2025/12/23

冬の鶴居村のタンチョウウォッチングプラン2泊3日編 ―公共交通機関を使って、タンチョウに会いに行こう―

 冬の鶴居村のタンチョウウォッチングプラン2泊3日編
―公共交通機関を使って、タンチョウに会いに行こう―


タンチョウに会いたい、でも冬の北海道のハードルは高いな・・・と思っている方向けに、公共交通機関を使ってタンチョウに会えるプランを調べてみました。

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(1) 羽田空港―釧路空港発着で、2泊3日のプランを立ててみました。1日目は?
(2) 宿泊は?
(3) 2日目は?
(4) 釧路の夜の食事は?
(5) 3日目さっぱりプラン
(6) 3日目がっつりプラン
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(1) 羽田空港―釧路空港発着で、2泊3日のプランを立ててみました。1日目は?


1日目は?
羽田空港―釧路空港は、全日空、日本航空ともに複数便あり、意外と便利な空港です。

11:30羽田空港発(ANA4771便)でプランを作ってみました。

13:05釧路空港着

釧路駅行きのシャトルバスは飛行機到着後10分~25分くらいで出発となります。

仮に13:30釧路空港発で移動するプランで進みます。

14:15JR釧路駅着

14:35JR釧路駅発(駅を背にして左手にバスターミナルがあります) 

15:41鶴居着(宿泊する場所で若干の違いがあります)

到着したら、のんびりと温泉につかり、おいしい食事をお楽しみください。


(2) 宿泊は?

日本野鳥の会の直営施設「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ(以下鶴居サンク)」に近い、鶴居村の鶴居市街での宿泊がお勧めです。
なお、昼食以外は食事をとれる場所はほとんどありませんので、ホテルや旅館で、朝食と夕食の予約を忘れないようにしましょう。
あと、コンビニは1か所のみ。昼食やおやつはこちらで買い出しを!

セイコーマート鶴居店


HOTEL TITO(ホテルタイト)

写真家のオーナーが営むホテル。温泉もあります。別棟のフォトギャラリーは必見です。

グリーンパークつるい

釧路空港やJR釧路駅まで送迎プランもあり、温泉もあります。鶴居サンクまでは、2.2kmとちょっと距離があります。

つるいむら湿原温泉ホテル 

2022年にオープンした新しいホテル。熱を均一に保つことができる樽型のバレルサウナが好評です。


この他にもいくつかあります。鶴居村観光協会のホームページをご覧ください。

鶴居村の宿泊リスト | 鶴居村トラベルガイド


(3)2日目は?


朝食をとり、少しのんびり出発しましょう。
日本野鳥の会直営の施設「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ(以下 鶴居サンクチュアリ)」を目指しましょう。
市内から、20分ほどの距離です。足元が滑るので、靴底に滑り止めをはめても良いでしょう。
とにかく慌てずにゆっくり歩きましょう。

※滑り止め

宿によっては、自動車で送ってくれる可能性もありますので、相談してみてください。
ちなみに、鶴居村にはタクシーは1台しかありません。もし、お願いするなら早めに予約をしておきましょう。

会社概要 - 有限会社 鶴居ハイヤー


鶴居サンクチュアリは、9時からオープンします。毎週火・水と毎月第1木曜日(祝日にあたる場合は開館)が閉館日です。閉館日でも建物は閉まっていますが、給餌場にタンチョウは集まっていますので、観察・撮影は可能です。

鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ

レンジャー(日本野鳥の会のスタッフ)がいますので、タンチョウのことをいろいろ質問してみてください。暖かいネイチャーセンター館内から、望遠鏡でタンチョウを観察でき、行動の意味などを知ることで、これまでと全く違うタンチョウの魅力を感じることができます。

★早朝の楽しみ「タンチョウのねぐら」

タンチョウたちは、川の浅瀬で眠ります。明るくなると、少しずつ動き出し、水飲みや羽繕いをしながら、餌場に飛んでいきます。このシーンが見られる場所が「音羽橋(おとわばし)」です。
鶴居の市街地からは、距離があるため、歩いての移動はできません。タクシーや宿で相談してみてください。素晴らしい景色であることは間違いありません。

2泊目は釧路に泊まり、釧路の夜を楽しみましょう。

14:40鶴居発 ※鶴居サンクチュアリからバス停まで20分ほどかかります。余裕を持って出発してください。

15:50釧路駅前着
宿にチェックインして、しばし休憩!
釧路は、ビジネスホテルや高めのホテルがたくさんあるので、いろいろ探してみてください。

(4) 釧路の夜の食事は?


