2024/08/30

ツバメを見守る輪_vol.77_柏の葉T-SITE

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ツバメを見守る商業施設

柏の葉T-SITE」(千葉県)へ感謝状を贈呈しました。

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柏の葉T-SITEは、千葉県柏市にある商業施設です。

つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅から徒歩数分の場所に位置し、

目の前には調整池が広がっており、豊かな自然環境が残されています。


ツバメの見守りに関して、日本野鳥の会の会員より情報提供があり、

取材にうかがわせていただきました。

▲柏の葉T-SITE

ツバメの巣は、柏の葉T-SITEの店舗であるスターバックスのテラス席、

天井近くにあるヒーターの上に作られています。

▲天井のヒーターの上にツバメの巣がある

▲自作のフン受けを設置

ツバメの巣は、7~8個ほどあり、巣の下には、自作のフン受けが設置されていました。

フン受けは、スタッフが景観を損ねないようにと、

白いスチレンボードで作成したそうです。

パン屋さんの入口など、巣を作ってほしくない場所は、

ツバメが来る前の冬の間に、作れないように塞ぎ、共存しています。


柏の葉T-SITEは今年でオープン7年目の施設。

担当の奥村さんにお話をうかがうと、

「ツバメが巣を作り始めたのは、施設がオープンした翌年ごろから。

オープン当初、ツバメの巣がたくさん作られすぎてしまい、

管理ができず、お客様からクレームが入ったこともあったと聞いたことがあります。

それからは、ツバメの巣を作ってほしくない場所は、

あらかじめテープでふさぎ、すみわけをしています。

すべての巣を保護できればもちろん良いですが、

清掃や管理には人件費がかかり、限界があるのも事実。

場所をふさぐことも、あくまでツバメと共存するためです。」とお話くださいました。


▲フン受けに止まるツバメ。
片側はテープで閉じられているが、
これも共存のかたち

柏の葉T-SITEに訪れる人は、ファミリー層が多く、

自然環境豊かな憩いの場を求めて来る方も多いそうです。

ツバメがいることは、自然環境豊かなしるしであり、

施設の価値のひとつでもあるとのこと。


奥村さんは、「ツバメは縁起が良い鳥であり、子育ての様子はとても微笑ましいもの。

ツバメに巣を作らせないという考えはなく、

管理できる範囲でツバメと共存していきたいと思っています。」

と笑顔でお話くださいました。


★感謝状を贈呈しました!

8月1日(木)に柏の葉T-SITEにて、感謝状の贈呈が行われました。

公益財団法人日本野鳥の会会長の上田恵介より、

柏の葉T-SITEの施設管理を担当する

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 奥村真之介さんに

感謝状が手渡されました。


▲ツバメの巣があるテラスで感謝状を贈呈

感謝状を受け取った奥村さんは、

「柏の葉T-SITEの管理担当者は、数年での入れ替わることがありますが、

現在のツバメと共存するという方針は引継ぎたい。」とお話されました。


今後も、ツバメたちをあたたかく見守っていただければ嬉しいです。

2024/08/28

ツバメを見守る輪_vol.76_大多喜町立西小学校

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ツバメを見守る小学校

大多喜町立西小学校」(千葉県)に感謝状を贈呈しました。

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日本野鳥の会千葉県より

ツバメを見守る小学校の情報が寄せられました。


大多喜町立西小学校は、千葉県夷隅郡大多喜町にある小学校です。

▲大多喜町立西小学校


西小学校では毎年3月下旬頃に、ツバメがやってきて、ベランダの天井に巣を作ります。

ベランダのツバメは教室からよく見ることができ、

子どもたちは、優しく見守っています。

▲ベランダの天井にあるツバメの巣

▲西小学校のツバメ

理科の授業でツバメの観察をするときもあり、

学校全体で、ツバメの子育てを応援しています。

子どもたちと小学校に関わる全ての人が、

「ヒナがすくすく育ってほしい。」と願っているそうです。


★感謝状を贈呈しました!

