日本野鳥の会ではいくつかの支部で、
障がいを持つ方を対象とした探鳥会が開催されており、
普及室でも3月11日に昭和記念公園にてバリアフリー探鳥会を行う予定です。
今回の研修会の講師には、宮崎雅也さん(日野市社会福祉協議会)、
宮野谷義傑さん(日本野鳥の会大阪支部会員)をお招きしました。
宮野谷さんは、車椅子で生活されながら、
京都や大阪で車椅子の方を対象としたバードウォッチングや
自然体験を普及する活動を行っています。
当日は、宮崎さんから障がい者についてご講演いただき、
その後、実際に車椅子体験を行いながら車椅子の操作方法や、
介助の仕方などを学びました。
また、最後に「バリアフリー探鳥会を広めるには」というテーマで
その後、実際に車椅子体験を行いながら車椅子の操作方法や、
介助の仕方などを学びました。
また、最後に「バリアフリー探鳥会を広めるには」というテーマで
フリートークを行いました。
■実際に車椅子体験をしてみて
車椅子では、段差が乗り越えられなかったり、急な坂道が危なかったりすることは
もちろんですが、実際に体験してみると、
もっと些細なことで足を取られてしまうことが分かりました。
施設入り口の足ふきマットで車輪が空回りしてしまったり、
もちろんですが、実際に体験してみると、
もっと些細なことで足を取られてしまうことが分かりました。
施設入り口の足ふきマットで車輪が空回りしてしまったり、
入口のドアの幅がギリギリだったり・・・
東京港野鳥公園もエレベーターやスロープがあり、
バリアフリー化が進んでいるように見えていましたが、
課題もたくさんあることが分かりました。
例えば、展望デッキの壁の高さです。
エレベーターとスロープで登ったはいいものの、壁が高く肝心の景色が見えませんでした。
これも、実際に体験したからこそ気づかされたことの一つでした。
バリアフリー化が進んでいるように見えていましたが、
課題もたくさんあることが分かりました。
例えば、展望デッキの壁の高さです。
エレベーターとスロープで登ったはいいものの、壁が高く肝心の景色が見えませんでした。
これも、実際に体験したからこそ気づかされたことの一つでした。
■車椅子に乗りながらバードウォッチング体験
野外でのバードウォッチングも車椅子に乗りながら体験しました。
平坦な道は問題なくバードウォッチングをすることができましたが、
一人で行動することの難しさを実感しました。
舗装されていない砂利道や坂道で車椅子を操作することはとても難しく、
一人で行動することの難しさを実感しました。
舗装されていない砂利道や坂道で車椅子を操作することはとても難しく、
一人で行動することの難しさを実感しました。
■バリアフリー探鳥会を広めるには?
最後のフリートークでは、東京港野鳥公園のレンジャーから、
公園のバリアフリーマップを作成してみてはどうか?といった意見や、
普及室からも、私たちが障がいについて「知る」ことで
お互いの安心と信頼につながるのでは?といった意見が出ました。
公園のバリアフリーマップを作成してみてはどうか?といった意見や、
普及室からも、私たちが障がいについて「知る」ことで
お互いの安心と信頼につながるのでは?といった意見が出ました。
そもそも障害のある方は、外出すらままならない生活を送っている方も多く、
「バードウォッチング」と聞いても、
「バードウォッチング」と聞いても、
すぐには「自分もやってみよう」ということにはならないこと、
根気強く事例を重ねながら呼びかけを続けていく必要があることに気づかされました。
また、障がいのある方だけでなく、その家族の方にも参加していただいて、
一生に楽しめる場を作ることが大切な視点だと思いました。
根気強く事例を重ねながら呼びかけを続けていく必要があることに気づかされました。
また、障がいのある方だけでなく、その家族の方にも参加していただいて、
一生に楽しめる場を作ることが大切な視点だと思いました。
これからもより多くの人にバードウォッチングを楽しんでもらうために、
取り組んでいければと思います。
取り組んでいければと思います。