2024/01/11

今月の鳥「タンチョウ」

 日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2024年1月の鳥は、タンチョウです。

撮影:小島 仁 撮影地:北海道

乱獲と生息地の開発により、明治時代に絶滅したと思われていたタンチョウ。再発見された大正13年の生息数は10数羽でした。

大寒波が訪れた際、農家の畑に置かれていたトウモロコシを食べたことから給餌活動がはじまったと言われています。

その後、国や自治体の保護活動がはじまりますが、最もタンチョウ保護に貢献したのは「給餌人」と呼ばれるボランティアで毎日給餌を続けた農家の方々です。

マイナス10度を下回る寒い日も、吹雪の日も、タンチョウたちのために餌を与え続けることは、言葉に言い表すことが難しいくらい大変だったはずです。


1985年から当会はタンチョウ保護の活動を本格的にスタートし、1987年に、釧路の北側にある鶴居村にタンチョウ保護の拠点となる「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」を開設しました。

私が新卒の23歳で、初代のレンジャーとして赴任し、地元の方々に挨拶まわりをしているときのことです。

「おまえみたい若造が一人来て何ができる!一番大変なときに何もしないで、今頃なにしきにきた!」と言われ、地元の方々の苦労をしっかりと感じ、確かにそのとおりだなと思ったことを今もはっきりと覚えています。

ちなみに、この方ですが、数回お邪魔すると、

「おまえさんも一人でたいへんだな。まあ、あがってお茶でものんでけ!」と受け入れてもらえました。

その後は、過去の苦労話やタンチョウにまつわる嘘のような本当の話、いろいろなことを話してくれました。

このあたりの話は、機会があればまた。


当会の鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリを中心としたタンチョウの保護活動は、大きく3つ。


・タンチョウが繁殖する湿原を購入しタンチョウの保護区を設置

1980年代は、バブルの真っただ中です。釧路湿原は国立公園になりましたが、国立公園外の釧路市内の湿原は、埋め立てられ工場や宅地造成が進んでいました。

また、周辺では森林伐採やゴルフ場の計画が次々と立ち上がる、そんな状況でした。

当会では、タンチョウの営巣地となる湿原をこれ以上減らすわけにはいかないと、土地の買い取りをスタートします。現在23ヶ所、その面積は約2800ヘクタールに及びます。


・タンチョウの食害への対応

1987年当時、タンチョウの個体数は383羽。保護活動の成果で、個体数は増加していきます。個体数が増加すれば問題となってくるのは、人間生活との摩擦です。

繁殖に参加しない若いツルたちが、飼料用のトウモロコシ畑で、植え付けた種を食べてしまう問題が発生しました。当会と協定を結び、サンクチュアリの設置に協力していただいた伊藤良孝氏は

「タンチョウが増えていくだろうが人との摩擦も増えていくだろう」とおっしゃっていました。

1990年代に入ると、実際に食害が問題となりました。当会では、鶴居村だけの問題ではなく、さらに生息地が拡大していった場合の対策を考えることも含め、若いツルたちを追い払うと同時に、いろいろな手法を考えていくことになりした。

 

・自然採食地の整備

個体数が増えるともう一つの問題が出ていきます。給餌場の過密化です。

一つの給餌場に数百羽のタンチョウが集まることになりますので、伝染病の発生等の心配も出てきます。

ここでも伊藤良孝氏の長年の経験がヒントとなります。

「昔は小さな川や川沿いに湧水地がたくさんあり、厳冬期でもタンチョウたちが餌をとっていた。今は藪になっているから、その藪を刈り払ってやればタンチョウたちが入れるようになる」という話から、自然採食地の整備がはじまります。

この事業は現在も継続していて、全国からの学生ボランティアや地元の企業等の協力によって、維持整備されています。

近年高病原性鳥インフルエンザによって、多数の野鳥が死んでいます。タンチョウも例外ではなく、この冬はすでに4羽のタンチョウが死んでいます。この事業は、これからも重要ものとなっていくはずです。


