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「ツバメの見守りありがとう」鹿児島県の
「農産物直売所 泉石蔵(いずみいしくら)」に感謝状贈呈
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日本野鳥の会かごしま県支部からの推薦で、
「農産物直売所 泉石蔵」へ感謝状を贈呈しました。
「泉石蔵」は、元々農協の米倉庫として使われていた建物でした。
2009年より、地元の農産物や加工食品等の販売、うどん・そばの食堂を始めたところ、その年に初めて1つがいのツバメがやって来て、子育てを行いました。それ以来、毎年やって来るようになり、現在では6、7つの巣があります。
ある年カラスが巣にやって来て、卵とヒナを襲う問題が起きたそうです。
その後、知り合いの米屋さんから店先に黄色のナイロン製の紐を下げたら良いとアドバイスがあり、それが功を奏してその後カラスはやって来なくなりツバメたちの安全は保たれるようになりました。
糞害の問題にも直面し、当初シートを広げて対応したものの、店が暗くなってしまったので、巣ごとに傘を広げてみたところ、糞害が解消され、お客さんも安心して買い物ができるようになったとのことです。
秋の渡りの時期になると、店先の電線にたくさんのツバメたちが集まり、まるでお別れの挨拶をするかのように店の周囲を何度も旋回し、旅立っていく様子が見られます。その光景に、店の方々も愛しさを感じておられるとのことです。
こうした見守りに対して、7月20日(日)に、日本野鳥の会かごしま県支部の手塚副支部長より、泉石蔵取締役の今和泉きく子さんへ感謝状が手渡されました。