・釧路の名物は、炉端焼き
目の前の囲炉裏で焼かれる釧路の魚介類を楽しみながらの一杯は、思い出に残る味と景色です。炉端焼きはたくさんあるので、ホテルで聞いてみてください。老舗から新しくオープンしたお店まで、いろいろ紹介してくれます。

焼肉ピットイン釧路
JR釧路駅から、タクシーで10分くらい。1300円程度です。
お肉の質、味付け、ともに素晴らしいです。中でも、個人的なお勧めは、上ミノとタンシチュー。秘伝の味噌ダレで味付けされたミノをぜひご賞味ください。焼肉店なのにタンシチューと思うかもしれませんが、これも格別です。

む~んらいと この豚丼 イオン釧路店
む~んらいと この豚丼 イオン釧路店 - 東釧路/豚丼 | 食べログ
JR釧路駅から、タクシーで10分くらい。1800円程度です。

このお店も、個人的なお勧めです。イオン釧路店に入っている豚丼のお店です。
厚みのある豚ロースを強火の炭火で焼いてくれます。タレに付け込んだ豚肉を網の上に載せると、タレと油が炭の上に落ちて、煙が上がります。この煙が香ばしい香りが肉に絡まり、香ばしい味わいになります。いろいろな豚丼店を回りましたが、私の一押しです。

(5)3日目さっぱりプラン


さっと見て、早めの便で帰るプランです。

8:45釧路駅前発(阿寒バス) ★駅前ターミナル20番線「鶴居線」
 ※乗車する際「温根内(おんねない)ビジターセンターで降りたい」と伝えてください

9:30温根内(おんねない)着 ※滞在時間は、1時間13分
・温根内ビジターセンター(休館日:火曜日、年末年始)
 バス下車後徒歩5分くらいで到着。ビジターセンター情報収集した後、
 湿原内の木道を歩きましょう。積雪時にはスノーシューの貸し出しもあります。
 コゲラやアカゲラ、ハシブトガラやシマエナガに会えるかもしれません。
 他にはゴジュウカラ、ミソサザイ、マヒワたちにも。

10:43温根内発

11:35釧路駅前着 ※滞在時間は、40分です。食事は、駅構内のパン屋さんや売店で軽く済ませましょう

12:15釧路駅前ターミナル発

13:00釧路空港着

チェックインしたら、お土産を購入。北海道のお土産は、しょっぱいもの、甘いものもどちらもおいしいものがたくさんあります。

13:45釧路空港発(ANA742便)

15:35羽田空港着


(6)3日目がっつりプラン


3日目もがっつりとまわり、遅い便で帰るプランです。

8:45釧路駅前発 ★駅前ターミナル20番線「鶴居線」

 ※乗車する際「温根内(おんねない)ビジターセンターで降りたい」と伝えてください

9:30温根内(おんねない)着 ※滞在時間は、1時間40分

・温根内ビジターセンター(休館日:火曜日、年末年始)
 バス下車後徒歩5分くらいで到着。ビジターセンター情報収集した後、
 湿原内の木道を歩きましょう。
 コゲラやアカゲラ、ハシブトガラやシマエナガに会えるかもしれません。
 他にはゴジュウカラ、ミソサザイ、マヒワたちにも。

11:10温根内発

11:21鶴見台着 ※滞在時間は、48分
鶴見台で、タンチョウたちを観察。タンチョウたちの姿をしっかりと目に焼き付けてください。

12:09鶴見台発

13:10釧路駅前着 ※滞在時間は、2時間30分


少し遅めの昼食は?

釧路和商市場 ※日曜日が休みなので、要注意です。

ごはん(酢飯もあります)を買って、自分の好きな釧路の海鮮をいろいろ乗せてもらう「勝手丼」が有名です。ちなみに私はボタンエビとホタテ貝、ホッキ貝が大好物です!

