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ツバメを見守る温泉施設
「浅の川温泉 湯楽」(石川県)に感謝状を贈呈しました。
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日本野鳥の会石川より、ツバメを見守る温泉の情報が寄せられました。
浅の川温泉 湯楽は石川県金沢市にある温泉施設です。
▲浅の川温泉 湯楽 |
この施設の周りでは、いつもツバメがたくさん飛んでいます。
日本野鳥の会石川のメンバーが取材に訪れて、
ツバメの見守りをされているスタッフの3人の方たちと
一緒に巣を数えてみると、玄関先や建物周りに15個の巣がありました。
▲ツバメの巣 |
16年前に浅野川の氾濫があり、以前は巣は1個か2個だったのが、
氾濫後にどんどん巣の数が増えてきたそうです。
施設ののぼり旗の棒をツバメの止まり木にしてあったり、
落ちそうな巣には支えやネット、床には新聞紙を敷いてあり、
ツバメが繁殖しやすような手助けがなされています。
カラスがヒナを襲いにくるので、手を叩いたり、爆竹で追い払うこともあるそうです。
▲のぼりで作られた止まり木 |
お風呂を利用するお客さんたちも、ツバメたちの子育ての様子を楽しみにおり、
これからも見守り続けたいそうです。
★感謝状を贈呈しました!
この見守りに対して、
6月26日(水)に日本野鳥の会石川の白川郁栄代表より、
浅の川温泉 湯楽 施設長の松本一也さん、
受付の大澤昇 さんへ、感謝状が手渡されました。
▲感謝状贈呈のようす |
感謝状の贈呈を受けて、松本さんは、
「うちはお店のため、お客様の理解があってはじめて見守ることが出来るが、
おかげさまでお客様に理解していただいているので、
こうやってツバメのを見守っていくことが出来る。
来店したお客様はツバメを見上げながらお店に入ってくることが多いし、
中にはツバメ目当てに来店して、ついでにお風呂に入るお客様もいる。
スタッフみんなで協力しながらツバメを見守り、
天敵のカラスやヘビを追い払ったりしている。
これからもツバメを見守っていきたい。」とお話されました。