2026/09/01

2026年ニコンモナーク探鳥会「ツバメのねぐら入り観察会」を開催しました

 2026年8月8日(土)に、ニコンモナーク探鳥会『ツバメのねぐら入り観察会』を開催しました。


このイベントは、これからバードウォッチングを始めようとする方を対象に、野鳥を見る楽しさを知っていただこうというものです。

参加者の方にはニコンの双眼鏡「モナークM7」をお貸ししており、双眼鏡をお持ちでない方にも気軽に参加いただけるイベントです。


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観察場所は神奈川県川崎市。

京急大師線港町駅から歩いて15分ほど移動し、多摩川のヨシ原でねぐら入りするツバメたちのようすを観察しました。

まずはスタッフが双眼鏡の使い方を説明。その後、ツバメの生態について解説を行い、ねぐら入りを見る下準備をします。


ツバメについて解説


解説後、30分ほどはツバメを見るための練習タイムです。対岸にいるサギや川を泳ぐカワウなどを見て、参加者の方は双眼鏡の使い方に慣れていきます。


モナークM7を使って探す

練習しているうちに、空がだんだんと暗くなってきて、日も落ちかけてきました。そろそろツバメが集まってくる時間です。徐々にツバメたちが上空に飛び始めます。


見つけた!


上空に飛んでいたツバメが少しずつ降りてきて、ヨシ原にねぐら入りしていきます。


ねぐら入りするツバメたち

完全に暗くなり、ツバメたちが見えなくなったところで観察会は終了。

最後に、改めて双眼鏡の選び方や「ニコンモナークM7」についてのご紹介をして解散となりました。


モナークM7をご紹介

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参加者の方からは、

「街中で見かける身近なツバメが巣立った後の情報は、非常に少ないです。姿をあまり見かけず、どうしているのだろうと思っていました。今回、大きくなったツバメたちを実際見学することができ、とても感動しました。」

「自分だけでは気がつかない現象を知り、実際に観ることができて感動でした」

とのご感想をいただきました。

今回、河川敷という私たちの身近にあるフィールドで観察会を行いました。ねぐら入りの様子を直接見ていただく事で、ツバメに関心を持っていただければ幸いです。また、ツバメがねぐら入りする環境(ヨシ原)についても関心を深めてもらえたらうれしいです。


*このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催しました。

今月の鳥 コジュリン

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2026年9月の鳥は「コジュリン」です。

撮影:宮 彰男/撮影地:青森県




コジュリンは、湿原の草原や河川敷の草地などに生息するホオジロ科の野鳥です。

 

カレンダー写真に写っているのはメスで、全身が茶色っぽく、落ち着いた色合いをしています。一方、繁殖期のオスは、頭が真っ黒になるのが特徴です。まるで黒い頭巾をかぶっているような姿で、背丈の高い草の先端などにとまり、大きな声でさえずります。繁殖期が終わると、オスもメスに似た地味な色合いになります。

 

コジュリンによく似た鳥に、オオジュリンがいます。

図鑑で見比べると、オスの夏羽で頭が黒くなるところも、冬の地味な姿もそっくりです。ところが、野外でこの2種の識別に迷うことは、意外と多くありません。

なぜかというと、まずコジュリンがほとんどいないから、です。

オオジュリンは東北以北の湿原などで繁殖し、冬になると本州中部以南のヨシ原などに移動する鳥で、個体数も多く比較的身近に見ることができる鳥ですが、コジュリンは東北地方や本州中部、九州の一部など、非常に限られた場所で繁殖している鳥です。冬には本州中部以南のヨシ原などで見られることもありますが、数はオオジュリンに比べてかなり少なく、近所の河川敷に行けば見られるという鳥ではありません。

ちなみに、日本で見られる「ジュリン」という名前がつく鳥は、コジュリン、オオジュリン、シベリアジュリンの3種。冬のヨシ原では、シベリアジュリンも日本ではめったに見られない鳥ですが、ごくまれにオオジュリンの群れに混じっていることがあります。この2種も見た目がそっくり、バードウォッチャーの頭を悩ませる鳥のひとつです。

 

コジュリンは、世界的にみてもとても貴重な野鳥で、国際自然保護連合(IUCN)のデータによると、全世界の成鳥の推定個体数は6,00015,000羽とされています。

現在の繁殖地である草原や河川敷の草地、休耕田なども、開発等によって減少していることから、環境省レッドリストでは、絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。かつて繁殖地だった霧ヶ峰や富士山周辺などすでに繁殖が確認されなくなった場所もあります。これ以上生息地を失わないためにも、現在残されている生息環境を守っていくことが大切です。

一見何もないように見える草原でも、コジュリンのような生き物にとって大切なすみかになっていることを、ぜひ知っていただければ嬉しいです。

 

スタッフ IM

2026年ニコンモナーク探鳥会「ツバメのねぐら入り観察会」を開催しました

 2026年8月8日(土)に、ニコンモナーク探鳥会『ツバメのねぐら入り観察会』を開催しました。 このイベントは、これからバードウォッチングを始めようとする方を対象に、野鳥を見る楽しさを知っていただこうというものです。 参加者の方にはニコンの双眼鏡「 モナークM7 」をお貸ししてお...