、昨年の実績としては、

ツバメ:1、コシアカツバメ:約30、イワツバメ:3

が営巣したのではないかとのこと。


▲巣から顔を出すコシアカツバメ


▲町民に向けたツバメ観察会のようす

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愛媛県など西日本には、コシアカツバメというツバメの仲間が多く見られます。

今回ご紹介した2つの学校でも、コシアカツバメが多いようです。

上浮穴高等学校では、ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメの3種が

巣を作っているとのことでした。これは、実はかなりめずらしいです!


みなさんも、お家の周りにいるツバメがどんなツバメなのか、

ぜひ観察してみてください!


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【感謝状の贈呈】

ツバメの見守りに対して、愛媛県立上浮穴高等学校

道の駅清流の里ひじかわ、大洲市役所肱川支所

ホンマルブロードキャスティング株式会社、久万高原町立美川中学校 

の5団体へ、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。


愛媛県立上浮穴高等学校、道の駅清流の里ひじかわ、

大洲市役所肱川支所の3団体に対して

日本野鳥の会愛媛 松田代表より、感謝状が手渡されました。


また、ホンマルブロードキャスティング株式会社、

久万高原町立美川中学校には郵送での贈呈となりました。

▲上浮穴高等学校での贈呈のようす


第5回 野鳥を守るを仕事にする オンライン職場訪問

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野鳥を守るを仕事にする オンライン職場訪問

<第5回> 「調べる力を武器に野鳥を守る 野鳥調査の仕事」

7/21(金)19時~21時 

★要申込・参加無料

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「野鳥が好き。自然が好き。だから自然を守る仕事に就きたい。」

そんな思いを持っているみなさんに、普段なかなか知る機会がない、

日本野鳥の会のお仕事についてお話しを聞いていただく

連続ライブセミナーの第5回目です。

 

民間の自然保護NGOの活動と組織を支えるために、スタッフは

日々何を考え、どんな仕事に取り組んでいるのでしょうか? 

毎回実際に日本野鳥の会で働く若手職員を招いて、

仕事の内容ややりがい、苦労話などを根掘り葉掘り聞いていきます。


今回は、(公財)日本野鳥の会自然保護室で野鳥の調査活動を

担当している奴賀俊光さんをお迎えしてお話を聞きます。

皆様のご参加をお待ちしております。


◆公益財団法人 日本野鳥の会とは?

野鳥の保護と調査研究、自然環境の保護を目的として1934年に創立された

会員制の公益財団法人。バードウォッチングの会(探鳥会)を開いて

自然の尊さを啓蒙し、サンクチュアリや野鳥保護区を制定している。

約100人の有給スタッフを抱える。

https://www.wbsj.org/



▼実施概要

【日時】2023年7月21日(金)19時~21時

【内容】

スピーカー:奴賀俊光さん

(公益財団法人 日本野鳥の会 自然保護室 自然保護グループ)

モデレーター:曽我 千文さん(公益財団法人 日本野鳥の会 監事)


奴賀さんは、子どものころから野鳥に興味を抱くようになりましたが、

近くに教えてくれる人がいなかったため一人で自宅のまわりの野鳥を観察していました。

成長して鳥類学を学びたくて大学の生物学科に入学しましたが、

あいにく鳥の先生に巡り合うことができなかったため

結局独学で鳥をテーマにした論文を書いて修士課程を修了しました。

修了後は、鳥類調査の仕事を求めて、コンサル会社やNPOを転職して、

2017年に横浜自然観察の森のレンジャーとして日本野鳥の会に入社し、

現在は自然保護室で全国の会員と野鳥を調べる活動を担当されています。

鳥類学を勉強中で、将来調査の仕事に携わりたい方、

これから大学で鳥類学を学びたい方などたくさんの方の参加をお待ちしています。


【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」を使用

【対象】自然保護に関する団体等への就職に興味・関心のある方。

    高校生や保護者の方なども歓迎。

【参加費】無料

【定員】90名(先着順)