7月3日(水)に日本野鳥の会千葉の橋本了次さんより

大多喜町立西小学校の飯島伸之校長に感謝状が手渡されました。

贈呈には、日本野鳥の会千葉県の幹事で、西小学校の理華専任講師でもある

永野美智代さんも同席されました。

▲感謝状贈呈のようす

西小学校では70年前からツバメの営巣があったとの記録があり、

長年ツバメとの付き合いができているそうです。

今年は11の営巣があり、教室の窓越しに営巣状況を観察できる素晴らしい

環境があり、ツバメの初認日や巣立ち日等を記録されているとのこと。

巣から落ちたヒナを静かに見守ったり、可能であれば教員が巣に戻す作業も行っています。

落ちた巣を使い、ツバメの巣の産所の状態を見たり、

卵の殻を観察したりして、子どもたちの学習にも役立てているそうです。


学校全体でツバメをやさしく保護している西小学校、

今後もツバメの見守りを続けていただければ嬉しいです。

2024/08/09

ツバメのねぐら入りを見てみよう! 東京近郊の観察地のご紹介


暦の上では立秋を過ぎましたが、まだまだ夏らしい暑さが続きます。

この時期、日中はとても暑くてバードウォッチングには向きませんが、

暑さの落ち着いた夕暮れ時はツバメのねぐら入りを観察するチャンスです。

「ツバメのねぐら入り」とは?


毎夏、日本野鳥の会では「ツバメのねぐら入り観察会」を開催しています。

しかし、毎回定員をはるかに超える多数のご応募をいただくため、ご参加をお断りしてしまう方も多く…。

そこで、今回はより多くの方にもねぐら入りの観察を楽しんでいただけるよう、東京近郊の「ねぐら入り観察スポット」を皆様にご紹介いたします。


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京急大師線「港町」駅から徒歩5分ほどの多摩川河川敷。

駅から近く、すぐ後ろには高層マンションが立ち並んでいるので「こんな場所に?」と

感じるかもしれませんが、このエリアでは約1000羽以上のツバメがねぐらに戻ってくる様子を観察することが出来ます。


砂利道の上からの観察がおすすめです。

マンションを背に、対岸方面を観察します。

ツバメたちはおおむね、日没の20分前くらいから集まり始めます。

最初は水面の近くやねぐら周辺の上空を飛び回るのですが、徐々にヨシへ降りていきます。

そのため、いきなりねぐらを観察するのではなく、まずは空や水面など広い範囲を見てツバメたちを探すのがおすすめです。

また、ツバメは飛ぶのが得意な鳥なので、その姿を双眼鏡に入れるのにもコツが必要です。

双眼鏡を覗きながら姿を追うのではなく、自分の目で姿を追ったまま視線の先にスッと双眼鏡を被せる…という方法だと見やすいです。
上記が難しい場合は、ツバメが良く旋回する場所を狙って双眼鏡を構え、視野の中をツバメが通過するのを待ち伏せする方法もあります。


ちなみに、こちらの観察ポイントではツバメの他にアオサギやコサギ、イソシギ、カルガモのほか、運が良いときはヨシゴイの姿を見ることもできますよ。


以下では、持ち物や観察時の注意についてもご紹介します。


~持ち物~

① 懐中電灯

ねぐら入りが終わった後はすっかり日も落ち、周りは真っ暗です。

駅までは遠くないのですが、明かりがあると足元を照らす際や荷物をまとめる時にも役立ちます。

おすすめは首から掛けるタイプのもの。両手が空くので便利ですよ!


②虫よけ

河原には蚊の他にヌカカと呼ばれる虫などが生息しています。

刺されるとなかなか痒みが治らないので、虫よけがあると安心です。


③ 双眼鏡

肉眼だとツバメの姿が小さな黒い点にしか見えず、少し物足りないかもしれません。

薄暗い環境での観察になるので、口径の大きな双眼鏡がおすすめです。

望遠鏡があると、さらに楽しむことができます。


④上着

川から流れてくる風は心地よさもありますが、寒く感じることがあります。

また、虫よけの面でも一枚羽織るものがあるとよいです。


 ⑤おやつと飲み物

夏場は暑いので、熱中症対策に飲み物は必須です。

ツバメたちを待っている時間に、おやつがあると楽しく観察できます。

(ごみは各自で持ち帰りましょう!)



~観察時の注意~

① 観察場所はすぐ後ろにマンションが建っています。そのため、双眼鏡や望遠鏡をマンションの方へ向けないようにしましょう。


②ツバメがねぐら入りをする時間帯には、お子さんや釣り人が河川を利用していたり、

自転車や犬のお散歩などで道を通りがかる利用者の方もいます。

観察時、周りの状況には十分ご注意ください。


③夏は急な豪雨や雷など、天候の状態が変わりやすいため、天気の様子には十分気を付けて観察を行ないましょう。


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涼しくなってくる秋ごろになると、ツバメたちは東南アジアの方へ帰ってしまいます。

年によって前後しますが、ツバメたちが観察できるのは、あと10日ほどです。。。




それでも、壮大に乱舞するツバメたちの姿は圧巻です!

