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ツバメを見守る高等学校
「熊本県立小国高等学校」(熊本県)へ感謝状を贈呈しました。
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日本野鳥の会熊本県支部より、
ツバメを見守る高等学校の情報が寄せられました。
熊本県立小国高等学校は、熊本県阿蘇郡小国町にある高等学校です。
小国高等学校は、以前からコシアカツバメのコロニーがあることが
知られていた学校でした。
2023年度、小国高等学校の甲斐先生の指導のもと、
科学部の2年生5人が中心となり、
コシアカツバメの保護と環境保全に向けての研究を行いました。
研究では、文献調査に始まり、学校周辺での分布調査、
学校での営巣状況の観察などが行われ、その結果、最大で289羽の生息を確認、
古巣の再利用が繁殖成功につながることなど、新たな発見もありました。
研究成果は熊本県代表として、
「九州高等学校生徒理科研究発表会」に出場して発表を行ったとのことでした。
小国高校では、以前から校舎に沢山の巣があることから、
コシアカツバメは邪魔者扱いされることもあったが、
研究が注目されたことにより、生徒・職員にも知ってもらう事ができ、
今後の保護につながることが期待されています。
★感謝状を贈呈しました!
この見守りに対して、7月1日(月)に感謝状の贈呈式が行われました。
日本野鳥の会熊本県支部の田中忠支部長、
原口研治事務局長、長谷部和宏阿蘇地区幹事が出席し、
熊本県立小国高等学校の、
鍬田幸一郎校長先生、甲斐夕佳先生、科学部のみなさんへ感謝状が手渡されました。
▲感謝状を受け取った科学部のみなさん |
感謝状を受け取った科学部の佐藤さんは、
「なぜコシアカツバメがここに多いのか、
後輩たちに研究を引継ぎ、今後の保護に役立てたい」とお話されました。