釧之助(せんのすけ)

JR釧路駅から、タクシーで10分くらい。1800円程度です。
釧路の海産物を食べられるお店が入っています。魚介類のお土産がたくさん売っていますので、悩みながら選ぶ楽しみがあります。
※土日祝日は大変混み合います。お時間に余裕を持って行ってみてください。

15:40釧路駅前発
16:25釧路空港着
チェックインしたら、お土産を購入。北海道のお土産は、しょっぱいもの、甘いものもどちらもおいしいものがたくさんあります。
ちなみに私は、厚岸(釧路と根室の途中の町)の蒸留所で作られたウイスキーが飲めるお店がお勧めです。

18:25釧路空港発
20:15羽田空港着


※2025年12月の情報です。
 ご旅行に行く場合は、必ずご自身で調べてからご出発ください。

冬の根室のバードウォッチングプラン2泊3日編 ―公共交通機関を使って、根室の冬を楽しもう―

冬の根室のバードウォッチングプラン2泊3日編
―公共交通機関を使って、根室の冬を楽しもう―


冬の北海道、特に道東へ行くのはハードルが高いという声をよく聞きます。
レンタカーが便利ですが、「雪道、アイスバーンの道を走るのは不安」という方もたくさんいます。
一方、オオワシ、オジロワシ、海ガモ類、大型カモメ類等、冬の根室は魅力がいっぱいです。
今回は、公共交通機関を使って、根室でバードウォッチングができるのか、調べてみました。

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(1)羽田空港―根室中標津空港発着、2泊3日でプランを立ててみました。1日目
(2)宿泊は?
(3)根室で何を食べれば良いか?!
(4)2日目、落石クルーズにチャレンジor納沙布岬で・・・
(5)納沙布岬を目指す
(6)2日目をがっつりと楽しみたい方、そして「平日」の場合・・・
(7)3日目(中標津空港―羽田空港の直行便で帰る方向け)
(8)3日目(千歳空港乗継便で帰る方向け)
(9)リンク集(野鳥ガイドやモデルプラン、時刻表など)
=========================================

(1)羽田空港―根室中標津空港発着、2泊3日でプランを立ててみました。


1日目 12:35発 羽田空港発(ANA377便)に乗りましょう。
羽田―中標津の直行便は、残念ながら1本しかありません。札幌での乗継便はありますが、今回はこの便で進めることにします。

14:15中標津空港に到着します。
14:45根室行きのバスで出発料金は1,920円です。
16:46駅前ターミナル(根室駅)に到着。
さすがに日本本土の最東端、時間がかかります。1日目は、根室のおいしいものを食べて、ゆっくりと休みましょう。

(2)宿泊は?


民宿、旅館、ホテルと、ピンからキリまでそれなりの数があります。
とにかく安く済ませたい、食事は外食で、宿でのんびり過ごしたい等、自分のペースで探すことができます。

ビジネスホテル感覚で泊まれるホテルです。1階にレストランもありますし、近くには回転寿司「根室花まる」もあります。

お勧めできるホテルです。和室もあります。

素泊まり5,000円の民宿です。野鳥ガイドもお願いできます。

この他にもたくさんあります。根室市観光協会のホームページを見てください。

(3)根室で何を食べれば良いか?!


イメージとしては魚介類ですね。あとは鹿肉のジビエ料理。エスカロップも試してみてください。

根室の食材を気軽に楽しめる回転寿司です。個人的には、生ホッキや生ホタテがお勧めです。

道東で増えすぎて困っているエゾシカ。鹿肉料理を食べるならここです。

根室の名物「エスカロップ」。ぜひ一度食べてみてください。

この他にもいろいろあります。こちらも観光協会のホームページを見てください。

(4)2日目、落石クルーズにチャレンジor納沙布岬で・・・


風や波の状況で、出航が左右される「落石ネイチャークルーズ」。ただし、出航してしまえば、ケイマフリやウミバト、コオリガモやシノリガモ、ラッコやゼニガタアザラシなどと出会うことができて、夢のような2時間を楽しむことができます。野鳥ガイドはべてらん揃いで、間違いありません。料金は12,000円と高い印象ですが、乗って損はありません。
ただ、これに加えて、根室駅から落石漁港までのタクシー料金がかかります。それでもせっかくなので、チャレンジしても良いと思います。


(5)納沙布岬を目指す


船に弱い方や天候が悪くて出航できなければ、日本本土最東端の納沙布岬を目指しましょう。
8:20駅前ターミナル(根室駅前)発―納沙布岬行き
車窓から周辺を注意しておきましょう。オジロワシやオオワシが飛んでいることがあります。

9:04納沙布岬着
まずは、納沙布岬灯台の裏(駐車場側からは見えません)にある「ハイド(観察小屋)」に入りましょう。
風を凌げて、ゆっくりと観察ができます。ここで重要なのは、防寒対策と望遠鏡。冬の北海道は、とにかく寒いので、防寒対策が絶対必要です。カイロをたくさん持っていきましょう。そして、望遠鏡があるとベストです。ウミバトやケイマフリ、シノリガモやコオリガモを観察できます。寒さに負けないで、長時間粘ることが重要です。
望郷の家・北方館に入れば、寒さをしのげます。北方領土に関する展示もぜひ見てください。ちなみに、この建物の前の岩場には、ヒメウやウミウがたくさんとまっています。その周辺の海では、シノリガモやオオセグロカモメ、ワシカモメ、ゴマフアザラシ、ラッコなどが観察できます。
昼食は、お土産屋さんや食堂で、食事ができます。ハナサキガニが入ったお味噌汁「てっぽう汁」を食べて、温まりましょう。
納沙布岬の飲食店は冬季休業していたり、不定休だったりするので、事前に電話で確認を!