東京近郊にお住まいの方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?



8/4 ニコンモナーク探鳥会「ツバメのねぐら入り観察会」を開催しました!



2024年8月4日(日)に、ニコンモナーク探鳥会『ツバメのねぐら入り観察会』を開催しました。

このイベントは、これからバードウォッチングを始めようとする方を対象に、
野鳥を見る楽しさを知っていただこうというイベントです。
参加者の方にはニコンの双眼鏡「ニコンモナークM7」をお貸し出ししていますので、
双眼鏡をお持ちでない方や、見え味を試したい!という方も気軽にご参加いただけます。

今回は17名が参加され、神奈川県川崎市、港町から近くの多摩川にあるヨシ原でねぐら入りするツバメたちのようすを観察しました。
      
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まずはスタッフと共に双眼鏡の使い方を確認。
サギやカモを見ながらピント合わせや双眼鏡の中に鳥をとらえる練習をします。


飛んでいる鳥を双眼鏡で見るには少しコツが要ります…!


この日は少し風の強い日でしたが、とても天気が良く、きれいな夕暮れを見ることもできました。
鳥たちの表情も、明るいときに見るものとは印象が変わって見えてきます。


ツバメがやってくるまで待ちます。



日没時間を少し過ぎたころ、空や水面にたくさんのツバメが集まりはじめました。
その後もどんどん増えていき、参加者の方からも「いっぱい来た!」と声が上がります。


肉眼では数羽だけに見えても、双眼鏡を使うと
たくさんのツバメたちが飛んでいることに気が付きます。



さらに時間が経つと、ツバメたちが続々とヨシ原に降りてきました。
絶好の観察チャンスですが、日没とともに少しづつ視界も暗くなっていきます。
ここからは時間との勝負です!

望遠鏡も使って、皆さんそれぞれ観察を楽しまれていました。


薄暗い場面では、口径の大きな望遠鏡や双眼鏡が役に立ちます。


飛びながら水面すれすれに水を飲む様子や、風に揺れるヨシの葉にちょこんと留まって休むツバメたちの姿を観察することが出来ました。
「こんなにたくさんのツバメを見たのは初めて…!」と感激されている方も。


すっかり日が落ち、辺りが暗くなってきたところで観察会は終了。
最後に、改めて双眼鏡の選び方や「ニコンモナークM7」についてのご紹介をして解散となりました。


今回は「双眼鏡を初めて触った」という方も多く参加されていました。


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今回は家族連れから年配の方まで、幅広い年齢層の方にご参加いただきました。
ねぐら入りを初めて見る方も、過去に見たことがある方もいらっしゃいましたが、
皆さん口をそろえて「こんな駅の近くで見られるなんて…!」と驚いている様子でした。

ねぐら入りの様子を実際に見ていただく事で、改めてツバメについての関心やヨシ原の環境に興味を持って頂けたのではないかと感じています。


*このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催しました。

2024/08/08

【お知らせ】8/8ツバメのねぐら入り観察会にご参加の皆様へ

 8/8 「ツバメのねぐら入り観察会」にご参加の皆様へ


当イベントは、予定通り開催いたします。

念のため、雨具のお持ちの上ご参加ください。

みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。


【お願い】

イベント直前、またはイベント中でも、

カミナリや豪雨が予想される場合は、イベント中止となる場合があります。

予めご了承ください。


※当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。


公益財団法人日本野鳥の会 普及室

ツバメを見守る輪_vol.75_熊本県立小国高等学校

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 ツバメを見守る高等学校

熊本県立小国高等学校」(熊本県)へ感謝状を贈呈しました。

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日本野鳥の会熊本県支部より、

ツバメを見守る高等学校の情報が寄せられました。


熊本県立小国高等学校は、熊本県阿蘇郡小国町にある高等学校です。

小国高等学校は、以前からコシアカツバメのコロニーがあることが

知られていた学校でした。


2023年度、小国高等学校の甲斐先生の指導のもと、

科学部の2年生5人が中心となり、

コシアカツバメの保護と環境保全に向けての研究を行いました。

研究では、文献調査に始まり、学校周辺での分布調査、

学校での営巣状況の観察などが行われ、その結果、最大で289羽の生息を確認、

古巣の再利用が繁殖成功につながることなど、新たな発見もありました。

研究成果は熊本県代表として、

「九州高等学校生徒理科研究発表会」に出場して発表を行ったとのことでした。


小国高校では、以前から校舎に沢山の巣があることから、

コシアカツバメは邪魔者扱いされることもあったが、

研究が注目されたことにより、生徒・職員にも知ってもらう事ができ、

今後の保護につながることが期待されています。


★感謝状を贈呈しました!

