2025/07/30

ツバメを見守る輪_Vol.95_株式会社マイスターエンジニアリング

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「ツバメの見守りありがとう」 兵庫県の

「株式会社マイスターエンジニアリング」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会ひょうごからの推薦で、
株式会社マイスターエンジニアリング」へ感謝状を贈呈しました。

商業ビル「アピアさかせがわ」の荷捌き場には、毎年たくさんのツバメが飛来し、30を超える巣が作られることもあります。

このビルのメンテナンスを担当する、株式会社マイスターエンジニアリングでは、フンの清掃だけでなく、落下したヒナのために受け皿を用意するなどして、長年見守ってこられました。


荷捌き場の天井につくられたツバメの巣
巣の下にはフン受けが設置されている

昨年お話を伺った際には、さすがに巣の数が多くなり、フン対策に悩んでいるとのことでした。そこで、ひょうご支部で作成したフン受けをお渡ししたところ、それを参考に同じものを量産して、荷捌き場に設置してくださいました。

フン受けを設置してくださった野口さんと青木さんは、毎年戻ってくるツバメを見て、何を頼りに戻ってくるのだろうと感心するとともに、不思議に思うということです。長旅を経て、この場所に戻ってきてくれるのだから見守ってあげようと、あたたかい気持ちでツバメたちを迎えてくださっています。 


こうした見守りに対して、7月22日(火)に、日本野鳥の会ひょうごより、
株式会社マイスターエンジニアリング 係長 野口さんへ
感謝状が手渡されました。

▲贈呈のようす

▲記念撮影
贈呈を受けて、野口さんからは、
「ここにツバメが来るようになってから、これまでなにげなく見ていた
ツバメに興味が湧くようになりました。来年もまた来て欲しいです。」
とコメントをいただきました。

ツバメを見守る輪_Vol.94_西宮消防署北夙川分署

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「ツバメの見守りありがとう」 兵庫県の

「西宮消防署北夙川分署」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会ひょうごからの推薦で、
西宮消防署北夙川分署」へ感謝状を贈呈しました。

西宮消防署北夙川分署の消防車両待機場所には毎年ツバメが営巣しています。

現在、駐在されている消防士さんが把握しているだけでも、7年ほど前からツバメが飛来しているそうです。通常、消防署の車両待機場は夜になるとシャッターが閉まるのですが、北夙川分署にはシャッターがないため、ツバメの出入りも自由で営巣しやすいのではないかということです。

車両待機場の天井にツバメの巣がある

毎年フン受けを設置して見守ってくださっているのですが、ツバメ待機場内のいろいろなところに止まってフンをしてしまうため、日々整備をされている消防車や消防服が汚れてしまい困ることもあるそうです。それでも、毎年「またアイツらがやってきたかー」と苦笑いしながら見守ってくださっているそうです。


こうした見守りに対して、7月8日(火)に、日本野鳥の会ひょうごより、
西宮消防署北夙川分署 分署長/消防司令長 増田さんへ
感謝状が手渡されました。

▲贈呈のようす

▲記念撮影

贈呈を受けて、西宮消防署北夙川分署様より、以下のコメントを頂きました。
「この度は、ツバメの巣の保存活動に対して思いがけず感謝状を頂戴し、大変光栄に思っております。
昨年日本野鳥の会様から、ツバメの巣の保存についてお礼の言葉を頂いた後、庁舎のLED化工事に伴い、ツバメが飛び立った後に、電灯の傘に作られているツバメの巣を取ることになり、残念な思いでしたが、今春再びツバメが壁に巣を作り、戻ってきました。道を挟んで小学校もあり、道行く親子から「あ、ツバメが飛んでいる」と言う声を聞くと、地域に応じた自然にも配慮し、ツバメが戻って来ることができる場所を守ることは、地域の皆様との信頼関係にもつながる活動であると考えております。 
今後も、地域の自然と調和しながら、安心安全なまちづくりに努めてまいります。
本日は誠にありがとうございました。」



ツバメを見守る輪_Vol.93_神戸野田高等学校

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「ツバメの見守りありがとう」 兵庫県の

「神戸野田高等学校」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会ひょうごからの推薦で、
神戸野田高等学校」へ感謝状を贈呈しました。