12:40納沙布岬発

13:24駅前ターミナル(根室駅前)着
この後の数時間ですが、「明治公園」か「根室港」に行ってみましょう。
駅に寄らずにそのまま明治公園に行く場合は、「曙町」で途中下車して徒歩約6分。
根室港に行く場合は、「有磯営業所前」で途中下車して徒歩約10分。


公園を歩きながら、カラ類やシマエナガを探しましょう。「ハイド(観察小屋)」もあってのんびりとバードウォッチング楽しめます。

・根室港
根室駅から約2km。徒歩だと25分、車なら5分程度。カモメ類やコオリガモやビロードキンクロ等カモ類等が観察できます。運がよければ、オジロワシやオオワシが現れることもあります。

※根室交通のお得な1日フリー乗車券もあります。
利用可能路線:花咲線・納沙布線・厚床線・公住循環線・西浜線 
※中標津空港線は利用できません

(6)2日目をがっつりと楽しみたい方、かつ「平日」の場合・・・


6:40駅前ターミナル(根室駅)発
7:24納沙布岬着
2時間半の滞在時間。北方領土資料館や望郷の家・北方館は、9時からオープンなので、それまでの1時間30分は、ハイド以外に避難できる場所がありませんので注意が必要です。

北方領土資料館(11月~4月は水曜日休館)

望郷の家・北方館(11月~4月は月曜日休館)
 望郷の岬公園トイレは24時間開いています。

9:55納沙布岬発
10:39駅前ターミナル(根室駅)着
根室駅についたら一休み。早めの食事をとりましょう。

12:17駅前ターミナル(根室駅)発―厚床行き
12:36東梅着
東梅のバス停から歩いて2分で「春国岱ネイチャーセンター」に到着。
日本野鳥の会のレンジャーから、周辺部の野鳥情報を教えてもらいましょう。
ネイチャーセンター周辺の林の中を歩きながら、小鳥類を観察するもよし、春国岱を歩きながらオオワシやオジロワシ探すもよし、冬の根室を満喫できます。春国岱海岸草原でハギマシコの群れに出会えるかも。

15:17東梅発
15:34駅前ターミナル(根室駅)着

(7)3日目(中標津空港―羽田空港の直行便で帰る方向け)


★中標津空港―羽田空港の直行便で帰る方向けと千歳空港乗り継ぎで羽田空港に帰る方向けの2パターンを用意しました。

6:40駅前ターミナル(根室駅)発
6:55東梅着
時間があるので、春国岱をじっくりと歩いてみるのもよいでしょう。自然が創った原生の草原と森林、そこに暮らす野鳥たちとの出会いは格別です。運が良ければクマゲラに会えるかもしれません。
※レンジャーよりアドバイス!
「9時にはネイチャーセンターが開館します(休館日に注意)。開館するまで屋外にトイレがないので注意。東梅自然学習林をゆっくりまわって(1周1.4kmのコースですが野鳥観察しながらなら2時間くらいかかります)、ネイチャーセンターが開館したら館内で少し休憩し、情報収集して春国岱に行くのもあり。東梅自然学習林ではエゾリスも見られる可能性があります。」

・春国岱ネイチャーセンターの休館日
毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は、その翌々日)、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)

11:00東梅発
11:05道の駅スワン44ねむろ着
道の駅のレストランで、風蓮湖と春国岱、そして氷上のワシたちを眺めながら、昼食をとりましょう。
※毎週月曜日休館(月曜が祝日の場合は、翌日休館)
※レンジャーよりアドバイス
 道の駅が休みの場合は、中標津空港で昼食が取れます!

