2025/04/01

今月の鳥「クロツグミ」

 

日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

20254月の鳥は「クロツグミ」です。

 

 撮影:市川  進 撮影地:長野県

「クロツグミの魅力は何ですか?」と聞かれたら、多くの方は「声の美しさ」と答えるのではないでしょうか。

初夏の爽やかな森の中で朗らかなクロツグミの声を聴いていると、「今、すごく贅沢な時間を過ごしているなぁ」とゆったりした気持ちになれます。


そんなクロツグミは、私にとって「鳥の鳴き声の判別」の難しさを教えてくれた鳥です。


まだ鳥の声の特徴がよく分からずにバードウォッチングをしていた頃、「声がとてもきれいなのは分かるんだけど、誰なのかは分からないオオルリ?クロツグミ?」と、よく苦労していました。

かつての私のフィールドでは鳴き真似が上手なクロツグミがいたので、余計に判別が難しかった思い出があります。


図鑑を見てみると、クロツグミの鳴き声は「キーコキーコ」や「キョコキョコ」というフレーズで記載されていたりしますが、実際にフィールドへ出てさえずりを聴いてみると、その文字では聴こえなかったり、もっとフレーズが複雑だったりと、ヒト・鳥ともに個人差が大きい部分があって、なかなか実感できなかったりします。

(私の耳では、クロツグミの「キーコキーコ」は「ヒッヒロヒッヒロ」に聴こえる…)

おまけに、鳥のさえずりには地方によってリズムやアクセント(?)に若干の違いがあるため、

フィールドを変えると、覚えたフレーズと違う!と混乱することもあります。

 

では、どうやって鳥の声を判別するのか?

私は「声質で聴き分ける」という方法に辿り着きました。

 

グループ歌手が歌う曲を聴いたとき、最初は分からなくても声を覚えるとだんだん誰がどこを歌っているのかが分かってくるように、鳥の声をフレーズで覚えることをやめて、印象や聞いた時の感覚で覚えるようにしてみたのです。

とっても感覚的で抽象的な話になりますが……例えば、


「クロツグミの声は、澄んでいるけどとにかく大きくてよく響いて、歌手だったら倍音が多いタイプだ。」

「自分の感覚でハッとするくらい通るなと思ったときはクロツグミだな

 

「オオルリはクロツグミより残響感はないけど、瞬発的に響く感じだな~」

「ヂヂヂで締めるときはだいたいオオルリだな」

 

「キビタキはオオルリより忙しい感じがする

「コガラのさえずりは哀愁がある音

 

などなど。

これに加えて頭上か地面か、どの高さから声が聴こえるかも合わせて意識すると、クロツグミが他の鳥の声を真似していても引っかからなくなってきました。

「同じ曲をカバーしていても、歌手が違えば印象が変わって聴こえる」というのが、

鳥のさえずりにもあるんだな~と感じた瞬間でした。

 

さて、これからのシーズンは鳥たちのさえずりを思い切り楽しめる季節!

フィールドに足を運んで、自分なりに鳥の歌声を解釈して楽しんでみる

そんなゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

「最近、鳥の鳴き声が聴こえにくくなってきた」という方には、

鳥の高い声を拾いやすくするように設計された集音器「探聴サポート」がおすすめです。

https://wildbird-blog.blogspot.com/2024/06/blog-post.html

2週間のお試しレンタルも受付中です!

バードウォッチングシーズンのお供にぜひご使用ください。

 

 

スタッフF

 

2025/03/27

ニコンモナーク探鳥会(長居植物園)を開催しました。

2025年3月1日(土)に大阪市の長居植物園にて「ニコンモナーク探鳥会」を開催しました。

「ニコンモナーク探鳥会」は、おもに、バードウォッチング初心者の方を対象に、野鳥観察の楽しさを体験していただくイベントです。参加者の皆さんには、ニコンの双眼鏡「モナークM7」を貸し出し、双眼鏡をお持ちでない方も気軽に参加できるようにしています。

▲貸し出した双眼鏡「モナークM7」。
明るくクリアに見える双眼鏡を使うことで、
バードウォッチングをより楽しく


今回のフィールドは四季折々の花が楽しめる長居植物園です。園内には、池や林、小川など多様な環境が広がり、さまざまな野鳥を観察できるフィールドです。

▲長居植物園には池や林があり、様々な野鳥観察できるフィールド。


当日は2時間のプログラムを2回開催し、各回15名ほどが参加。小学生から大人まで幅広い年代の方々が集まりました。

園内を散策しながら、双眼鏡の使い方や野鳥の見つけ方、見られた鳥の特徴について解説し、バードウォッチングを体験していただきました。カワセミ、カワウ、カイツブリなど水辺の鳥に加え、ウメにやってきたメジロなど林の鳥も観察することができました。