【備考】

・イベントのなかには、小グループに分かれての

質疑応答のセッションも含まれています。

当会の仕事に関するご質問に、職員がお答えいたします。

・質疑応答の時間は、ビデオをオンにしての参加にご協力をお願いいたします。

・Zoom参加時の参加者名は「名(ファーストネーム)のカタカナ表記」をご入力ください。


【申込方法】以下のオンラインフォームからお申込みください。

https://pro.form-mailer.jp/fms/34961dc2289633


先着順受付。前日までに、メールで参加に必要な情報をお送りします。

ご確認ください。


【主催】公益財団法人日本野鳥の会

【問合せ】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル

メール event@wbsj.org  

2023/06/17

6/18「はじめよう!バードウォッチング in 鶴見緑地」にご参加の皆様へ

明日のイベントは予定通り開催いたします。

ご参加をお待ちしております。


※当イベントの参加申し込み(事前受付)は締め切りました。

当日のご案内は、当選された方にのみ、メールでお送りしております。


日本野鳥の会 普及室

2023/06/16

5/27 ニコンモナーク探鳥会(葛西臨海公園)を開催しました!

2023年5月27日に、ニコンモナーク探鳥会(葛西臨海公園)を開催しました。


このイベントは、おもにこれからバードウォッチングを始めようとする方を対象に、

野鳥を見る楽しさを知っていただこうというものです。


参加者の方にはニコンの双眼鏡「モナークM7」をお貸ししており、

双眼鏡をお持ちでない方にも気軽に参加いただけるイベントです。


今回は、葛西臨海公園で開催しました。

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葛西臨海公園は、干潟のほか、自然環境を復元した鳥類園があり、

季節ごとにさまざまな野鳥を楽しむことができます。


▲まずは、双眼鏡の使い方から!

当日は、21名の方が参加されました。

参加者の方の中には、双眼鏡を初めて使う方も多くいらっしゃったので、

はじめに、スタッフが双眼鏡の使い方を説明しました。


今回の探鳥会では、鳥類園を中心に歩き、

オオヨシキリやカルガモなどの野鳥を観察しました。


オオヨシキリは夏になると日本に渡ってくる鳥で、ヨシ原を好みます。

鳴き声はとても大きく目立つのですが、

姿はヨシ原に隠れてあまり見ることができなかったのが少し残念でした・・・😔

カルガモはヒナを連れている様子を観察することができました。

参加者のみなさんからは「かわいい!」と歓声があがっていました!


他にも、ムクドリやヒヨドリ、シジュウカラなどの身近な鳥たちも見ることができました。


観察会の最後には、今回見られた鳥の解説と、

貸出をした双眼鏡についてのご紹介を行いました。


▲野鳥の紙芝居で見られた野鳥を解説

参加者の方からは、

「日々見かけている鳥も双眼鏡でみると顔まではっきり見えたり、

その場で鳴き声や姿で鳥の名前を教えてもらえたりして、とても楽しかったです。」

「色々な双眼鏡でも見比べてみたいです。」などの感想をいただきました。


見慣れた鳥も双眼鏡でのぞくと、また違った発見があります。

ぜひ今後もバードウォッチングを楽しんでいただければ嬉しいです!


◆このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催いたしました。

2023/06/15

4/25 視覚障がい者向け探鳥会を行いました!

