日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。
2026年10月の鳥は「アカゲラ」です。
アカゲラはキツツキの仲間で、主に森林に生息しています。
全長は23cm。オスは頭と下腹部が赤く、メスは下腹部のみが赤いのが特徴です。
この鮮やかな赤色が目を引きますが、実はアカゲラの魅力はほかにもあります。翼に入った水玉模様です。黒い羽根をベースに、白い斑点が規則的に並び、まるで水玉模様のように見えます。この模様が私のお気に入りポイントです。
こうしたお気に入りポイントは、野鳥の姿をじっくり観察しているときに見えてくるものです。図鑑には載っていない、自分だけのお気に入りポイントを探すのもバードウォッチングの楽しみの一つではないでしょうか。みなさんもアカゲラを見るときは、ぜひ翼の模様に注目してみてください。特に、翼を広げたときは惚れ惚れするほど美しいです。
次にアカゲラが出す音についてです。
鳴き声は「キャッ、キャッ、キャッ」という甲高い声です。
加えて、アカゲラは鳴き声の他に別の音を奏でます。
「ココココココココッ」
乾いた木をくちばしでつついて、大きな音を出します。ドラミングという行動です。縄張り宣言や求愛のために行われ、くちばしをものすごい勢いで木に叩きつけて自分の存在をアピールします。
オスが何度もドラミングを繰り返す姿は見ていると、つい応援したくなります。その懸命な努力が報われますようにと、願わずにはいられません。森の中からドラミングの音が聞こえてくるたびに、「頑張れ、アカゲラ男子!」と心の中でエールを送っています。
これからのシーズンは木々の葉が落ち、森林に生息する野鳥が観察しやすくなる季節です。生き物たちとの出会いが増え、一つ一つの出会いが楽しみになってきます。どんな野鳥と出会えるか、今からワクワクしています。
スタッフEY
%E5%B7%9D%E4%B8%8A%20%E5%B9%B8%E7%94%B7.jpg)