思い入れが強すぎるせいか、今回はかなり文字数が多くなってしまいました。

1月から2月は、タンチョウにとって恋の季節。若いツルは結婚相手を見つけるため、つがいのツルはお互いの愛を確かめるため、いたるところで恋のダンスが繰り広げられます。その姿は、私たち人間にも美しく感じ、楽しませてくれます。


冬のタンチョウに会いたい方は、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリのホームページをご覧ください。

https://tancho.marimo.jp/


春から夏の間、タンチョウたちは道東の各地の湿原で繁殖します。

現在タンチョウの個体数は1900羽になりました。根室地方の湿原では、割合簡単に湿原で生活するタンチョウの

姿を見ることができます。

繁殖地のタンチョウに会いたい方は、春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターのホームページをご覧ください。

https://www.marimo.or.jp/~nemu_nc/workn/


普及室 富岡


2024/01/10

【イベント情報】1/19初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座



 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

(Zoomによるライブ配信&見逃し配信)  

1/19(金)19時~  ★要申込

*****


バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 


今月のテーマは、「冬のカモウォッチング」です。

カルガモ、キンクロハジロを中心に、冬になると日本にやってくるカモのなかまの

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。


▼実施概要

【日時】2024年1月19日(金)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料


 ※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。


【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/ae9edcea304598

 

※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、接続できない場合があります。その場合は、時間をあけて、再度お申込みいただきますようお願いいたします。

 

★見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】1/17(水)


 ※当日のライブ配信は500人までご覧いただけます。

  万一、ライブ配信の許容人数を越えた場合は、

  恐れ入りますが、見逃し配信をご覧いただきますようお願いいたします。

  

【視聴方法】1/18(木)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

 スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。


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★お友達への紹介歓迎です!

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会


【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org


2023/12/20

日比谷公園にて、初心者向けバードウォッチングに参加しました!

 

2023年12月2日に東京・日比谷公園にて、日本野鳥の会東京による『おためし入会と缶バッチ付き・日比谷公園とお濠でバードウォッチング』が開催されました。

 

「初心者向けバードウォッチング」は全国で開催されている、初めてのバードウォッチングにおすすめのイベントです。

このイベントでは、図鑑や双眼鏡を持っていない方でもお気軽にご参加いただけます!

 

***


今回は33名の参加があり、皇居のお濠からイチョウが見ごろを迎える日比谷公園を巡りました。

絶好のバードウォッチング日和でした!

初心者の皆さんにもバードウォッチングが楽しめるよう、双眼鏡の使い方や鳥の解説まで、ベテランのスタッフがしっかりサポートしていきます。


水鳥たちを観察中…。


今回のイベントではカラスやスズメといった身近な野鳥から、チョウゲンボウ、カワセミといった鳥も観察することができました。

「都会でもこんなにたくさん種類がいるのですね!」と、参加者の皆さんも積極的に鳥の姿やしぐさを眺めながらバードウォッチングを楽しんでいました。

 

***

 

初心者向けのバードウォッチングはこれからも全国各地で開催予定です。

詳しくはこちら!

実は秋~冬は木の葉が落ち、鳥たちが見つけやすくなる季節。👀

今まで気が付かなかった身近な野鳥から憧れの野鳥まで、思いがけない出会いがあるかもしれません。

「まだバードウォッチングをしたことがない…。」という皆さんも、ぜひお近くの初心者バードウォッチングへご参加いただければ嬉しいです!


2023/12/06

ニコンモナーク探鳥会(三番瀬)を開催しました!

2023年11月26日(日)に、ニコンモナーク探鳥会(三番瀬)を開催しました。

このイベントは、おもにこれからバードウォッチングを始めようとする方を対象に、野鳥を見る楽しさを知っていただこうというものです。参加者の方にはニコンの双眼鏡「モナークM7」をお貸ししており、双眼鏡をお持ちでない方にも気軽に参加いただけるイベントです。

双眼鏡「ニコンモナークM7」


今回は、ふなばし三番瀬海浜公園にて行いました。

★ふなばし三番瀬海浜公園についてはこちらから

ーーー

三番瀬では、干潟を歩いて野鳥観察を行います。そこで、今回のイベントでは当会で販売しているバードウォッチング長靴の貸し出しも行いました。

バードウォッチング長靴
これでぬかるむ干潟でも大丈夫!

