2023/05/30

ツバメを見守る輪_Vol.44_吉野診療所

日本野鳥の会大分県支部より、

ツバメの巣を見守る診療所の紹介がありました。


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「吉野診療所」は大分県大分市にある、診療所です。

吉野診療所では、15年ぐらい前よりツバメの巣を見守っています。

▲ツバメ見守りの看板
当会ヒナキャンペーンのポスターも貼ってくださっています!

診療所のスタッフの方々がカラス対策、掃除と活動されており、

患者さん達も毎年楽しみにしています。


昨年度、取材にうかがった際には、11個の巣が有り、27羽が巣立ちしていました。

また、2個の巣の中には巣立ち前のヒナがいました。

今年は4個の巣が何ものかに襲われ、原因を探っているとのことです。


▲軒下のツバメの巣と、カラス対策のネット


最近ツバメの繁殖場所が激減しているので、

地域の方にどうすれば繁殖可能となるかとしての方法を提供して

学んで欲しいとの考えているそうです。


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ツバメを応援する看板、カラス除けに張られたネット、

巣を補強するテープ・・・

写真からも、とてもツバメを大切にされていることが伝わってきました。

今年もたくさんのヒナが巣立ってくれそうですね!


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【感謝状の贈呈】

7月9日(日)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。


当日は、日本野鳥の会大分県支部 谷上支部長より、

吉野診療所 中野さんへ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす

感謝状を受けて中野さんよりコメント

「ツバメのために非常に良かった。

私が表彰を受けることで、地域の人にツバメの保護活動が広がって欲しい。」


2023/05/22

ツバメを見守る輪_Vol.43_釣りエサ市場

日本野鳥の会三重より、

ツバメの巣を見守る会社の紹介がありました。


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株式会社 釣りエサ市場」は三重県度会郡にある

釣りエサ・釣り道具などを販売する専門店です。

代表取締役の渡邊さんは、三重県内水面漁業協同組合連合会副会長理事/

大内山川漁業協同組合代表理事組合長を兼任されており、

カワウのことでお話を伺った際、店舗にあるツバメの巣を見せていただきました。

▲釣りエサ市場


ツバメは、2010年創業当時より毎年、店先で巣作りしているそうです。

店の入口付近の天井や作業家屋には、

ツバメの巣が約30個あり、毎年ツバメの飛来を楽しみにされています。


▲梁にならぶツバメの巣

渡邊さんは、

「ツバメは遠い南の国から苦労して飛んでくる。

大切にしなければいけない。今年はなぜかツバメが少ない」と

ツバメの飛来状況を気にしつつ、

「今後もツバメを見守っていきたい」と熱く語ってくださいました。

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ツバメは、フィリピンなどの東南アジアから

子育てを行うために、何千キロも離れた日本へ渡ってきます。

こうした背景を知ると、

頑張っているツバメの子育てをますます応援したくなりますね!

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【感謝状の贈呈】

6月19日(月)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。


当日は、日本野鳥の会三重 吉﨑監事より、

株式会社 釣りエサ市場  代表取締役の渡邊さんへ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす
左:三重 
吉﨑監事 右:渡邊さん

感謝状を受けて渡邊さんよりコメント

「ごく普通にやってきたことが今回認められて光栄です。

これからもいろいろなことを考えて、やっていかないといけないと思います。」

2023/05/17

ツバメを見守る輪_Vol.42_タカラ自動車学校

 日本野鳥の会愛知県支部より、

ツバメの巣を見守る自動車学校の紹介がありました。


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タカラ自動車学校」は愛知県豊川市にある、自動車学校です。

▲タカラ自動車学校

ツバメの巣は、建物と建物の間に3か所、建物の外に2か所の計5か所あり、

このうち複数個所で営巣しています。

何年前からか分からないですが、ずっと昔からツバメは来ている、とのことでした。

▲軒下にツバメの巣があります

▲教室の出入り口でしょうか?
ツバメの巣がならんでいます

社長さんは高校生の時生物部だったとのことで、

野鳥のみならず、野生生物全般に対する理解が深い方で、

取材には自ら対応してくださいました。


【タカラ自動車学校さんより】

ツバメが巣を作る家は繁栄するというジンクスもあり、

タカラ自動車学校としてもそのジンクスを信じ、

繁栄の象徴と考え、大切に見守っています。


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タカラ自動車学校さんのツバメたちのようすは、

ブログ「~本日はタカラ日和~」でも不定期に更新されているようです!