▲カワセミ。双眼鏡や望遠鏡でじっくり観察できました。

参加者の方々からは、「カワセミを望遠鏡で見た瞬間、思わず声が出ました!」「普段は気づかない野鳥の姿や細かい部分まで観察できて、感動しました」「双眼鏡選びの参考になりました」といった感想が寄せられ、よい時間をすごしていただけたことがうかがえました。

これからも、さまざまなフィールドで探鳥会を開催し、より多くの方にバードウォッチングの楽しさをお伝えできればと考えています。

このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催いたしました。

2025/03/04

【イベントのお知らせ】3/18初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座


 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

 (Zoomによるライブ配信&見逃し配信) 

 3/18(火)19時~ ★要申込

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バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 

今月のテーマは、「夏鳥入門!夏鳥の予習をしよう」です。

キビタキ、オオヨシキリ、コチドリに注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。

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▼実施概要

【日時】】2025年3月18日(火)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料

※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。

【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/cec32afc329810



**見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】3/13(木) 

【視聴方法】3/14(金)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。

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**お友達への紹介歓迎です!**

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会

【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org 

2025/03/03

今月の鳥「コチョウゲンボウ」

日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

20253月の鳥は「コチョウゲンボウ」です。

 

撮影:森田 文三郎 撮影地:埼玉県

 

コチョウゲンボウは、ハヤブサ目ハヤブサ科に属し、冬鳥として主に九州以北の農耕地・干拓地・海岸などに飛来します。

全長はオスが29cm、メスが33cm。キジバトの全長が33cmなので、メスはハトサイズ、オスはハトよりも小さい猛禽類です。

 

似た鳥にチョウゲンボウがいますが、チョウゲンボウは留鳥で市街地や河川敷などでも見られるのに対し、コチョウゲンボウは冬鳥で飛来数は少なく、出会えると嬉しい鳥でもあります。

 

そこで、ここではコチョウゲンボウの探し方を2つご紹介します。

探し方1つ目は、「農耕地の電線をよく見る」です。

猛禽類の探し方に、農耕地の電柱の上をひとつひとつ確認する、という方法があります。

見晴らしの良い電柱の上は猛禽類にとって都合が良いようで、ノスリやトビがよくとまっているのを見かけます。

そんな中、コチョウゲンボウは“電柱”ではなく、“電線”にとまります。

他の猛禽類は体が大きいためか、電線にとまることはめったにありません。

農耕地や干拓地を訪れた際は、電線に止まるハトサイズの鳥を注意深く確認すると、コチョウゲンボウに出会えるかもしれません。

 

探し方2つ目は、「飛び方を覚える」です。

コチョウゲンボウの飛翔時のシルエットでは、ハヤブサ科特有の長く先のとがった翼が目立ちます。

また、小柄でかわいらしい見た目のコチョウゲンボウですが、れっきとした猛禽類で、小鳥を捕食します。小柄な体を活かし、小回りの利いたスピード感のある飛び方で、小鳥たちを追いかけます。コチョウゲンボウが上空を飛び、小鳥たちが慌てて逃げていく様子を見ると、小さいながらも猛禽類らしさを感じます。

飛翔時のシルエットと、大きいツバメが飛んでいるかのような特徴的な飛び方を覚えると、コチョウゲンボウに気付くことができるはずです。

 

いかがでしたでしょうか。

春が近づき、コチョウゲンボウたちはそろそろ渡ってしまう時期となりますが、みなさんもぜひコチョウゲンボウ探しに挑戦してみてください。

 

スタッフIM

 

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農耕地で観察をする際は、農家の方や地元の方の迷惑にならないようマナーを守って楽しみましょう。