ーーー

はじめに、双眼鏡を使ったことがない方に向けて、スタッフが双眼鏡の使い方を説明しました。干潟で見ることができる鳥は、主にシギ・チドリの仲間。視界をさえぎるものがない干潟では、双眼鏡を初めて使う方でもかんたんに鳥の姿を捉えることができます。

干潟へ入ると、さっそくたくさんの鳥たちが走りまわっており、参加者のみなさんも次々に鳥を見つけ、「あのくちばしがオレンジ色の鳥は何ですか?」「たくさん群れになっている鳥は何?」と普段はあまり見られないシギやチドリに興味津々でした。

干潟の鳥を観察中


干潟では、ハマシギ、ミユビシギ、ダイゼン、ミヤコドリといったシギ・チドリの仲間や、ユリカモメ、ウミネコ、カワウなどを見ることができました。

双眼鏡では見えづらい遠くの鳥は、望遠鏡(MONARCH フィールドスコープ 82ED-S)を使って観察しました。双眼鏡では小さくシルエットしか見えない鳥も、望遠鏡だと顔の模様までよく見えます。スタッフが、沖の杭にとまっているミサゴを発見し望遠鏡に入れると、望遠鏡をのぞいた参加者からは、「カッコいい!」と歓声があがっていました。

また、双眼鏡では識別がむずかしいハマシギとミユビシギも、望遠鏡を使えば、くちばしの長さや模様まではっきり見え、識別がしやすくなります。

遠くの鳥は望遠鏡を使って観察します


参加者からは、「干潟での野鳥観察は敷居が高いように感じていたけれど、双眼鏡の貸し出しや解説があることで、初めてでも楽しく参加できました」といった感想をいただきました。
野鳥を観察する楽しさを伝えるため、今後も「ニコンモナーク探鳥会」を継続し、バードウォッチングの機会を提供できればと考えています。

*このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催しました。

2023/12/01

【イベントのお知らせ】12/19初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

  


 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

(Zoomによるライブ配信&見逃し配信)  

12/19(火)19時~  ★要申込

*****


バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 


今月のテーマは、「冬が狙い目!あこがれの猛禽類」です。

オオタカ、ノスリ、ハヤブサ、チョウゲンボウの4種に注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。


▼実施概要

【日時】2023年12月19日(火)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料


 ※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。


【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/53cdf2f3302181

 

※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、接続できない場合があります。

その場合は、時間をあけて、再度お申込みいただきますようお願いいたします。

 

★見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】12/14(木)


 ※当日のライブ配信は500人までご覧いただけます。

  万一、ライブ配信の許容人数を越えた場合は、

  恐れ入りますが、見逃し配信をご覧いただきますようお願いいたします。

  

【視聴方法】12/15(金)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

 スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。


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★お友達への紹介歓迎です!