この見守りに対して、7月1日(月)に感謝状の贈呈式が行われました。

日本野鳥の会熊本県支部の田中忠支部長、

原口研治事務局長、長谷部和宏阿蘇地区幹事が出席し、

熊本県立小国高等学校の、

鍬田幸一郎校長先生、甲斐夕佳先生、科学部のみなさんへ感謝状が手渡されました。

▲感謝状を受け取った科学部のみなさん

感謝状を受け取った科学部の佐藤さんは、

「なぜコシアカツバメがここに多いのか、

後輩たちに研究を引継ぎ、今後の保護に役立てたい」とお話されました。


2024/08/07

ツバメを見守る輪_vol.74_松山認定こども園星岡、八幡浜市立神山小学校、久万高原町の農家

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 ツバメを見守る3団体(愛媛県)

松山認定こども園星岡

八幡浜市立神山小学校

「久万高原町の農家 武市さん」 へ感謝状を贈呈しました。

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日本野鳥の会愛媛より、ツバメを見守る団体の情報が寄せられました。


松山認定こども園星岡

松山認定こども園星岡は、愛媛県松山市にある保育園です。

▲園舎の天井近くにツバメの巣がある

園舎に毎年ツバメが巣をかけており、

巣作りに興味を持ったり、ツバメに語りかけたりしながら、

園児たちと温かく見守っておられます。

学園長は、

「毎年、ツバメの鳴き声が聞かれると巣作りがスタートするサインです。

最初は糞を落される為、カバーを取り付けたりもしましたが、

子ども達に糞も見せようと思い自然にまかせる事にしました。

今では語りかけたり、巣作りに興味を持ったりしながら赤ちゃん誕生を待っています。」

とお話されました。


八幡浜市立神山小学校

八幡浜市立神山小学校は、愛媛県八幡浜市にある小学校です。

▲校舎の軒下にあるコシアカツバメの巣

校舎に多くのコシアカツバメの巣があり、ツバメの巣もあります。

校長の西村さんのお話では、ツバメたちを温かく見守っているとのことでした。


●久万高原町の農家 武市さんご夫妻

武市さんご夫妻は、愛媛県久万高原町で、農業を営まれています。

ツバメの巣があるのは、農業で使用する納屋で、

これまで長年、ヘビやカラス類への対策を行いつつ、見守り続けています。

ツバメの見守りについては、昨年度、愛媛新聞の取材も受け、

記事が掲載されました。

▲納屋入口

▲納屋に入ると天井にたくさんのツバメの巣がある

ツバメの営巣数は増えてきており、

2024年は29個のツバメの巣がかけられていました。


★感謝状を贈呈しました!

この見守りに対して、感謝状が贈呈されました。


●松山認定こども園星岡

6月18日(火)日本野鳥の会愛媛の松田代表より、

松山認定こども園星岡の園児たちに感謝状が手渡されました。

みなツバメの子育てを知っていて、いい機会だからと質問もしてくれました。


▲感謝状の贈呈後、記念撮影

●八幡浜市立神山小学校

6月21日(金)日本野鳥の会愛媛の松田代表より、

八幡浜市立神山小学校の西村校長へ感謝状が手渡されました。

感謝状贈呈日も、コシアカツバメが校庭から土を集めていました。

西村校長に感謝状をお渡しして、

ツバメとコシアカツバメの姿形や巣の違いをお話して

認識していただきました。


●久万高原町の農家 武市さんご夫妻

6月21日(金)日本野鳥の会愛媛の松田代表より、

武市さんご夫妻へ感謝状が手渡されました。

20つがい以上のツバメが納屋のハリに巣をかけており、

最初のツバメがいつ来たか記録されていたり、

田んぼで作業しているときに、虫を食べてくれよーと声をかけたりすると

お話されており、ツバメと一緒に暮らしているようでした。

ツバメを見守る輪_vol.73_春日北公民館

 ツバメを見守る公民館

春日北公民館」(佐賀県)へ感謝状を贈呈しました。

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日本野鳥の会佐賀県支部より、ツバメを見守る公民館の紹介がありました。