元気に巣立ってほしいです☺


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【感謝状の贈呈】

6月30日(金)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。


贈呈式は、贈呈先のひとつであるローズマリーカフェで行われ、

日本野鳥の会愛知県支部 新實支部長より

感謝状が手渡されました。


▲贈呈式のようす
愛知県では4団体へ贈呈が行われた

▲タカラ自動車学校で記念撮影
(左:タカラ自動車学校 戸田校長 右:愛知県支部 新實支部長)
撮影中もツバメが出入りしている

ツバメを見守る輪_Vol.41_ 間瀬木商店

 日本野鳥の会愛知県支部より、

ツバメの巣を見守る商店の紹介がありました。


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間瀬木商店」は愛知県豊川市にある、お米屋さんです。

▲間瀬木商店

以前、ブログにツバメの営巣のことが記載されていたのをきっかけに

取材にお伺いしました。


ツバメは、10年以上来ているそうで、巣は2か所あり、

どちらかに営巣するそうです。


カラスに4、5回ほど襲われたこともありましたが、

釣り糸を張ってカラス対策をしてからは、無事に巣立っている、とのことでした。


▲お店の入口付近に巣が。
よく見ると、釣り糸が貼られています


【間瀬木商店さんより】

去年は、3月19日、今年は3月11日と毎年ツバメが来た日を記録しています。

今年は温暖化の影響か、例年に比べて来るのが早かった。

毎年、元気で巣立ってほしいと願っています。


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ツバメは天敵から身を守るため、あえて人通りの多い場所に巣を作ります。

ツバメが巣を作ると店が繁盛する、と言いますが

実際はツバメが巣の場所に選んだ時点で、お店が繁盛している証です。

今後も、ツバメたちが元気に巣立ってくれれば良いなと思います!


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【感謝状の贈呈】

6月30日(金)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。


贈呈式は、贈呈先のひとつであるローズマリーカフェで行われ、

日本野鳥の会愛知県支部 新實支部長より

感謝状が手渡されました。

▲贈呈式のようす
愛知県では4団体へ贈呈が行われた

▲間瀬木商店で記念撮影
(左:愛知県支部 新實支部長 右:オーナー間瀬木さん)
写真上部には見守っているツバメの巣がある

2023/05/16

【イベントのご案内】日本野鳥の会オンラインセミナー 「絶滅危惧種 シマフクロウってどんな鳥?」

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日本野鳥の会 オンラインセミナー

「絶滅危惧種 シマフクロウってどんな鳥?」

 5/28(日)10時~  ★要申込

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シマフクロウについてのオンラインセミナーを開催します。


シマフクロウという名の鳥を初めて聞いた、

名前は知っているけど詳しくは知らないという方を対象に、

シマフクロウがどんな鳥なのか、なぜ守るのか、

そして日本野鳥の会がどのような保護活動をしているかなどを

わかりやすく解説いたします。


講師は北海道の野鳥保護区で、実際にシマフクロウの保護活動に携わっている

当会レンジャーの松本潤慶です。

羽を広げると180㎝にもなる世界最大級のフクロウ「シマフクロウ」。

シマフクロウについて、学んでみませんか?


