日本野鳥の会筑後支部から、
ツバメの巣を見守る施設の紹介が2つ届きました。
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●農業 田中さん
田中さんは、家の横の農業倉庫をツバメの営巣のために解放し、
入口には目の粗いネットをかけてカラスの侵入を防ぎ、
フンがトラクターなどに落ちるのも構わず、
ご夫婦でツバメの子育てを見守っています。
▲田中さんご夫妻 農業倉庫にはカラス除けのネットがかけられている |
倉庫には、全部で50個ほどの巣があり、150羽ほどの巣立ちが確認されるという事です。
田中さんは登山が趣味で、自然保護にもとても関心をお持ちとのことでした。
▲倉庫の天井には、たくさんのツバメの巣がある |
筑前町立東小田小学校は福岡県朝倉郡筑前町にある小学校です。
ツバメの見守りについては、近所の小学生から日本野鳥の会筑後支部に
情報提供をいただきました。
▲東小田小学校 ツバメの巣は、昇降口にある |
▲監視カメラの上に作られたツバメの巣 |
ツバメの巣があるのは、子ども達の昇降口でよく目につく場所ですが、
端の方のためフンの影響も少なく、
また、監視カメラの上に巣を作っていますが、
今のところカメラへの影響もないとのことで、そのまま見守ってくださっています。
可愛いヒナや、一生懸命子育てをする様子から、
子ども達へ命の大切さ等をお話になる先生もいるそうです。
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田中さんの倉庫では、出入口にカラス除けの粗目のネットを張ることで、
カラスを防ぎつつツバメは出入りできるようになっているのですね。
ツバメたちも安全安心で子育てができることと思います。
また、小学校でのツバメの子育てを通して、命の大切さを学ぶ機会もできるのですね。
個人・学校など、規模や巣の数に関わらず、
ツバメの子育てを見守っておられる方がいることを大変嬉しく思います。
今後も引き続き見守っていただければと思います。
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【感謝状の贈呈】
8月、ツバメの見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状を贈呈しました。
感謝状は、筑後支部 松富士支部長より田中さんへ、
筑後支部 高田さんより、東小田小学校へ贈呈されました。