春日北公民館は、平成26年5月に完成した佐賀市で31番目の新設の公民館です。

▲春日北公民館 玄関入口

ツバメの見守りについて、日本野鳥の会佐賀県支部の会員より情報をもらいました。                   

春日北公民館では、3年前から毎年ツバメが営巣しています。

昨年孵ったヒナは、全てカラスに襲われてしまっため、                              

今年は巣を園芸用の網で囲い、カラスの被害からツバメを守っています。

また、巣がある場所は公民館の玄関の上のため、

糞が落ちないようフン受けを設置しています。 

▲玄関のすぐ上にあるツバメの巣
カラス除けのネットと、フン受けが設置されている

館長の高山さんは、「昨年、早くカラス対策をしとけば良かった。

来年からもっと多くのツバメが公民館の軒先を利用してくれるよう見守って行きたい。」

とお話されました。


★感謝状を贈呈しました!

この見守りに対して、6月25日(火)に

日本野鳥の会佐賀県支部の宮原明幸支部長より、

春日北公民館の高山昭彦館長へ、感謝状が贈呈されました。

▲感謝状贈呈のようす

感謝状の贈呈は、新聞やテレビでも取り上げられました。

こちらもぜひ合わせてご覧ください!


2024/6/25 サガテレビニュース


2024/6/30 佐賀新聞

2024/08/06

ツバメを見守る輪_vol.72_東急電鉄株式会社

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ツバメを温かく見守る企業として

東急電鉄株式会社」(東京都)へ

感謝状を贈呈しました。

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日本野鳥の会では、これからも人とツバメの共存が続くことを願い、2019年度から

ツバメの巣や生息環境を温かく見守っている企業・団体に感謝状を贈呈しています。


今回 日本野鳥の会東京 では、

7月12日に「東急電鉄株式会社」へ感謝状を贈呈しました。



感謝状の贈呈は、田園調布駅の旧駅舎にて行なわれました!



昔に比べるとツバメの巣の数は減ってきているとのことですが、現在でも沿線の12駅でツバメが営巣しており、

各駅でフン受けの設置や子育ての見守りを呼びかけるポスターの掲示、構内巡回での見守りなどが行なわれていることから、会社全体としての表彰となりました。



田園調布駅(旧駅舎)に掲示されていたツバメのポスター


また、東急電鉄株式会社への取材では、駅員の方だけではなく、近隣のお子さんなども毎年ツバメの子育てを心待ちにしていることや、フン受けを設置する作業についてなども伺うことが出来ました。


各駅のツバメの営巣状況や、見守りの様子なども取材させていただきました。


(取材時には、シジュウカラのための物件を作るというユニークな取り組みをしていたグループ企業についても話題に...!)