皆様からのご質問にもお答えします。

初めての方もお気軽にご参加ください。

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▼実施概要

【日時】2023年5月28日(日)10時~ 1時間程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信

【講師】松本潤慶(日本野鳥の会 自然保護室)

【配信】Zoom Webinarによるライブ配信(見逃し配信あり)

【参加費】無料

【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

 https://pro.form-mailer.jp/fms/baccf100285966

 ※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、

  接続できない場合があります。

  その場合は、時間をあけて、再度お申込みいただきますようお願いいたします。

 

 ★見逃し配信について

 イベント開催後に、申込者限定で録画の配信をします。

 配信期間は、講座終了後から1週間程度を予定しています。

 視聴方法につきましては、お申込者の方へメールでお知らせします。 


【締切】5/24(水)

 ※当日のライブ配信は500人までご覧いただけます。

  万一、ライブ配信の許容人数を越えた場合は、

  恐れ入りますが、見逃し配信をご覧いただきますようお願いいたします。

  

【視聴方法】5/26(金)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。


【主催】公益財団法人 日本野鳥の会


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★★ 千人の森グッズを買って、シマフクロウ保護を応援しよう!

絶滅の危機に瀕している世界最大級のフクロウ、「シマフクロウ」。

日本野鳥の会は、シマフクロウを守る為、生息状況調査だけではなく

野鳥保護区の設置や植樹、営巣環境の不足を補うために巣箱や

給餌いけすを設置し管理しています。


くわしくはこちら↓

https://www.wbsj.org/activity/conservation/endangered-species/kb_hogo/


「千人の森」グッズは、どなたでも保護に貢献することができる形として

グッズの購入1点につき250円をシマフクロウの保護活動へ

ご寄付としていただくプロジェクトです。

今年度は、保護区内の伐採跡地に地域産の広葉樹を植樹し、その後、

豊かな森になるまでの管理費用として活用させていただく予定です。

未来のシマフクロウが暮らせる森を育てるため、みなさまのあたたかいご支援を

お待ちしております。


「千人の森」グッズ購入はこちらから↓

https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/c/gr450

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【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org

ツバメを見守る輪_Vol.40_ 加山興業株式会社

 日本野鳥の会愛知県支部より、

ツバメの巣を見守る会社の紹介がありました。

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加山興業株式会社」は愛知県豊川市にある会社です。

▲加山興業株式会社

昨年度、ブログにツバメの営巣のことが記載されていたのをきっかけに
取材にお伺いしました。

ツバメは、横の民家にはもともと来ていましたが、
3年ほど前に建物を新築したことをきっかけに、営巣するようになったそうです。

場所は玄関先の壁の内側。従業員が出勤時に通るすぐ目の前ですが、
外を飛ぶカラスからは見えにくいところに巣は作られています。

▲天敵からは見つかりにくい場所

▲玄関の壁に作られたツバメの巣

加山興業さんは、会社として廃棄物課題をはじめとして環境問題に対しても
熱心に取り組んでおり、様々な活動を発信しています。

【加山興業さんの思い】
当社は廃棄物の適正処理・リサイクルに努め、
創業当初より環境課題解決に取組んできました。
2006年よりISO14001に対応、2014年からは自社敷地内における
ミツバチファームを通じた生物多様性保全の取組みを行ってきました。
2020年には「緑あふれるクリーンな日常を世界に」という中長期のビジョンを掲げ、
地球環境を重要なステークホルダーと捉え、
優先課題の1つとして「環境共生」の取組みを推進しています。
今回その一環としての、ツバメの巣の保護活動をご称讃いただいたこと、
さらに貴団体や同様の取組みをされている他企業、
団体様との新しい交流の機会となりましたこと、大変嬉しく思います。
ここから生まれる生物多様性推進の輪が広がっていくことを期待するのと同時に、
弊社自身も同テーマでの取組み強化に邁進していければと思います。

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加山興業さんの環境問題に対する姿勢や熱い思いを
お聞きすることができ、とてもうれしく思います。

このような企業が増えていけば、ツバメだけでなく地球環境全体が
良くなりそうですね!