野鳥観察・撮影の初心者の方に向けた、マナーのガイドライン

https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/bbw/manner-guideline/

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2025/02/08

2/9「光学機器購入者限定探鳥会(まつぶし緑の丘公園)」にご参加の皆様へ

2/9「光学機器購入者限定探鳥会(まつぶし緑の丘公園)」にご参加の皆様へ


当イベントは、予定通り開催いたします。

終日、晴れの予報となっておりますが、

念のため、雨具のお持ちの上ご参加ください。

また、寒さが予想されますので、あたたかくしてお越しください。


みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。


※当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。


公益財団法人日本野鳥の会 普及室

2025/02/03

今月の鳥「ユキホオジロ」

 日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2025年2月の鳥は「ユキホオジロ」です。

撮影:中畑 勉 撮影地:北海道


ユキホオジロ。まず、名前が良い。

シロハヤブサ、シロフクロウ、シロカモメ、シロアジサシと、

日本の野鳥の中で、「白」とつくのはたくさんいますが、「雪」とつくのは「ユキホオジロ」だけ。

新雪の中に少し埋まっている姿や雪の塊の陰にひっそりとうずくまる姿は、まさに名前通りと感じます。


初めての出会いは、北海道根室市の「春国岱(しゅんくにたい)」。

横殴りの雪の中、春国岱に掛かる赤い橋を渡ると、枯れたハマニンニクの草地が広がっています。

覚悟を決めて歩き始めると、50羽くらいの小鳥が群れ飛ぶ姿が視界に入りました。

買ったばかりのツァイスを向けると、ハマニンニクにとまり、顔につけた雪も気にせず、一心に実を啄む白い小鳥はユキホオジロでした。


最近では、北海道別海町の「野付(のつけ)半島」が有名ですが、厳寒の中、数キロは歩かなくては出会うことができない貴重な野鳥です。

数年前に訪れたときも、数キロ歩いた後、なかなか出会えず、1時間くらいじっと待っていました。

この日は無事出会えましたが、出会えないこともあります。

誰もいない冬枯れの草原で、寒さに耐え、じっと待っている時に思い浮かべるのは、ネガティブなこと。

携帯電話が無い時代、捻挫したら終わりだったな・・・とか、今地震が起きて津波が来たらおしまいだな・・・

とか。

しかし、ユキホオジロが姿を現すと、一瞬でそんなことは飛んで行ってしまい、感動と達成感でいっぱいになります。

毎年行くのはなかなか難しいですが、「数年に一度の出会いを楽しむ」。私の中で、ユキホオジロはそんな野鳥なのです。

今年は行けるかな、いつ行こうかな、と思ってみたり、計画を立ててみたりすることもバードウォッチングの楽しみ方の一つではないでしょうか。

厳寒の北海道、ぜひ訪れてみてください。


残念なのは、野付半島でも撮影マナーの悪化があり、ユキホオジロを追いかけまわったり、餌付けをする輩がいるそうです。

自然豊かな北海道の片隅までやってきたのに、こんな場面には出会いたくないですね。


2025/01/28

【イベントのお知らせ】2/13野鳥を守るを仕事にする オンライン職場訪問

 

野鳥を守るを仕事にする オンライン職場訪問

<第10回> 野鳥の宝庫勇払原野を守れ ~希少鳥類を保護する仕事~

(Zoomによるライブ配信&見逃し配信)

2/13(木)  19時~  *要申込

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「野鳥が好き。自然が好き。だから自然を守る仕事に就きたい。」

そんな思いを持っているみなさんに、普段なかなか知る機会がない、日本野鳥の会のお仕事についてお話しを聞いていただく連続ライブセミナーの第10回目です。

民間の自然保護NGOの活動と組織を支えるために、スタッフは日々何を考え、どんな仕事に取り組んでいるのでしょうか? 

毎回実際に日本野鳥の会で働く職員を招いて、仕事の内容ややりがい、苦労話などを根掘り葉掘り聞いていきます。

今回は、(公財)日本野鳥の会 ウトナイ湖サンクチュアリでレンジャーとして活躍されている、稲葉 一将さんにお話を伺います。

皆様のご参加をお待ちしております。


◆公益財団法人 日本野鳥の会とは?

