日本野鳥の会長崎県支部から、ツバメの巣を見守る長崎県立西陵高等学校の
紹介がありました。
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長崎県支部がこの取り組みを知ったのは、昨年7月、
長崎県立西陵高等学校(以下、西陵高校)のHPで
ツバメの子育ての経過を発信しているという
テレビニュースが放送されたことでした。
西陵高校によると、HPで子育ての経過を発信することになったのは、
2年前に新型コロナで休校することが多くなり、
学校と保護者のつながりが少なくなっていくことを危惧して、
従来から開設していた学校行事などの出来事をお知らせするコーナーへ、
日々のツバメの様子を掲載することで保護者の方々に
HPを頻繁にご覧いただくことを考えて始められたとのことです。
巣の数は1つですが、昨年は50回以上ツバメの子育ての経過を発信されており、
保護者等からはツバメの様子を楽しみにしているという声もあるそうです。
また、西陵高校のツバメ見守りの取り組みの中で、
特にユニークなのが、学校とツバメが不動産賃貸契約書を交わしていることです。
正式な文書決裁がされており、
ツバメは「生徒や職員に幸せを提供する」ことが契約の条件になっています。
さらに、今年は契約書に加えて、ツバメのヒナが生まれたら3年7組に所属し
名票が作成されることになっています。
◀ツバメとの不動産賃貸契約書
巣がつくられている場所は廊下の天井近くの壁ですが、
先生や生徒が通っても警戒することなく、糞対策も近くに水道があるため、
時々、水を流して片付けるので問題ないそうです。
このように、学校では、生徒たちが巣立っていくのと同様に、
ヒナたちの巣立ちを温かく見守っておられます。
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生徒さんや職員のみなさんに温かく見守られながら、
ツバメたちもたくさんの幸せを提供してくれるのではないでしょうか。