賞状と一緒にオリジナルのステッカーも贈呈させていただきました。


たくさんの人たちが毎日利用する「駅」。

その一角で小さく営まれるツバメたちの子育てを、

これからも温かく見守っていただければと思います。





2024/08/04

【イベントにご参加の皆様へ】8/4ツバメのねぐら入り観察会

 8/4 「ツバメのねぐら入り観察会(ニコンモナーク探鳥会)」にご参加の皆様へ


当イベントは、予定通り開催いたします。

念のため、雨具のお持ちの上ご参加ください。

みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。


【お願い】

イベント直前でも、カミナリや豪雨が予想される場合は、

イベント中止となる場合があります。

予めご了承ください。


※当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。


公益財団法人日本野鳥の会 普及室

2024/08/03

ツバメを見守る輪_vol.71_ちゃあちゃんのお弁当屋さん

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ツバメを見守る商店街

ちゃあちゃんのお弁当屋さん」(兵庫県)へ

感謝状を贈呈しました。

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日本野鳥の会ひょうごより、

ツバメを見守るお弁当屋さんの情報が寄せられました。


ちゃあちゃんのお弁当屋さんは、

神戸市営地下鉄「上沢駅」にほど近い場所にあるお弁当屋さんです。

お弁当だけでなく、おふくろの味が楽しめるお惣菜や

その場で揚げてくれる揚げ物などがおいしくて、人気のお店です。

▲ちゃあちゃんのお弁当屋さん


中村圭子店長のお話では、10年ぐらい前から、

毎年ツバメが営巣するようになったとのことです。

お客さんやご近所の方も楽しみにしているので、

ヒナが顔を出すと、「ツバメの赤ちゃんうまれました」という

貼り紙を貼っておられます。

保育園の園児たちが近くの公園に行く時は、うれしそうにのぞき込んでいくそうです。

▲ちゃあちゃんのお弁当屋さんのツバメたち

5年ほど前に、一度カラスの襲撃を受けて、巣を壊されたことがあったそうです。

インターネットで調べてカラス除けを作ったところ、また巣を作り、

以後も無事に子育てをしているとのことでした。

▲巣の下にはフン受けとカラス除けが設置されている

店長さんもそのご家族も、「毎年ツバメが来るのを楽しみにしています」と

話されていました。

ご近所の方も、「もう来てるか?」と尋ねて来られるとのこと。

地域であたたたく見守られていると感じました。


 ★感謝状を贈呈しました!

この見守りに対して、7月21日(日)に日本野鳥の会ひょうごより

感謝状が贈呈されました。

▲感謝状贈呈のようす

▲中村店長を囲んで記念撮影!


今年は、5月中頃に、カラスに襲われたのか、

それまで子育てをしていたペアがいなくなってしまいましたが、

その後、別のペアが子育てを始め、

感謝状の贈呈日は、巣立ち間近のヒナが3羽、元気に顔を出していたとのことです。

中村店長は、

「ツバメたちを、わが子のように思っています。

日曜は店が休みなので、カラスが来ないか心配で、

いろいろ調べて対策をしています。これからも大切に見守っていきたい」

と素敵な笑顔で話してくださいました。


2024/08/02

今月の鳥「ヨシゴイ」

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

20248月の鳥はヨシゴイです。


 

撮影:村山 範隆 / 撮影地:群馬県

 

水辺に生えるヨシやガマのある場所に生息しています。大きさはカワラバトより少し大きいくらい(36cm)で、日本で見られるサギの仲間の中で最小です。

背中側は赤っぽい茶色、おなかはベージュ色で、その立ち姿から一部では「ミョウガの妖精」とも呼ばれています。

 

この鳥は擬態という特技をもっています。首の前側に茶色い一本の筋のような模様が入っており、首を伸ばすことでヨシになりきって敵に見つからないようにしているのです。また、エサとなるエビや小魚にも気付かれにくいというメリットもあります。

しかし、人間から見るとその擬態はバレバレです。ミョウガ畑に生息していればもう少しうまく姿を隠せたかもしれません。

 

ヨシゴイのほかにも多くの生き物が住んでいるヨシ原は、人間たちの住まいが広がるにつれてどんどん減り続けています。人口が増えると生活圏が拡大し、川の近くまで家を建てざるを得ないため、氾濫を防ぐ目的でヨシ原が埋め立てられてしまうのです。

その結果、ヨシゴイだけでなく小さな魚、虫などの生息地、そしてツバメのねぐらが少なくなっています。

ヨシ原には水をきれいにしたり、川岸に来る波をやわらげたりといろいろな良い効果があることが分かってきています。

野鳥にも人にも大切なヨシ原と、共存していける未来をめざしたいですね。

2024/08/01

【イベントのお知らせ】8/15初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

 (Zoomによるライブ配信&見逃し配信) 

  8/15(木) ★要申込

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バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 

今月のテーマは、「タカの渡りを見に行こう!」です。

サシバ、ハチクマ、ノスリに注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。

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▼実施概要

【日時】2024年8月15日(木)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料

※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。

【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/7b6d0f80317719


**見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】8/12(月・祝)  

【視聴方法】8/13(火)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。

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**お友達への紹介歓迎です!**

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会

【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org

ツバメを見守る輪_vol.83_もろおか市場、久喜宮地域防災拠点施設

 ***** ツバメを見守る2団体(福岡県) 「 もろおか市場 」 「久喜宮地域防災拠点施設」へ感謝状を贈呈しました。 ***** 日本野鳥の会筑後支部 より、ツバメを見守る2団体の情報が寄せられました。 ● もろおか市場 もろおか市場は、福岡県筑前町にある青果市場です。 ▲もろ...