野鳥の保護と調査研究、自然環境の保護を目的として1934年に創立された会員制の公益財団法人。バードウォッチングの会(探鳥会)を開いて自然の尊さを啓蒙し、サンクチュアリや野鳥保護区を設置している。

約100人の有給スタッフを抱える。

https://www.wbsj.org/


▼実施概要

【日時】2025年2月13日(木)19時から1時間半程度

【内容】

スピーカー:稲葉 一将さん

(公益財団法人日本野鳥の会 自然保護室苫小牧グループウトナイ湖サンクチュアリ レンジャー)

モデレーター:曽我 千文さん(公益財団法人 日本野鳥の会 監事)


稲葉さんは、子どものころ静岡県富士宮市で日本野鳥の会の支部の探鳥会に参加したことがきっかけで野鳥を守る仕事につきたいと思うようになりました。そして大学に進学して栃木県宇都宮市でオオタカの保護活動を経験し、みっちりと自然保護活動の経験を積んだ後、卒業後は日本野鳥の会に就職しレンジャーになりました。

レンジャーとして主に担当してきたのは、数が少なくなった希少鳥類を守る仕事です。北海道の根室周辺や苫小牧周辺の勇払原野をフィールドに日々野鳥の調査や開発業者さんとの折衝、地元の自然保護団体との調整に明け暮れています。自然保護の最前線の仕事はやりがいもありますが、過酷な環境での調査活動や開発業者さんとの交渉事など肉体的精神的にきついこともたくさんあります。

そんな中で稲葉さんは何を支えにどんなことを考えながら仕事をされているのでしょうか?ここでは現在担当している勇払原野保全についてお話を伺いながら、レンジャーという仕事の実際について伺っていきます。

自然保護や野鳥保護に関心のある方はもちろん、非営利団体の経営に興味を持っている方などたくさんの方のご参加をお待ちしています。


<予定されている話題>

1 きっかけは支部の探鳥会

2 希少鳥類を保護する仕事

3 野鳥の宝庫、勇払原野を守れ


<質疑応答>

事前にいただいた質問を中心に可能な限りお答えしていきたいと思います。


【開催方法】Zoomウェビナーによるライブ配信&見逃し配信

【対象】

自然保護団体等への就職や転職に興味・関心のある方。高校生や保護者の方なども歓迎。(お話は、高校生以上の方を対象とした内容となっていますのでご承知おきください。)

【参加費】無料

【申込方法】以下のオンラインフォームからお申込みください。

https://pro.form-mailer.jp/fms/ef87ba03326883

【締切】2/11(火・祝)

【視聴方法】2/12(水)に参加方法をメールでお送りします。メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


★見逃し配信について

イベント開催後に、録画の配信をします。配信期間は、ライブ配信終了後から2週間程度を予定しています。視聴方法につきましては、お申込者の方へメールでお知らせしますので、見逃し配信のみご希望の方も、上記フォームより締め切りまでにお申し込みください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)とスピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。

・このイベントは、就職のための採用説明会ではありません。

・野鳥についての解説や、映像は出てきません。ご承知おきの上、ご参加ください。


【主催】公益財団法人日本野鳥の会


【問合せ】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

メール event@wbsj.org

【イベントのお知らせ】2/9ニコンモナーク探鳥会オンライン「冬の池でバードウォッチング」

ニコンモナーク探鳥会オンライン「冬の池でバードウォッチング」

 (Zoomによるライブ配信&見逃し配信) 

 2/9(日)10時~ ★要申込

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おうちにいながら、バードウォッチングを体験できる「オンライン探鳥会」です。


カモなどが集まる冬の池から、当会職員がライブ配信を行います。

初心者の方向けに野鳥観察の楽しみ方をお伝えします。

現地に行けない方も、行ったつもりでバードウォッチングしましょう!


バードウォッチングにおすすめの双眼鏡「ニコンモナークM7」もご紹介します。

https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/telescope1/gd4854


▼実施概要

【日時】2025年2月9日(日)10時から1時間程度

【配信方法】Zoomウェビナーによるライブ配信&見逃し配信

【参加費】無料

【申込方法】 以下の専用申込フォームよりお申し込みください。

https://pro.form-mailer.jp/fms/773b04bd327317

※クリックしてもフォームが開かない場合は、

URLの文字列をコピーし、ブラウザのアドレスバーに貼り付けてください。

【締切】2/6(木)

【視聴方法】2/7(金)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


★見逃し配信について

イベント開催後に、録画の配信をします。

配信期間は、ライブ配信終了後から1週間程度を予定しています。

視聴方法につきましては、お申込者の方へメールでお知らせしますので、

見逃し配信のみご希望の方も、上記フォームより締め切りまでにお申し込みください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)とスピーカーかイヤホン、

またはスマートフォンやタブレットが必要です。

・通信状況によって映像や音声が途切れたり乱れたりする場合があります。

また、悪天候等のために内容を変更することがあります。あらかじめご了承ください。


【主催】公益財団法人 日本野鳥の会

【協賛】株式会社ニコンイメージングジャパン

【後援】まつぶし緑の丘公園


【問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org

2025/01/21

個別支援学級にて出張授業を実施しました!

