東京港野鳥公園でレンジャーをしています、二階堂です。
今年4月に日本野鳥の会職員となり、普段は東京港野鳥公園で勤務をしていますが、社内研修の一環として7月6日~15日にかけて、東京・西五反田事務所の普及室での業務体験を行いました。
普及室 普及教育グループとは、探鳥会などのイベント開催や、小冊子を発行して普及活動をしている部署です。今回は普及室で行っているイベントの下準備や、販売カタログの商品探し、双眼鏡・望遠鏡体験会のお手伝い、支部支援のスタッフ通信の編集、ミーティングへの参加など様々な業務を体験しました。
特に印象的だった、普及室が支部支援のために発行している「探鳥会スタッフ通信」の編集の業務について書いていきたいと思います。
まず支部とは、日本野鳥の会の会員が地域で作っているグループで、その地域で、ボランティアで探鳥会や自然保護活動を行っています。その支部の活動を支援するためにスタッフ通信が毎月発行されています。
スタッフ通信は、各支部の活動の様子を報告し、支部同士がお互いの状況を共有して、探鳥会での工夫などの意見交換の場を提供するために普及室が発行している冊子です。
編集を通じて、鳥に興味を持った人や会員に探鳥会をより楽しんでもらうためにはどうしたらいいのかを、支部の皆さんが試行錯誤している様子を知ることができました。また、探鳥会に対する熱意や、普及室が支部の活性化を促すために行っている色々な取り組みなどを知り、お互いにより良い探鳥会の運営をしようとしていることが感じられました。
研修を通して、普及室ではどのような仕事を行っているのか知ることができました。普及室が支部と協力して探鳥会を開催したり、鳥の事を世間一般に伝えたりすることで、自然に興味を持ってくれる人が増え、自然の保全に繋がるのだなと思いました。この研修で学んだことを現場でも活かしていきたいと思います。