12:05道の駅スワン44ねむろ発
13:44中標津空港着
北海道のお菓子は、どのメーカーもおいしいです。

14:55中標津空港発(ANA378便)
16:50羽田空港着

(8)3日目(千歳空港乗継便で帰る方向け)


7:25 駅前ターミナル(根室駅)発 ※平日限定 
7:39 花咲港中央着
カモメ類、ウミアイサ、シノリガモなど海ガモ類、アカエリカイツブリなどが観察できます。クロガモやコオリガモが岸壁近くまで寄ってきていることもあります。運が良ければ、ウミガラスやケイマフリが湾内に入っていることもあります。

9:26 花咲港中央発
9:41 駅前ターミナル(根室駅)着
ターミナルそばの喫茶店ニューモンブラン(10時オープン)や根室市観光インフォメーションセンター(土産物屋あり)などで時間調整。

※根室駅周辺で、食料の買い出しを忘れずに!
春国岱ネイチャーセンター周辺には、レストラン等がありません。

10:45駅前ターミナル(根室駅)発
11:00東梅着
時間があるので、春国岱をじっくりと歩いてみるのもよいでしょう。自然が創った原生の草原と森林、そこに暮らす野鳥たちとの出会いは格別です。運が良ければクマゲラに会えるかもしれません。

15:15東梅発
16:59中標津空港着
北海道のお菓子は、どのメーカーもおいしいです。

17:40中標津空港発(ANA4886便)―札幌行き
18:40札幌新千歳空港着
19:30札幌新千歳空港発

21:10羽田空港着

(9)リンク集(野鳥ガイドやモデルプラン、時刻表など)


・「ガイド同行ならビギナーだって絶対に楽しめる! 野鳥の聖地 根室で一泊二日のバードウォッチング」
(知床ねむろ観光連盟ホームページ)
見られる野鳥や場所の紹介、お土産や食事、野鳥ガイドの紹介もあります。きれいな野鳥の写真もあるので、見るだけでも楽しめます。

・バス時刻表「中標津空港⇔根室駅」途中、春国岱ネイチャーセンター(バス停・東梅)有り)

・バス時刻表「根室駅⇔厚床駅(途中、春国岱ネイチャーセンター(バス停・東梅)有り)

・バス時刻表「根室駅⇔納沙布岬」

・根室市観光協会ホームページ
 ⇒観光協会にお問い合わせいただければ、
  観光パンフレット、野鳥の楽園(根室・ひがし北海道バードウォッチングガイド)、
  ねむろの野鳥ミニ図鑑ほか、バス時刻表などお送りします。

★何かわからないことがあれば、「根室市観光インフォメーションセンター」へ
TEL:0153-24-3104 9:00―17:00
元日本野鳥の会のレンジャーがいます! 「遠慮なくご連絡ください」と力強い協力の言葉をいただきました。

落石ネイチャークルーズまでの移動が、タクシーでは難しい場合は、以下をご検討ください。

観光協会の方からのアドバイスです。
本土最東端パノラマクルーズ(歯舞クルーズ)であれば、根室交通バス納沙布線で行くことはできます。
 ⇒ガイドはいませんが、ある程度探したり識別できる人はコチラもありかと
 (7,000円 2時間 9:30、12:00出港)バス停から歩いて受付事務所まで約350m

★午前の部
8:20根室駅前バスターミナル発
8:52歯舞(はぼまい)信金前着
9:30~11:30 歯舞クルーズ
12:51歯舞信金前発
13:24根室駅前バスターミナル着

★午後の部
11:05根室駅前バスターミナル発
11:37歯舞(はぼまい)信金前着
12:00~14:00 歯舞クルーズ
15:21歯舞信金前発
15:54根室駅前バスターミナル着


※2025年12月の情報です。
 ご旅行に行く場合は、必ずご自身で調べてからご出発ください。

2025/12/20

12/21初心者向けバードウォッチングin東京港野鳥公園にご参加の皆さまへ

 12/21初心者向けバードウォッチングin東京港野鳥公園にご参加の皆さまへ


当イベントは、予定通り開催いたします。

野外を歩きますので、防寒対策をしてお越しください。


現在、天気予報では、くもり時々雨の予報となっております。

雨具をお持ちくださいますようお願いいたします。

雨が強い場合は、

観察時間の短縮や、室内での観察にプログラムを変更する場合がございます。

あらかじめご了承ください。


ご不明な点がございましたら、メールでご案内した問い合わせ先までご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