神戸野田高等学校では、10年程前から毎年ツバメが営巣しています。

ツバメの巣は、通用門を入って教室に行く通路の上(ピロティー)と、食堂の奥を出たところの2か所に巣があります。

▲ピロティーのツバメの巣

通路上の巣は、全校生徒1000人が通る場所なので生徒全員で見守っているそうです。フン受けを敷きコーンや注意貼紙、フン掃除などは生徒会が中心になって対応しているとのことでした。

ほかにも、教頭先生は昔、ダンスの顧問をされていた時、ツバメは幸せを運んでくるというテーマで、生徒と一緒に創作ダンスを創り、『ツバメが運ぶもの』というタイトルで全国大会に出場したこともあるとのことでした。

こうした見守りに対して、6月13日(金)に、日本野鳥の会ひょうごより、
神戸野田高等学校 生徒会長の水谷さんへ感謝状が手渡されました。

▲贈呈のようす

▲校長先生を囲んで記念撮影

贈呈を受けて水谷さんは、
「卒業した後、ツバメが来なくなったら悲しいので、ずっと見守ってくれてくれるよ
う受け継いでいきたい」とお話くださいました。

今年は、どちらの巣も、5月頃に早々とヒナが巣立っていったそうです。


ツバメを見守る輪_Vol.92_スーパーベルクス 板橋中台店

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「ツバメの見守りありがとう」 東京都の

「スーパーベルクス 板橋中台店」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会東京からの推薦で、
スーパーベルクス 板橋中台店」へ感謝状を贈呈しました。

スーパーベルクス板橋中台店は、東京都板橋区にあるスーパーマーケットです。

▲入口近くの天井にツバメの巣がある

板橋区上板橋地区でもツバメの営巣場所が減少していますが、ここは食品を販売するスーパーマーケットであるにもかかわらず、長年巣の場所を保護し、客にも注意を促して、多い年には複数のつがいが営巣、育雛してきました。

▲ツバメに対して注意を促す看板

警備の方や自転車置き場の整頓の方を中心にツバメの飛来、営巣を温かく見守っているのが感じられます。

こうした見守りに対して、6月19日(木)に、日本野鳥の会東京の大塚代表より、
スーパーベルクス板橋中台店 店長の山上さんへ感謝状が手渡されました。

▲贈呈のようす

ツバメを見守る輪_Vol.91_若狭町観光船レイククルーズ、若狭町立気山小学校

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「ツバメの見守りありがとう」福井県の

「若狭町観光船レイククルーズ」「若狭町立気山小学校」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会福井県からの推薦で、

「若狭町観光船レイククルーズ」「若狭町立気山小学校」へ感謝状を贈呈しました。


若狭町観光船レイククルーズ

若狭町観光船レイククルーズでは、5~6年前からツバメがクルーズ船内に営巣するようになりました。

観光船が湖を航行すると、ツバメは巣材や餌を運ぶために船を追いかけてやってくるそうで、観光船運航会社のみなさんは、巣を撤去せず、見守るようになったとのことです。

新聞やテレビでも報道されたことがあり、レイククルーズのホームページでは、ツバメの飛来、巣作り、抱卵、ヒナへの給餌、巣立ちと日々の変化が紹介されています。

▲船内にツバメの巣がある

▲船内を飛ぶツバメ

この見守りに対して、6月23日(月)に、日本野鳥の会福井県支部の小嶋代表より、

若狭路活性化研究所 代表理事 田辺さんへ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす

若狭町立気山小学校

若狭町立気山小学校では、1989年からコシアカツバメが校舎に営巣するようになりました。

以降、毎年春になると飛来し子育てをしているそうです。

子供たちは10年ほど前から総合の授業でコシアカツバメの生態などを学んだり、学校周辺の自然環境を調べるなど、さまざまな取り組みをされています。

年によってはスズメに半分ほど巣を横取りされることがあり、子どもたちは「コシアカ頑張れー!」と声援を送っているそうです。


▲双眼鏡や望遠鏡でコシアカツバメを観察

この見守りに対して、7月14日(月)に、日本野鳥の会福井県支部の小嶋代表より、

若狭町立気山小学校へ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす


ツバメを見守る輪_Vol.90_医療法人健優会 樋口医院、玄海みらい学園

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「ツバメの見守りありがとう」 佐賀県の

「医療法人健優会 樋口医院」、「玄海みらい学園」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会佐賀県支部からの推薦で、

