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ツバメを見守る商店街
「佐世保俵町商店街協同組合」(長崎県)へ感謝状を贈呈しました。
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日本野鳥の会長崎県支部より、ツバメを見守る商店街の情報が寄せられました。
佐世保俵町商店街は長崎県佐世保市に位置し、
36店舗、70年以上の歴史を持つ商店街です。
ツバメは当初から飛来していたようで、
少なくとも20~30年くらい前からは見守りは始まっており、
特に10年ほど前からツバメの数が増え始めたということです。
▲ツバメお気に入りの休憩場所 |
造巣の場所は10カ所程度あり、
それぞれの店舗で巣の下に板やかごなどを設置して巣を保護したり、
カラス除けの紐やネットなどを付けたりしているとのことです。
崩れかけた巣をかごに入れてやったところ、立派に巣立っていき、
翌年もこのかごの中に巣を作って子育てをしたそうです。
▲巣の下にかごを設置 |
▲過去にはかごの中でヒナが巣立ったことも |
商店街であるため、衛生管理上問題となるところですが、
下に段ボールを敷いたり、掃除をしたり、
店内ではなく店外の軒下などに造巣するように仕向けているとのことです。
ツバメを排除するという考えはなく、皆さんは毎年ツバメが飛来し、
巣立っていくことを楽しみにしているとのことです。
また、近くにある幼稚園は毎年、ツバメを見学に来られるとのことです。
★感謝状を贈呈しました!
この見守りに対して、
6/19(水)日本野鳥の会長崎県支部の今里順一郎副支部長より、
佐世保俵町商店街協同組合の川下雄太郎理事長、
中島鯨商店代表の中島満彦さんへ感謝状が手渡されました。
▲感謝状贈呈のようす |
▲協同組合の事務所前で記念撮影 |
感謝状を受け取った川下理事長は、
「普通に見守っていただけなのに、感謝状をいただいたことに驚いている。
これからも見守っていきたい。」とお話されました。
贈呈のようすは、各種メディアでも取り上げていただきました。
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