日本野鳥の会 普及室


ーーー

当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。

2025/12/13

12/14初心者向けバードウォッチングin谷津干潟にご参加の皆さまへ

 12/14初心者向けバードウォッチングin谷津干潟にご参加の皆さまへ


当イベントは、予定通り開催いたします。
野外を歩きますので、防寒対策をしてお越しください。

現在、午前中が雨の予報となっております。
雨が強い場合は、
観察時間の短縮や、室内での観察にプログラムを変更する場合がございます。
あらかじめご了承ください。

ご不明な点がございましたら、メールでご案内した問い合わせ先までご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

日本野鳥の会 普及室

ーーー
当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。
参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。

2025/12/10

ニコンモナーク探鳥会(東京港野鳥公園)を開催しました

 2025年11月23日(日)に東京港野鳥公園(東京都大田区)にて、「ニコンモナーク探鳥会」を開催しました。


 「ニコンモナーク探鳥会」は、主にバードウォッチング初心者の方を対象に、野鳥観察の楽しさを体験していただくイベントです。参加者の皆さんには、ニコンの双眼鏡「モナークM7」を貸し出し、双眼鏡をお持ちではない方も気軽に参加できます。

▲ニコンモナークM7
見え味は明るく、コンパクト。
初心者におすすめの双眼鏡です。

 東京港野鳥公園は、雑木林や淡水池、汽水池、干潟など多様な環境があり、一年を通してさまざまな野鳥を観察することができます。今回は、雑木林がある自然生態園と、海に面している前浜干潟を中心に、30名の参加者が3つのグループに分かれて観察を行いました。

▲広場であいさつをしてスタート

 観察前に、スタッフが双眼鏡の基本的な使い方を説明し、参加者の皆さんと一緒に練習をしました。練習のあと、自然生態園を歩きながら野鳥を探しました。ここでは、藪の中で鳴くウグイスやアオジの地鳴きを聞くことができました。参加者からは、「ウグイスって冬でもいるんですね」と驚きの声が上がりました。木の上では、ヒヨドリがにぎやかに鳴いており、鳴き声をたよりに姿を探し、双眼鏡で観察しました。

▲双眼鏡や望遠鏡を使って観察しました

 次に訪れた前浜干潟では、観察窓から水辺の野鳥たちを観察しました。観察窓から外をのぞくと、岩の上にイソシギがいました。尾羽を小さく振りながらちょこちょこ動く姿に、参加者から「かわいい!」という声が上がりました。観察窓のおかげで鳥を驚かせることなく、近くでじっくり観察することができ、双眼鏡でも鳥の表情や仕草まで見ることができました。

▲イソシギを見ることができました!

 沖合には、オオバンやカンムリカイツブリが浮かんでいました。少し距離があったため、ここでは望遠鏡を使って観察しました。双眼鏡と望遠鏡を使い分けた観察で、観察シーンに応じた道具の適した使い方を実感していただきました。

 探鳥会終了後は、室内でその日見られた野鳥の振り返りを行いました。参加者の方からは、「鳥の探し方などたくさん教えていただき、貴重な時間となりました。」「双眼鏡で鳥をとらえた瞬間の感動はやみつきになりそうです。」などの感想をいただきました。

▲その日見られた鳥をふりかえる「鳥合わせ」をして
観察会は終了しました。

 これからも「ニコンモナーク探鳥会」を通じて、多くの方にバードウォッチングの楽しさや魅力をお届けしていきたいと思います。

★このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催いたしました。

2025/12/02

今月の鳥「ハイイロチュウヒ」

 

日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

202512月の鳥は「ハイイロチュウヒ」です。

 

撮影:西 次郎/撮影地:徳島県

 

日本では、越冬のために飛来するタカの仲間です。

大きさはハシボソカラスくらいで、草原の地平線あたりで飛んでいるのでよく目立ちます。

私が特に好いているポイントは、顔の見た目、かたちです。

頬にかけてフクロウのようなハート♡模様があり、前方に立体感が無いため、ちょっと小顔に感じます。その平たい顔のおかげで、聴こえる音を集める効果があると言われています。

私の顔も負けじと平たい方なのですが、あまり効果を感じたことはありません…。

 

オスの姿が灰色(ハイイロ)であることが、ハイイロチュウヒの由来だと思いますが

この写真のように、メスは、普通のチュウヒに似て、茶色っぽい見た目をしています。

チュウヒと同じ環境・ヨシ原等で暮らし、V字のポーズで風の上を滑るように飛ぶのが得意な点も同じです。

その見分け方としては腰(尾羽の付け根あたり)の羽が白色です。飛んでいるときなどに確認できます。ほかにも、翼の裏の斑がチュウヒよりもしっかり濃いめであります。

 