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会


【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org


今月の鳥「イカルチドリ 、タシギ」

 日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2023年12月の鳥は、イカルチドリと、タシギです。

撮影地:京都府 / 撮影者:廣瀬たまき


イカルチドリは全長約21cmで主に河川で暮らす鳥です。

夏になると似たような鳥でコチドリがいますので、見分けがつきにくいことがありますが

コチドリよりちょっとだけスタイルが良く、クチバシ長めがイカルチドリです。


図鑑を見るとコチドリのほうがアイリングが目立つ。足の長さが違う。

等ありますが、個人的には、2種類並べてみてみないとその差がわかりにくかったので

頭のシルエットで覚えた方が無難だと思いました。

コチドリは頭の尺より短いクチバシが特徴で、そうじゃない方がイカルチドリです。


そもそも河川の環境とほぼ同化しているので見つける事自体が大変です。

コツは、石や砂場をひとつひとつ双眼鏡で見て、なにか混じってないか探すことです。

歩いててくれたら嬉しいのですが、じっとしている事も多く、そううまくいきません。

隠れるのが本当に上手です。なので、本当に根性が大切です。


タシギも、隠れるのが上手な鳥です。

羽の色も地味ですし、枯草に居たら全然わかりません。

タシギのタは、田んぼの田。河川のほかにも田んぼでも隠れています。

全長約27㎝のうち3割くらいは長ーいクチバシの部分で占めているので

実際に見ると体はイカルチドリくらいなのが写真でわかります。


タシギ属は目が上のほうにあるので、一見、ぼーっとした顔のような印象があります。

最初はただ可愛いとしか思っていなかったのですが

実はとても視野が広く、後ろや上を確認するのに役に立っているそうです。

人間は両目で180度くらい。ハトなどでだいたい320度くらい。

タシギの仲間でヤマシギだとほぼ360度見る事ができるらしく

ただチャーミングなだけではなく力強く生きようとしている姿に感動します。*


スタッフMKでした。


*参考

Bird Research News Vol.11


▼日本野鳥の会 オリジナルカレンダー2024発売中!

 https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/c/cal1/


2023/11/25

11/26 ニコンモナーク探鳥会(三番瀬)にご参加の皆様へ

11/26 ニコンモナーク探鳥会(三番瀬)にご参加の皆様へ


当イベントは、予定通り開催いたします。

寒さが予想されますので、防寒対策を行った上でお越しくださいませ。

みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。


※当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。


公益財団法人日本野鳥の会 普及室

2023/11/21

第6回 野鳥を守るを仕事にする オンライン職場訪問

島民とともに島の自然を守る 

三宅島アカコッコ館レンジャーの仕事

12/14(木)19時~ 

★要申込・参加無料


「野鳥が好き。自然が好き。だから自然を守る仕事に就きたい。」そんな思いを持っているみなさんに、普段なかなか知る機会がない、日本野鳥の会のお仕事についてお話しを聞いていただく連続ライブセミナーの第6回目です。

民間の自然保護NGOの活動と組織を支えるために、スタッフは日々何を考え、どんな仕事に取り組んでいるのでしょうか? 毎回実際に日本野鳥の会で働く若手職員を招いて、仕事の内容ややりがい、苦労話などを根掘り葉掘り聞いていきます。

今回は、東京から南へ180キロのところにある伊豆諸島の三宅島で、レンジャーの仕事に携わっている内藤明紀さんをお迎えしてお話を聞きます。

皆様のご参加をお待ちしております。


◆公益財団法人 日本野鳥の会とは?

野鳥の保護と調査研究、自然環境の保護を目的として1934年に創立された会員制の公益財団法人。バードウォッチングの会(探鳥会)を開いて自然の尊さを啓蒙し、サンクチュアリや野鳥保護区を制定している。約100人の有給スタッフを抱える。

https://www.wbsj.org/


▼実施概要

【日時】2023年12月14日(木)19時~1時間程度

【内容】

スピーカー:内藤明紀さん

(公益財団法人 日本野鳥の会 施設運営支援室 三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館チーフレンジャー)

★アカコッコ館についてはこちら


モデレーター:曽我 千文さん(公益財団法人 日本野鳥の会 監事)


内藤さんは、IT関係のベンチャー企業から日本野鳥の会に転職して、現在は伊豆諸島の三宅島という離島でレンジャーとして活躍しています。

三宅島は、「バードアイランド」と称されるほど野鳥の個体数が多く、島の中で独自の進化を遂げた、カラスバト、オーストンヤマガラ、アカコッコ、ウチヤマセンニュウ、イイジマムシクイ、タネコマドリなどがみられ、多くのバードウォッチャーを魅了してきた島です。

内藤さんが三宅島で働くことになった経緯、三宅島での仕事の様子、三宅島での暮らしぶりなど存分に語っていただきます。離島や人口の少ない地域での自然保護や野鳥保護、希少種の保護活動やエコツアーに関心のある方、ぜひご参加ください。


【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」を使用

【対象】自然保護に関する団体等への就職に興味・関心のある方。

    高校生や保護者の方なども歓迎。

【参加費】無料

【定員】500名(先着順)

