2024/09/12

ツバメを見守る輪_vol.84_東武東上線高坂駅、森林公園駅

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ツバメを見守る駅

「東武鉄道株式会社 高坂駅、森林公園駅」(埼玉県)へ感謝状を贈呈しました。

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高坂駅、森林公園駅は、東武東上線沿線にあります。

日本野鳥の会の会員の方から、

高坂駅でツバメを見守っているとの情報をいただき、取材にうかがいました。

その際、2つ隣の駅である森林公園駅にも、

たくさんツバメが巣を作っているとご紹介いただき、

今回連名で感謝状を贈呈することになりました。


●高坂駅の見守り

高坂駅では、駅構内や、改札付近など、6か所のツバメの巣があります。

ツバメは、宮原駅長が赴任する前(10年以上前)から来ているそうです。

▲ツバメの巣とフン受け

▲駅のホームへ向かう階段にあるツバメの巣

ツバメの巣の下には、フン受けを設置。

駅構内には看板もつけて、利用者に迷惑がかからないようにしており、

こまめに掃除もしているとのことでした。

▲駅内は看板が掲示されている

巣を作ってほしくない場所には、ツバメがやってくる前に、

ガムテープを巻くなどして巣ができないように対策をし、

ツバメと共存していました。

▲電光掲示板の上など、
ツバメの巣を作ってほしくない場所には
あらかじめ対策をしている

駅の利用者の方も温かく見守ってくれているそうで、

中には、獣医の方で、

「ツバメが落ちてしまったときは、連絡をしてください。」などと

申し出てくれる方もいるそうです。


●森林公園駅の見守り

森林公園駅では、駅構内や、改札付近などに10か所以上の巣があります。

▲駅の看板に作られたツバメの巣
フン受けには観葉植物を設置して、景観に配慮している

▲改札窓口の頭上
こんな場所にもツバメの巣が!

駅構内ではツバメが飛び交い、看板などに止まっていることも。

巣ひとつひとつにフン受けが設置されており、

フン受けに人工観葉植物をつけるなど、景観も工夫しているとのことでした。


★感謝状を贈呈しました!

7月12日(金)に高坂駅にて、感謝状の贈呈が行われました。

公益財団法人日本野鳥の会会長の上田恵介より、

東松山駅駅長(高坂駅は管轄内)の宮原正浩さん、

森林公園駅駅長の高橋慶さんへ感謝状が贈呈されました。


▲感謝状贈呈のようす

感謝状の贈呈を受けて、宮原さんは

「ツバメは利用者の方にも喜んでいただけることも多い。

今後も地域の方と一緒に見守っていきたい。」とお話してくださいました。


贈呈時も駅内でツバメが子育てをしており、

駅周辺でもたくさんのツバメたちが飛び交っていたのが印象的でした。

今後もあたたかく見守っていただければ嬉しいです。

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