「医療法人健優会 樋口医院」、「玄海みらい学園」へ感謝状を贈呈しました。


● 医療法人優健会 樋口医院

医療法人優健会 樋口医院は、佐賀県嬉野市にある病院です。

ここでは、10数年前より毎年ツバメが飛来し、子育てを行っています。

子育てが始まると、理事長先生をはじめ、職員や看護師の皆様、ご来院中の患者様も、成長と巣立ちを温かく見守っています。

見守りに対して、6月19日(木)に、日本野鳥の会佐賀県支部の宮原支部長より、

医療法人優健会 樋口医院 事務局長の安田さんへ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす

安田さんは、「毎年医院の駐車場に沢山のツバメが巣を掛けるので車の止める場所を移動して繁殖の邪魔をしないようにしています。」お話されました。

駐車場には巣が5つあり、2巣のヒナは巣立って行ったそうです。


玄海みらい学園

佐賀県玄海町にある玄海みらい学園では、校舎に多数のツバメの古巣が残されています。

玄海みらい学園は、愛鳥モデル校でもあり、日本野鳥の会佐賀県支部が、佐賀県からの委託を受け、環境教育の授業を担当しています。

ツバメについてお話を伺ったところ、「毎年ツバメが巣をかけ巣立っていく。学校では小さな命を大切にする心を育むため温かく見守っています」とお話しいただきました。

玄海町の教育長も愛鳥家で、子どもたちをバードウオッチングに連れ出したりと、学校全体で生きものや取り巻く環境への関心の高いことがうかがえます。

▲校舎の天井に作られたツバメの巣

こうした見守りに対して、6月23日(月)に、日本野鳥の会佐賀県支部の宮原支部長より、玄海みらい学園の学園長、生徒さんへ感謝状が手渡されました。

▲贈呈のようす

今年はツバメの飛来が少なく、2巣だけの繁殖だったそうですが、学園ではツバメを見守ることを通して、小さな命を大切に思う心を育ませたいとお話されました。


2025/07/29

ツバメを見守る輪_Vol.89_桜川市役所

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「ツバメの見守りありがとう」 茨城県の

「桜川市役所」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会茨城県からの推薦で、「桜川市役所」へ感謝状を贈呈しました。

桜川市役所の大和庁舎では、庁舎玄関前の天井や庁舎周辺の軒下にコシアカツバメの巣が作られ、その数は50個近くにのぼります。

▲庁舎の天井にあるコシアカツバメの巣

繁殖しているつがいは毎年10つがい程度で、一度使った巣や新しく作った巣を使っています。また、一部の古巣はスズメやヒメアマツバメも利用しています。

コシアカツバメの内陸部での営巣は珍しく、庁舎では糞に注意するよう「頭上注意 ツバメの巣があります。落とし物にご注意してください」と書かれた看板も設置しています。

市役所の方々は、繁殖期以外に壊れた巣を一部撤去することもありますが、玄関前天井に作られる巣については、場所を問わず温かく見守られています。また、こうしたコシアカツバメの繁殖の様子は、生涯学習課によってYouTubeでも紹介されています。

▲「コシアカツバメ」
  桜川市生涯学習課YouTubeチャンネルより


こうした見守りに対して、6月16日(月)に、日本野鳥の会茨城県の矢吹会長より、

桜川市役所 総務部財政課 石塚さんへ感謝状が手渡されました。

2025/07/25

ツバメを見守る輪_Vol.88_日本交通株式会社 山口営業所

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「ツバメの見守りありがとう」 山口県の

「日本交通株式会社 山口営業所」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会山口県支部からの推薦で、

日本交通株式会社 山口営業所」へ感謝状を贈呈しました。


日本交通株式会社山口営業所は、山口県山口市にあるタクシー会社です。

▲日本交通株式会社 山口営業所

日本交通株式会社 山口営業所では、営業所の車庫でたくさんのツバメが子育てをしています。

ツバメの見守り活動は約30年前から続けており、毎年多くのヒナたちが巣立っていきます。

見守りのようすは、これまでに地元のローカルニュースでも取り上げられました。



▲天井一面にフン受けの傘が吊り下げられている


この見守りに対して、6月13日(金)に、日本野鳥の会山口県支部より、

日本交通株式会社 山口営業所のみなさまへ感謝状が手渡されました。

2025/07/11

ツバメを見守る輪_vol.87_有限会社 茶友(チャユウ)

