2026/07/01

今月の鳥「ギンザンマシコ」

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2026年7月の鳥は「ギンザンマシコ」です。

撮影:松村 敦/撮影地:北海道

ギンザンマシコは、日本ではおもに北海道で見られる鳥です。

春から夏にかけては高山で子育てをし、秋冬には平地に降りてくるので、市街地で木の実を食べているようすをみられることもあるそうです。

赤が印象的な雄に対し、雌は落ち着いた色合いです。

 

私はこの鳥を一度しか見たことがありませんが、その時の風景は、今でも写真のように記憶に残っています。

それは、6月の北海道の高山帯でした。ハイマツが一面に広がるエリアで、ギンザンマシコの観察ポイントとしてよく知られた場所でもあります。

その日は雲一つない快晴でした。青空のもと、ハイマツの枝にとまる雄のギンザンマシコを双眼鏡でゆっくりと観察することができました。空の青、ハイマツの緑、そして鳥の赤――そのコントラストの美しさに、いつまでもこのシーンを見ていたいと思ったのを覚えています。

この場所を訪れることになったきっかけは、日本野鳥の会の北海道内の支部が集まる会議の後のエクスカーションでした。会議を終えたあと、地元の支部の方の案内でバードウォッチングに出かけたのです。

その土地で長く鳥を見続けてきた方々は、どの時期に、どこへ行けば、どんな鳥と出会えるのかを熟知しています。そうした積み重ねられた経験に導かれたからこそ、初めて訪れた私でも、あのような印象的な出会いを得ることができたのだと思います。

全国の支部では、それぞれの地域で探鳥会が開かれていて、探鳥会では、土地に詳しい方々が案内をしてくださいます。みなさんもぜひ、その土地で長年鳥を見続けてきた方と一緒に、野鳥を探す時間を過ごしてみませんか。きっと、心に残る「鳥のいる風景」と出会えるはずです。 

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