 4/25に視覚障がい者の方を対象に明治神宮で探鳥会を行いました。

当日は、全盲や弱視の方5名とその介助者5名が参加されました。


はじめに、点字のさわる図鑑(※)や、鳥の模型をお渡しして、

明治神宮にはどのような鳥がいるのか、

そもそもの鳥の大きさやイメージをお伝えしました。

▲さわる図鑑をご紹介しました

※さわる図鑑・・・点字や凹凸で鳥を解説した、視覚障がい者向けの野鳥図鑑。

明治神宮と言えば、参拝のイメージが強いですが、

今回は、表の参道は通らず、人通りの少ない道を歩きました。


裏道は、静かで人通りが少なく、

シジュウカラやヤマガラ、メジロなどが盛んにさえずっていました。

今回行ったのは、鳴き声だけで鳥を感じてもらうバードリスニング。

春から夏にかけては、鳥がよくさえずるので、

鳴き声だけでも十分楽しむことができます。


参加者の皆さんは、都会の真ん中にある明治神宮にも

たくさんの鳥がいることに、はじめは驚かれていましたが、

後半にはさえずりの聞き分けができるようになっていました。


▲介助者の方と手を取りながら
 バードリスニング


歩きながらのおしゃべりにも花が咲きました🌸

参加された視覚障がい者の方は、今まで自然観察を行う機会があまりなかったと、

とても楽しまれている様子でした。


今後もよりたくさんの方に、野鳥の魅力を伝えられるよう取り組んでいきます。

2023/06/08

ツバメを見守る輪_Vol.47_道の駅厳木「風のふるさと館」

 日本野鳥の会佐賀県支部より、

ツバメの巣を見守る道の駅の紹介がありました。


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道の駅厳木」は 佐賀県唐津市厳木町にある道の駅です。

▲道の駅厳木

佐賀県支部では、佐賀北部方面で探鳥会の有った時に利用しています。

その折り沢山掛けられたツバメの古巣を目にします。

巣の下には糞除けが付けてありツバメを大事にされていることが伺えました。

▲フン受けのために下げられた傘

▲箱や板で作成されたフン受け

お店の方よりコメントをいただきました。 

「毎年、店舗の軒先にツバメが帰って来ます。今年も巣を作り子育てしています。                         

 私どもは店舗ですので、お客様に迷惑をかけない様、

 巣の下に傘を下げたり・棚を付けたり工夫をしています。                            

 店のスタッフは勿論、訪れるお客様も、

 ツバメの雛が無事に巣立つ日を楽しみに見守っています。                                  

 翌年、ここで巣立ったツバメの親子が帰って来た時の喜びは、ひとしおです。」

  

今年も7巣へ、せっせと親ツバメが餌を運んでいました。    

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お店のスタッフの皆さんは、

道の駅を利用するお客様も、ツバメもどちらも大切にされているのですね✨

今後も、訪れるお客様と一緒に見守りを続けていただきたいと思います!


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【感謝状の贈呈】

6月14日(水)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。

当日は、日本野鳥の会佐賀県支部 宮原支部長より

道の駅厳木「風のふるさと館」店長の鍵山さんへ

感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす

感謝状を受けて鍵山店長よりコメント

「小さな体で遠い国から、わざわざ海を渡って来てくれるツバメ達と共存していきたい。

当たり前のことをしているだけなのに、感謝状を頂き光栄です。」

2023/06/02

ツバメを見守る輪_Vol.46_ビストロ金沢とどろき亭

日本野鳥の会石川より、

ツバメの巣を見守るレストランの紹介がありました。


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ビストロ金沢とどろき亭」は 石川県金沢市にあるレストランです。

▲ビストロ金沢とどろき亭

お店がツバメを見守っていることは知り合いから教えてもらいました。
お店入り口のひさし内部にツバメは営巣しています。
ツバメは7~8年前から営巣し始めたとのこと。
毎年1つがいが営巣しているようです。

▲ひさし内部のツバメの巣
自作のフン受けが設置されています

▲ひさし内部のツバメの巣
小さいヒナの顔が見えています

つっかえ棒と段ボールでフン受けを自作し、フンが下に落ちないようにしています。
店長はツバメを“益鳥”や“平和の鳥”と考えており、
営巣を見守ることは「当たり前」と思っているとのこと。
また、ツバメの存在は「心の支えにもなっている」と話していました。

お客さんが並んで入店する際に、ツバメが店内に時折侵入することがあり、
そのような時はツバメが出て行くまで玄関を開けて見守るとのこと。
ツバメの営巣に気づいたお客さんもみんな好意的とのことでした。

「今後も見守っていく予定ですか?」と質問しましたら、
「当然です」と自然体で答えたその穏やかな表情がとても印象的でした。

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”営巣を見守ることは「当たり前」”
とても嬉しいお言葉です。
そう言ってくださる方を増やしていくために、
私たちもツバメの保護活動に取り組んでいきます!

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【感謝状の贈呈】

6月18日(日)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。
当日は、日本野鳥の会石川 白川代表より
ビストロ金沢とどろき亭 店長の道上さんへ
感謝状が手渡されました。
▲感謝状贈呈のようす
左:道上店長 中央:日本野鳥の会石川 白川代表

▲ツバメの巣を見上げる道上店長(左)と白川代表(右)


感謝状を受けて道上店長よりコメント
「取り上げていただいてうれしい。これからもずっと見守っていきたい。」

ツバメを見守る輪_Vol.45_白山観光物産センター(道の駅瀬女)

日本野鳥の会石川より、

ツバメの巣を見守る道の駅の紹介がありました。


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白山観光物産センター(道の駅瀬女)」は 石川県白山市にある道の駅です。

▲白山観光物産センター(道の駅瀬女)

