日本野鳥の会では、バリアフリー探鳥会を開催するなど、障害をお持ちの方にもバードウォッチングを楽しんでいただくための取り組みを進めています。
2026年5月9日(土)に新宿区立戸山図書館(東京都新宿区)のイベント「耳で楽しむバードウォッチング」に講師として参加しました。このイベントは視覚障害者と晴眼者が混じって、聞こえる音に意識を向けてバードウォッチングをするイベントです。
合計で32名が参加され、うち視覚障害者が14名でした。
探鳥会の最初は、まず「お勉強」です!室内で5月頃(繁殖シーズン)のバードウォッチングの魅力についてレクチャーします。その後、代表的な鳥とその鳴き声を聞いてもらい、鳴き声クイズに答えてもらいました😁
| ▲オナガについて解説中 |
次は野外に出て、いよいよバードウォッチング👀図書館に隣接する公園へ、移動します。
この日は少し風が強く、公園内はざわめくような風の音に包まれていました。その中で、耳を澄ませているとだんだんと野鳥の声が聞こえてきます。
「ヒーヨヒーヨ」「ツピーツピーツピー」
ヒヨドリやシジュウカラの声が聞こえてきました。他にもスズメやムクドリなど身近な鳥たちが鳴き声を聞かせてくれました。
| ▲ヒヨドリ※イメージ |
また、聞こえた音を記録していきます。どの方向からどんな音が聞こえたか集中して聞き取ってもらい、障害者の方はヘルパーさんやご家族の方が手伝って、記録用紙に書き込みました。
| ▲聞こえた音を用紙に記録 |
最後にどんな音が聞くことができたか復習です。2グループに分かれての観察だったのでそれぞれ聞こえた音に違いがありました。都市の公園でも多くの野鳥の声を聞くことができました!
| ▲どんな音が聞こえたか発表🎤 |
参加者の方からは「初めに野鳥について説明があったので答え合わせをするように楽しめた」「いつも鳴き声を聞いても何という鳥かわからなかったので、今回その声の持ち主を知ることができてよかった」などの感想をいただきました。
鳴き声について深く理解をしようとする機会は多くないと思います。今回のような探鳥会を機に参加者の方には野鳥たちの鳴き声の世界へ足を踏み入れてもらえたら嬉しいです。
これからも日本野鳥の会では、どんな人でも楽しめるバードウォッチングの機会を提供できるよう、取り組みを続けていきます。