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「ツバメの見守りありがとう」 長崎県の

「有限会社 茶友(チャユウ)」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会長崎県支部からの推薦で、
有限会社 茶友」へ感謝状を贈呈しました。

有限会社茶友は、農林水産祭天皇杯や日本茶アワード日本茶大賞などの受賞歴もある、茶の生産・加工・販売を行う企業です。

ツバメの営巣は約30年前からで、新工場の設置に伴い旧工場を倉庫として使い始めたところから始まったそうです。木材などを使用した倉庫は営巣に適しており、巣が崩れ落ちないように巣の下に板を打ち付けたり、止まり場所として台や鉄線を設置したりと、手をかけて見守っています。
現在は、約30個以上の巣が確認され、そのうち1/2〜1/3が営巣し、ほとんどが年2回子育てをするとのことです。糞対策として床に段ボールや紙袋を敷き、倉庫を使わない時期もツバメが出入りできる隙間を残しています。
スタッフの皆さんはツバメが可愛くてたまらないと語り、見守ることを生活の一部としているそうです。

▲倉庫の天井に作られたツバメの巣

▲板に止まるツバメのつがい

この見守りに対して、6月2日(月)に、日本野鳥の会長崎県支部より、
有限会社茶友 取締役の松尾美嘉さん、松尾純子さんへ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす(有限会社 茶友)

▲巣立ち間近なツバメ

贈呈を終えて、松尾純子さんからは、
「思いがけない感謝状をいただいて驚いています。ありがとうございます。これからも見守っていきます。」とあたたかいコメントをいただきました。

ツバメを見守る輪_vol.86_フレスコキクチ鹿島店

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「ツバメの見守りありがとう」 福島県の

「フレスコキクチ鹿島店」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会南相馬からの推薦で、
「フレスコキクチ鹿島店」へ感謝状を贈呈しました。

フレスコキクチ鹿島店は、福島県南相馬市にあるスーパーマーケットです。

▲フレスコキクチ鹿島店

ツバメは、2017年10月の新築移転後から営巣するようになりました。巣の場所はお客さんの往来が激しいお店の出入口付近で、衛生面から巣を撤去するかどうかの話が出たこともあったそうですが、「縁起物だから」と巣の撤去に反対されたスタッフの方の声をきっかけに、店舗全体でツバメの見守りが始まり、現在まで続いています。
前店長はツバメの巣の下を積極的に掃除していたそうで、今年店長が代わった際には、「ツバメの事もよろしくお願いします」と引継ぎが行われました。
店舗へ取材にうかがった際には、お客様に「今年も来たね」とか「もうそういう季節なんだね」などと話しかけられ、お客さんからも温かく見守られていることを感じました。

▲ツバメの注意を促す看板

▲巣に出入りするツバメ


この見守りに対して、5月16日(金)に、日本野鳥の会南相馬の遠藤代表より、
フレスコキクチ鹿島店 店長の阿部さんへ感謝状が手渡されました。

▲贈呈のようす(フレスコキクチ鹿島店)

贈呈を終えて、店長の阿部さんからは、
「感謝状をありがとうございます。これも前任の店長、スタッフのおかげです。ツバメが来る事でお客様との会話がはずむこともありますし、ツバメは人と近い場所に巣を作る事で外敵に襲われにくくなるし、ウィンウィンの関係が築けていると感じました。来年以降もツバメ達をあたたかく見守っていければと思っています。」
とあたたかいコメントをいただきました。

ツバメを見守る輪_vol.85_洛和会音羽記念病院、京都新聞 西小倉販売所

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「ツバメの見守りありがとう」 京都府の

「洛和会音羽記念病院」「京都新聞 西小倉販売所」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会京都支部からの推薦で、
「洛和会音羽記念病院」「京都新聞 西小倉販売所」へ感謝状を贈呈しました。

洛和会音羽記念病院

洛和会音羽記念病院では、16年前より、当病院玄関にツバメが営巣するようになりました。外部より来客が多く、迷惑にならないか心配していましたが、幸い入り口から少し外れた位置に営巣しており、苦情はありませんでした。営巣の保護と糞からお客様を保護する為、巣の下に受け台を設置して対応しています。また、雛が生まれるとカラスからの襲撃から雛を保護するため巣の前にCDをぶら下げ保護をしています。今年は7箇所で営巣が確認されました。