探鳥会の帰りに立ち寄った際、ツバメの営巣に気づきました。
少なくとも10年以上前から営巣しているそうです。

▲ツバメの巣

今年は例年より遅く4月上旬から巣作り開始。
ツバメのイラストが描かれたフン受けや、フン注意のポスター設置、
野菜販売コーナーにフン除けのパラソルを設置、
営巣場所の風除室の正面扉を営業終了後も開放し
ツバメの出入りに配慮するなど温かく見守っています。

▲ツバメのフン受け


▲注意喚起のポスター

▲フン除けのためのパラソル


ツバメがガラスに衝突、落下した際には
職員が家に持ち帰り温めて、ある程度回復した段階で
いしかわ動物園に保護してもらうなどしたこともあるそうです。

お客様の反応も好意的で、
ツバメの声がするとカメラを向けるなどの交流が見られました。

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立ち寄った道の駅にツバメがいるだけで、とても癒されそうです・・・😍
フン対策も色々してくださっており、
大切に見守られているようすが伝わってきます。

今後も、見守りを続けていただければと思います!

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【感謝状の贈呈】

ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より郵送にて感謝状を贈呈しました。

受け取った白山観光物産センター(道の駅瀬女)荒谷さんからは、

「素敵な感謝状をありがとうございます。

これからも安心して子育てができる場所でありたいなと思います。」

とコメントをいただきました。


道の駅瀬女のHPでも報告が掲載されています!

日本野鳥の会様より感謝状が贈呈されました!/PLAYはくさん



2023/06/01

今月の鳥「クロツグミ」

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

ワイルドバード・カレンダー、6月の鳥は「クロツグミ」です。




撮影:岩本多生 / 撮影地:神奈川県

 

バードウォッチング初心者(1年とちょっと)の私にとって、出会いたい憧れの野鳥ベスト3に入るのが、この野鳥、クロツグミ。

クロツグミの大きさはツグミより少し小さく、体長21.5cmです。

ツグミは冬鳥ですが、クロツグミは夏鳥。春から夏にかけて南方から日本へ渡来し、山地で繁殖・子育て後、秋にまた南へ帰ってゆきます。

オスは少し灰色味のある黒色、胸からお腹にかけては白く、脇に黒い小さな斑点があります。くちばし、脚とアイリングは黄色。シックで大人っぽいコーディネートですね。

メスは体の上面が褐色で、くちばし、脚、アイリングもオスほど黄色が強くなく、コントラストが控えめで優しい色合いです。

そして、クロツグミの魅力は何といってもその美声かと思います。

ほがらかな、明るく澄んだ声の囀り。少し低めの音程、バリエーションも多彩です。実はクロツグミの声が一番好き…という方も、少なくないのでは? 私も、音源を聴いてはうっとり癒されています。


そんな憧れの野鳥クロツグミ。

先日のゴールデンウィークに、高尾山の早朝ハイキングを楽しんでいた際、「これは!!!クロツグミ!!間違いない!!」という声を聴き、翌週にいそいそとボイスレコーダーを持参し同じ場所で録音を試みました。

とっても良い感じに録音でき、意気揚々と「クロツグミですよね!」と上司(WILD S)に披露したところ、判定は、「クロツグミ…ではなく、アカハラかな」。そ、そうなのか。

クロツグミではなかったことはちょっと残念でしたが、アカハラの声の美しさ、素晴らしさを堪能できた素敵な体験でした。

これからも、クロツグミに出会える日を心待ちにしつつ、いろいろな野鳥の囀りに耳を傾けようと思います。

 

尚、今回初挑戦したボイスレコーダーでの録音は、使うまでは敷居が高く感じていましたが、実際はボタンを押すだけ。当会でおすすめの、TASCAM(タスカム) DR-05Xを使用しました。皆さんも、野鳥の録音、チャレンジしてみませんか?

https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd4788

風の音や雑音が入らないように、ウィンドスクリーンをセットで使用すると、完璧!

https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd4514

 

 

スタッフST

4/27「親子でバードウォッチング」にご参加の皆様へ

 4/27 森のいきもの観察DAY「親子でバードウォッチング」にご参加の皆様へ 当イベントは、 予定通り4/27に開催いたします 。 イベント当日は長袖長ズボン、履き慣れた靴など、歩きやすい服装でお越しください。 また、念のため、雨具もお持ちの上ご参加ください。 ご参加いただける...