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【感謝状の贈呈】

6月30日(金)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。


贈呈式は、贈呈先のひとつであるローズマリーカフェで行われ、

日本野鳥の会愛知県支部 新實支部長より

感謝状が手渡されました。


▲贈呈式のようす
愛知県では4団体へ贈呈が行われた

▲加山興業株式会社の前で記念撮影
(左:加山興業株式会社 中嶋さん 右:愛知県支部 新實支部長)
会社の入口の壁にツバメの巣がある

ツバメを見守る輪_Vol.39_ローズマリーカフェ

 日本野鳥の会愛知県支部より、

ツバメの巣を見守るカフェの紹介がありました。

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ローズマリーカフェ」は愛知県豊川市の旧東海道の御油宿近くにある

ご夫婦で経営されているカフェです。


今回、野鳥の会の会員の方から、日頃行くカフェでかなり前から

ツバメが巣を作っていると情報をいただき、感謝状を贈呈することになりました。


ローズマリーカフェ


ローズマリーカフェでは、お店を開店した20年前から

毎年ツバメがやって来て子育てするそうで、昨年も2回営巣しました。


▲お店の玄関のすぐ上にツバメの巣が!


お店のお客様も見守ってくださり、

これからも毎年来てくれる事を願っているそうです。


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ツバメを見守る輪が広がってきており、とても嬉しいです!

今後とも、ツバメたちを見守っていただければと思います。

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【感謝状の贈呈】

6月30日(金)ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。


贈呈式は、贈呈先のひとつであるローズマリーカフェで行われ、

日本野鳥の会愛知県支部 新實支部長より

感謝状が手渡されました。


▲贈呈式のようす
愛知県では4団体へ贈呈が行われた

▲ローズマリーカフェの前で記念撮影
(左:愛知県支部 新實支部長 右:オーナー中嶋さん)

2023/05/02

5月の鳥「ウグイス」

 

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

5月の鳥は、ウグイスです。

 


撮影:市川 太将 / 撮影地:北海道

 

 5月になり、東京の郊外にある私の家の周りでは、ウグイスが本格的にさえずり始めました。ウグイスは、さえずりは大変有名ですが、その姿をはっきりと見たことがあるという人は意外に少ないかもしれません。それは藪の中に隠れていることが多く、めったに人前に姿を現さない鳥からです。

 ある年の46月の間に、どんな場所でウグイスがさえずっているのかを知るために、ウグイスがさえずっていた場所を散歩のついでに地図に落としてみたことがあります。その時の地図を少し加工して、航空写真に表したものが*図1になりますが、上空からの視点で眺めてみると、ウグイスは大体決まった場所で鳴いていたことがわかります。森の中でも特に日当たりのよい林縁の部分や大きな木が倒れた後に生えてきた藪の中でさえずっていました。

美しい声で私たちを楽しませてくれるウグイスですが、実はウグイスが暮らす藪は「見た目が汚い」「防犯上よろしくない」などの理由から、一般の公園利用者からは受けがよくありません。そしてそうした声を受けて、公園管理者により必要以上に藪が刈り込まれてしまい、そのためにウグイスがいなくなったという話もときどき耳にします。

「いつの間にかウグイスの声が聞こえなくなってしまった」ということにならないように、私たちバードウォッチャーは、日ごろから公園管理者とコミュニケーションをとっておき、必要に応じて「藪を刈り残してほしい」とウグイスに成り代わってメッセージを伝える

存在でありたいと思います。

バードウォッチングは、人にとって一見価値がないと思える環境も、生き物の目から見るとかけがえのない環境であるということに気づかせてくれます。皆さんの家の周りにウグイスのさえずりは聞こえていますか?どんな場所にいるのか、一度声を頼りに探してみてください。

*図1


4/27「親子でバードウォッチング」にご参加の皆様へ

 4/27 森のいきもの観察DAY「親子でバードウォッチング」にご参加の皆様へ 当イベントは、 予定通り4/27に開催いたします 。 イベント当日は長袖長ズボン、履き慣れた靴など、歩きやすい服装でお越しください。 また、念のため、雨具もお持ちの上ご参加ください。 ご参加いただける...