医療法人洛和会は、「やさしい社会を創造する」というコーポレートアイデンティティを掲げておられ、ツバメの子育ての応援もその一環。患者さんや職員の方もツバメの雛を見て笑顔になり、人間同士のやさしい会話が生まれるところに大きな意義があると考えいるそうです。

この病院では、人にも鳥にも「やさしい社会が創造」されています。

▲巣の下には糞受けと、カラス除けのCDがぶら下げられている

この見守りに対して、5月16日(金)に、日本野鳥の会京都支部の船瀬支部長より、
洛和会音羽記念病院 渉外室課長の笹川さんへ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす(洛和会音羽記念病院


京都新聞 西小倉販売所

京都新聞西小倉販売所では、15年前よりツバメが営巣するようになりました。

最初は1つだったものが徐々に増え、今年はテントの内側に1つ、店内に4つの巣が作られ、うち3巣で計12羽の雛が確認できました。最も多い年は24羽が巣立ったそうです。

屋内に巣があるため、入口はいつも開けています。仕事上、多くの人の出入りがありますが、糞対やカラス対策等をして、ツバメの子育てを支援しています。外部の来客者からも好評を得ているそうです。

▲軒下に作られた巣

この見守りに対して、5月23日(金)に、日本野鳥の会京都支部の船瀬支部長より、
京都新聞西小倉販売所の北川さんへ感謝状が手渡されました。

▲感謝状贈呈のようす(京都新聞西小倉販売所

2025/07/01

今月の鳥「コヨシキリ」

 

日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

20257月の鳥は、「コヨシキリ」です。

 


撮影:宇仁 愛治/撮影地:北海道

 

オオヨシキリとコヨシキリ、ややこしいですよね。

文字を見ているだけでも目が滑ってしまいそうになります。

 

この見分け方は、夏の北海道にチュウヒ調査に行った時、先輩に教えてもらいました。

「鳴いている時に口の中がピンク色をしているのはオオヨシキリ、黄色いのはコヨシキリ」

 

また、全長はコヨシキリが15cmとスズメとほぼ同じで、オオヨシキリは18cmです。

ちょうど頭ひとつ分違うという風に覚えておくといいかもしれませんね。

オオヨシキリと同じくらいのサイズの鳥は他に、ツバメ、モズ、シメがいます。

いかがでしょうか。

 

それでもいまいちイメージが湧かない……というそこのあなた!

最後の判断はやっぱり鳴き声です。

耳をつんざくような大声で「ギョイギョイシ~!」と叫んでいるのはオオヨシキリです。

例えるなら真夏のミンミンゼミのような、いかにも「俺の歌を聞けーっ!」と主役気取りのロックミュージシャンのようです。

コヨシキリはというと「ピュルルルル~♪」と爽やかな声。複雑で早い鳴き声は水笛を吹いた時の音に少し似ています。

 

うだるように暑い7月の夜、霞ケ浦の湖畔で車中泊をしたことがあります。

東京から離れて人の気配も明かりも数少ない、空一面の星空を眺めようと車のウインドウを開けた時……

「ギョイギョイシ~!」「ギョリギョリギョリギョリ!」「ギリリッ!ギリリッ!」

元気いっぱいのオオヨシキリの声にすっかり圧倒されてしまい、おやおやここはお祭り会場か……とつい言いたくもなりました。

この群衆の中できっとコヨシキリも鳴いているのであろう、と想いを馳せつつも、きっとコヨシキリの小さく早口な鳴き声はオオヨシキリの大声にかき消されているに違いありません。

コヨシキリのメスはこの中からオスの鳴き声を正確に聞き取れているのだとしたら、とても耳がいいなと思います。

 

鳴き声、見た目、識別、豆知識……様々な楽しみ方ができるバードウォッチングはやっぱり楽しいです。

 

スタッフIHでした。

今月の鳥「ハマシギ」

 日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。 2025年10月の鳥は、「ハマシギ」です。 撮影:森本 義光/撮影地:佐賀県 ハマシギは、日本の干潟や海岸に飛来するシギの仲間です。 季節によって羽が生え変わり、色が変わります。夏羽は背...