【申込方法】以下のオンラインフォームからお申込みください。

https://pro.form-mailer.jp/fms/aac08b0b301075

【締切】12/10(日)

先着順受付。前日までに、メールで参加に必要な情報をお送りします。

ご確認ください。

【主催】公益財団法人日本野鳥の会


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【問合せ】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル

メール event@wbsj.org

2023/11/08

バードウォッチングに出かける際の鳥インフルエンザへの配慮のお願い

この冬も、国内で高病原性鳥インフルエンザ(以下、鳥インフルエンザ)の野鳥での確認例が報告されるようになりました。

 鳥インフルエンザは、鳥の病気です。養鶏場などのように鳥と濃密な接触をすることがない限り、人への感染は過度に心配する必要はありません。しかし、バードウォッチングによって、知らず知らずのうちにウイルスを運んでしまい、被害の拡大に加担してしまうことがあり得ます。

 ここでは、このようなことを避けるためにはどのようなことに気を付ければよいのかについてお伝えします。

 

◆◆ 水辺でのバードウォッチングの注意

 鳥インフルエンザは、カモ類などの水鳥が主な宿主とされています。水鳥が集まる池や湿地、湖でバードウォッチングをするときには特に注意が必要です。バードウォッチングによってウイルスを広げてしまうケースとは、靴や車のタイヤなどに付着したウイルスを周囲の養鶏所などへ移動させてしまうことを想定しています。

そこで、以下の点に配慮していただくようにお願いいたします。

 

(1)水鳥の糞が多量に落ちているような水際まで近寄らないようにしましょう。 

(2)探鳥場所から移動する前には、靴底、三脚の足、自動車のタイヤなど、地面に接したものを消毒しましょう。汚れが残っていると効果が低下しますので、泥をよく落としてから消毒しましょう。消毒薬には「消毒用アルコール」が入手しやすく、おすすめです。 

※消毒薬は使用上の注意に従って十分注意して使用してください。 

(3)できれば、 1日のうちに、複数の探鳥地を行き来しないようにしましょう。どうしても必要な場合は、移動の前に消毒をしましょう。 

(4)帰りに、養鶏場やアヒル等の飼育場、動物園などには近づかないようにしましょう。

 

◆◆ 野鳥の死体を発見した場合

 鳥の死体や弱っている個体を発見した場合は、素手ではふれないでください。 同じ場所で複数の死体を見つけた場合は、市町村や都道府県にご連絡ください。

死体の鳥インフルエンザ検査については、国内での発生状況や種類によって異なります。 詳しくお知りになりたい方は、環境省の『野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル簡易版(PDF)』をご覧ください。

 

 ◆◆ 鳥インフルエンザが近くで確認されたら

  鳥インフルエンザが発生した探鳥地に行くのは控えましょう。ウイルスが増殖している場所に大勢の人間が押し掛けることは、それだけウイルスの拡散を助長させる恐れがあります。

 また、観察場所の半径 10km の範囲で鳥インフルエンザが確認された場合は、靴底消毒を徹底するなど、前掲の「水辺でのバードウォッチングの注意」を参考に配慮をお願いいたします。


 ◆◆ 最後に

 冬の水辺は見どころが多く、バードウォッチングに出かける機会が多い季節と思います。いつもにもまして、野鳥への配慮、社会への配慮が必要な状況となってきています。適切な対策をとることで、周囲の理解を得ながら、バードウォッチングを楽しんでいただけますようご協力をお願いします。

 

◆◆ 参考情報 

状況は日々更新されますので、最新の状況は環境省のサイトでご確認ください。

 高病原性鳥インフルエンザに関する情報(環境省)

 

 

以下のホームページもご参照ください。

 

野鳥と高病原性鳥インフルエンザ(日本野鳥の会)


2023/11/02

【イベントのお知らせ】11/14初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

 


 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

(Zoomによるライブ配信&見逃し配信)  

11/14(火)19時~  ★要申込

*****


バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 


今月のテーマは、「冬到来!ガン・ハクチョウの仲間」です。

マガン、ヒシクイ、オオハクチョウ、コハクチョウの4種に注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。