そんなこんなで、ハッキリと見分けるのは一筋縄ではいかない鳥の世界ですが、

葉が枯れて見通しが良くなった冬は、空を飛ぶ猛禽類も見やすく、

結構じっくり観察できます。

なので、もし、これからバードウォッチング始めたい人がいれば、私は冬をおすすめします。

 

観察しやすいカモたちや、静止している植物をついばむ小鳥も冬ならではの景色です。

さらに、鳴く虫が少ないので、静かな世界でひときわ目立つ、鳥の声は心地よいです。

しかも冬は空気が乾燥して、気温が低いため、遠くの音が伝わりやすくなるそうです。

ぜひ、暖かい布団の悪魔に勝って、早起きしてみてください。

 

スタッフMKでした。

 

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ワイルドバードカレンダー2026年版発売中!

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2025/11/22

11/23ニコンモナーク探鳥会にご参加のみなさまへ

11/23ニコンモナーク探鳥会(東京港野鳥公園)にご参加の皆さまへ


当イベントは、予定通り開催いたします。
野外を歩きますので、防寒対策をしてお越しください。

また、イベント直前やイベント中でも、雨の予報が出た場合は、
観察時間の短縮や、室内での観察にプログラムを変更する場合がございます。
あらかじめご了承ください。

ご不明な点がございましたら、メールでご案内した問い合わせ先までご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

日本野鳥の会 普及室

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当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。
参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。

2025/11/04

今月の鳥「マガン・シジュウカラガン」

日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2025年11月の鳥は「マガン・シジュウカラガン」です。


撮影:内藤健晴/撮影地:宮城県

 写真に2種類のガンが写っています。体が茶色っぽく、嘴が橙色をした鳥がマガン、体が黒っぽく、頬が白い鳥がシジュウカラガンです。

 マガンやシジュウカラガンは、シベリアやアラスカで繁殖を終え、秋になると日本に渡ってきて冬を過ごします。日本では、毎日規則正しく過ごすが特徴的です。夜、湖沼で集団ねぐらをとり、日の出頃に一斉に周辺の田んぼに飛び立ち餌を食べたり休んだりします。そして日の入り頃、再び湖沼に集まってきます。

中でも、日の出の頃、10万羽近くのガンたちが一斉に飛び立つ時と、夕方ねぐらに集まってくるシーンは何度見ても感動します。特に日の出の頃一斉に飛び立つ時は、万単位のガンが一斉にはばたくため、「ドン!」と羽音が周囲に響きわたり、その1~2秒後に「カハハン・カハハン」と一斉に鳴きながら飛んでいきます。湖沼の周辺で観察していると、運がいい時には、自分の頭上を無数のガンが飛んでいくことがあります。空一面にガンの群れが広がり、言葉では言い表せない程感動します。

昔から、日本三大祭り、三名園、三奇矯など、日本三大〇〇は、その分野の代表的なものとして使われています。もし、バードウォッチングにも日本三大〇〇があれば、間違いなくこのシーンが選ばれると思います。

 野鳥に興味のない人でも、このシーンをみたらきっと感動するはずです。ぜひお知り合いを誘って観察しに行ってみてはいかがでしょうか?

 なお、近年、鳥インフルエンザが猛威を振るっています。有名な湖沼では、感染拡大を防ぐため、石灰が巻かれており、車のタイヤはもちろん、ご自身の靴底も消毒することができるような設備も用意されています。湖沼に近づく前と後、必ず消毒するようにしてください。また、対策がとられていない場所がある場合もありますので、ご自身でアルコールを用意して、タイヤや靴底、三脚の先等、現地で地面に接地する箇所を消毒することも有効です。この他の注意事項は、当会WEBサイトに掲載しており、環境省が発表する鳥インフルエンザ発生エリアの情報リンクもあります。現地へ行かれる前は、ぜひ一度ご確認ください。


●バードウォッチングに出かける際の鳥インフルエンザへの配慮のお願い

https://www.wbsj.org/activity/conservation/infection/influenza/infl20241227/


WILD S


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2025/10/02

今月の鳥「ハマシギ」

 日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。


2025年10月の鳥は、「ハマシギ」です。

撮影:森本 義光/撮影地:佐賀県


ハマシギは、日本の干潟や海岸に飛来するシギの仲間です。

季節によって羽が生え変わり、色が変わります。夏羽は背中が赤褐色で、お腹の中央に大きな黒斑があります。一方、冬羽では頭から背中にかけて淡い灰色で、お腹は白くなります。