 2024年12月23日に横浜市立芹が谷中学校の個別支援級にて、

当会スタッフが鳥の学習のための特別授業を実施しました。


芹が谷中学校の個別支援学級では、理科の授業で学校にやってくる野鳥について学習をしています。

当会による特別授業は今回で2回目の開催で、前回は2024年の2月にシジュウカラの子育てについてのレクチャーと巣箱を取り付ける作業を行ないました。

(前回の様子はこちらから)


今回はシジュウカラが1年を通してどのように過ごしているのかについてのレクチャーと、取り付けた巣箱の回収と中身の観察・再設置を行ないました。


▲レクチャーの様子。

2月に設置した巣箱でシジュウカラは営巣をしてくれたのでしょうか…?
巣箱の中身を確認していきます。

▲巣箱は全部で8個。

▲ドライバーを使って開けていきます。


中身はどんな感じでしょうか。。。



▲空っぽでした…!


残念ながら、どの巣箱でもシジュウカラが営巣した痕跡はありませんでしたが、巣箱の中には何かのフンや虫の繭、ドングリ(!)、ヤモリが産卵した跡などが残っていました。

当会スタッフが観察用に用意した別の巣箱の観察では、ドロバチが使った後の巣やヨコヅナサシガメの幼虫が越冬している様子も見ることができました。


▲ヨコヅナサシガメの幼虫(左)とドロバチの巣(右)。


樹洞を利用する生き物が巣箱にやって来ているのですね。

巣箱は鳥だけではなく多様な生き物が使用していることが分かりました。


巣箱の観察の後は、班に分かれて巣箱の再設置を行ないました。

どうしてシジュウカラが来なかったのか、周りの環境や巣箱の高さ、向きなどの原因を考えて改善したり「ここに設置した方が教室から観察しやすいよ!」など意見を出し合いながら巣箱を設置していく様子が見られました。



▲高所の取り付けは当会職員が行ないました。


最後は教室内で改めてシジュウカラが来なかった原因について意見などをまとめ、

観察結果といっしょにワークシートへ記入して終了となりました。

生徒の皆さんは今回の授業でもとても積極的で、巣箱にシジュウカラが来なかった原因について、「リスの巣が多いからでは?」「金網のフェンスにかけた巣箱は鳥が使いづらかったかも」

など、様々な視点から意見を出し合っていました。

また、虫が苦手だと話していた生徒さんが巣箱から出てきた虫たちをじっと観察してくれていたのも印象的でした。

(動きがゆっくりなモリゴキブリのなかまの幼虫を見た生徒さんたちから「かわいいかも」といった声が挙がったのも驚きでした!)


一方で、「校内でまだシジュウカラを見たことがない」という生徒さんの声もあったため、

今度は野鳥たちが活発になる春頃に校内で探鳥会を行なう特別授業を計画中です。



引き続き、日本野鳥の会では様々な人たちに野鳥観察を楽しんでいただけるよう、

取り組みを続けていきます。



2025/01/18

1/19「安西さんとバードウォッチング in 東京港野鳥公園」にご参加の皆様へ

1/19「安西さんとバードウォッチング in 東京港野鳥公園」にご参加の皆様へ


当イベントは、予定通り開催いたします。

当日は、夕方から雨の予報となっております。雨具のお持ちの上ご参加ください。

(イベントは雨天決行です。)


みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。


※当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。


公益財団法人日本野鳥の会 普及室

2025/01/14

【イベントのお知らせ】1/23初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

 

初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

 (Zoomによるライブ配信&見逃し配信) 

 1/23(木)19時~ ★要申込

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バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 

今月のテーマは、「冬を彩る赤い小鳥」です。

アトリ、ベニマシコ、ウソに注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。

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▼実施概要

【日時】】2025年1月23日(木)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料

※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。

【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/eb099ed8326582



**見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】1/20(月) 

【視聴方法】1/21(火)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。

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**お友達への紹介歓迎です!**

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会

【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org 

今月の鳥「クロツグミ」

  日本野鳥の会が発行する、 ワイルドバード・カレンダー に掲載されている野鳥について紹介します。 2025 年 4 月の鳥は「クロツグミ」です。    撮影:市川  進 撮影地:長野県 「クロツグミの魅力は何ですか?」と聞かれたら、多くの方は「声の美しさ」と答え...