▼実施概要

【日時】2023年11月14日(火)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料


 ※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。


【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/f13a7afc299835

 

※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、接続できない場合があります。

その場合は、時間をあけて、再度お申込みいただきますようお願いいたします。

 

★見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】11/9(木)


 ※当日のライブ配信は500人までご覧いただけます。

  万一、ライブ配信の許容人数を越えた場合は、

  恐れ入りますが、見逃し配信をご覧いただきますようお願いいたします。

  

【視聴方法】11/10(金)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

 スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。


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★お友達への紹介歓迎です!

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会


【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org


2023/11/01

今月の鳥「ソリハシセイタカシギ」

 日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2023年11月の鳥は、ソリハシセイタカシギです。

撮影:藪 重幸 撮影地:滋賀県


全長40センチメートル。

細く、長く、そして、著しく上に反った嘴(くちばし)がその名の由来です。体は、白と黒のシンプルな模様で、立ち姿も飛んだ姿も絵になる美しい鳥。まれな旅鳥または冬鳥として干潟や入り江などに渡来します。

ちなみに、英名は「Pied Avocet」。「アボセット」と呼ぶ方もたくさんいます。

中央アジア等で繁殖し、中国南部等に移動しますが、その一部が日本に渡ってきているようです。昔は、出会える機会が少ない珍鳥でしたが、近年は、渡来数が増えてきているようで、出会える機会も増えてきました。


バードリサーチのニュースで取り上げられていたので、ご紹介しておきます。

とても興味深い内容です。

https://db3.bird-research.jp/news/202112-no3/


ソリハシセイタカシギとの初めての出会いは、1978年12月18日、東京大田区の大井埋立地でした。

まだ日も出ていない早朝、通称「汐入の池」に行くと、ソリハシセイタカシギが頭と嘴を背中に入れ、ぐっすりと寝ていました。

当時中学2年、バードウォッチングをはじめて間もなかったため、それほど珍しい鳥とも思わず、近くの干潟に出て、朝飯を食べていました。すると、凄い勢いでやってきた方が「カメラ持っていないか、凄い珍しい鳥がいるんだ!」と・・・。「ソリハシセイタカシギですか?」と聞くと、「そう、その鳥。いなくなってしまわないうちに証拠写真を撮っておきたいんだ」とのこと。急いで友人が持っていたカメラで証拠写真を撮影しました。


翌日、全国から数百人のバードウォッチャーが集まり、凄い賑わいになりました。携帯電話もインターネットも普及していない時代でしたから、いかに珍しく、人気のある鳥だったが分かります。


この鳥の出会いが大きなきっかけとなり、バードウォッチングにはまりました。今でもソリハシセイタカシギが私の中で最も好きな鳥です。もし、出会っていなかったら、バーウォッチングにはまることもなく、日本野鳥の会の職員になることもなかったかもと思っています。


1993年には、千葉県習志野市の谷津干潟に飛来しました。

そのころ私は北海道の鶴居村の「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」のレンジャーでした。谷津干潟でソリハシセイタカシギが飛来していることは知っていましたが、残念ながら会いにいくことはできませんでした。

その後、「谷津干潟自然観察センター」が完成し、当会が運営等を受託することになりますが、「もしかすると、レンジャーは私かな・・・」と思っていたら、道東から千葉県に転勤となりました。


実は、ソリハシセイタカシギとは縁があって、イギリスに行って出会った後は、事務局に異動となりました。


今年の春は、有明海の東よか干潟で、ソリハシセイタカシギと出会いました。

私にとって運命の鳥(勝手に思っているだけですが)。もしかすると、また何か大きな変化があるかも知れません・・・・


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▼日本野鳥の会 オリジナルカレンダー2024発売中!


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今月の鳥「アカゲラ」

日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。 2026 年 10 月の鳥は「 アカゲラ 」です。   撮影:川上 幸男/撮影地:北海道 アカゲラはキツツキの仲間で、主に森林に生息しています。 全長は 23cm 。オスは...