今回のカレンダー写真のハマシギは冬羽の姿です。

ハマシギは旅鳥で、アラスカ北部など北半球の高緯度帯で繁殖を行い、秋になると南下します。日本へは渡りの中継地や越冬地として飛来します。シギの仲間の中では比較的よく見られる鳥ですが、身近な住宅街などで出会える鳥ではないため、見たいと思ったら干潟や海岸へ出かける必要があります。

国内でも有数のシギやチドリの中継地・越冬地として知られているのが、佐賀県の東よか干潟です。ここでは、ハマシギをはじめ、トウネン、ダイゼン、チュウシャクシギ、ダイシャクシギなど、大きさも種も異なるさまざまなシギチが飛来し、数万羽単位の群れを作ります。

私も何度か訪れたことがありますが、広大な泥の干潟に見渡す限りのシギ・チドリの数に圧倒されます。干潟をちょこちょこと走り回って、採餌する様子はとてもかわいらしく、見ていて飽きません。

そして、一番の見どころは飛翔シーンです。ハヤブサなどの天敵が現れたり、潮が迫ってきたりすると、群れは一斉に飛び立ちます。空中で波打つように飛ぶ姿は、光が当たるとキラキラと光って見え、まるで魚群のようです。運よく近くを飛ぶと羽音まで聞こえてきて圧巻の迫力です。

しかし近年、干潟や湿地の減少によって、ハマシギは世界的に数を減らしているといわれています。ハマシギは、繁殖地から中継地、そして越冬地へと、大きな渡りを繰り返す鳥です。どこか一つの場所でも失われてしまうと、その渡りの旅は途切れてしまうことになり、日本の干潟も彼らが命をつなぐうえで欠かせない重要な中継地、越冬地となっているのだろうと思います。

これからもハマシギたちが空いっぱいに群れ飛ぶ姿を見られることを願っています。


スタッフIM


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2025/09/27

ツバメを見守る輪_Vol.106_得々うどん大西店

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「ツバメの見守りありがとう」愛媛県の

「得々うどん大西店」に感謝状贈呈

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日本野鳥の会愛媛からの推薦で、
得々うどん大西店」へ感謝状を贈呈しました。

得々うどん大西店では、お店の出入り口や裏口に5個ほどのツバメの巣があります。

得々うどん大西店

得々うどん大西店のツバメたち

この店では、10年くらい前からツバメが子育てをしているそうで、地面にフン除けとして段ボールを敷くなどして見守っています。夜になると巣の近くの照明に留まって、寄ってくる虫をぱくぱく食べる姿が見られました。

店長の中西さんは、「ツバメが来ると、今年もこの時期になったなぁと感じます。ツバメのひなたちが巣から落ちないか心配しながらも見守っています。毎年、ひなが巣立つ瞬間を見るとうれしいです。ツバメに気づいて写真を撮っているお客さんもいますよ。」とお話されました。

こうした見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状をお送りしました。

▲ツバメ見守りステッカーも貼っていただきました!

中西さんからは、「ありがとうございます。大変光栄です。これを機に、
僕も従業員もみんなで一緒に見守っていきたいです。」とコメントをいただきました。

ツバメを見守る輪_Vol.105_松江市立佐太小学校

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「ツバメの見守りありがとう」島根県の

「松江市立佐太小学校」に感謝状贈呈

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松江市立佐太小学校」へ感謝状を贈呈しました。

松江市立佐太小学校では、毎年コシアカツバメが校舎に飛来し、営巣しています。
巣は校舎の各階に分散しており、児童が給食を摂る「ランチルーム」の外側にも巣があり、児童たちはコシアカツバメの様子を観察しながら、食事の時間を過ごしているとのことです。
▲軒先に並ぶコシアカツバメの巣

ほかにも、鳥に興味のある児童が中心となり、校内の営巣分布がまとめられ、校内新聞による情報発信も行われました。

▲校内の営巣分布図

先生方は、このような見守り活動を通じて児童たちが自然にふれあうことで、情操教育の一環となることも期待しているそうです。

こうした見守りに対して、日本野鳥の会より感謝状をお送りしました。

冬の鶴居村のタンチョウウォッチングプラン2泊3日編 ―公共交通機関を使って、タンチョウに会いに行こう―

 冬の鶴居村のタンチョウウォッチングプラン2泊3日編 ―公共交通機関を使って、タンチョウに会いに行こう― タンチョウに会いたい、でも冬の北海道のハードルは高いな・・・と思っている方向けに、公共交通機関を使ってタンチョウに会えるプランを調べてみました。 ==============...