日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに
掲載されている野鳥について紹介します。
4月の鳥は、ツツドリです。
撮影:中畑 勉/撮影地:北海道
ツツドリは、九州より北の山や森に、夏鳥としてやってくるハトサイズの鳥です。
カッコウの仲間は、みな似たような姿をしていますが
それぞれがとても個性的な鳴き方をするのが特徴です。
カッコウは「カッコー♪」と鳴きますし、
ホトトギスは「キョッキョッ、キョキョキョ!」と、勢い良く鳴きます。
ツツドリは、筒鳥(ツツドリ)という名の通り
「ポポ・・・」と、筒をそっと叩いた音のような声で鳴きます。
個人的にとても名前が覚えやすいなと思いました。
私が初めてツツドリの鳴き声を聞いた時は、探しているうちに鳴き止んでしまい
どこにいるのか、結局姿を見ることはできませんでした。
ツツドリは木陰に隠れたままさえずりをする鳥なので
木のてっぺんなどで明るく鳴くカッコウとはまるで真逆です。
直接見ることができず、すこし残念に思ったのを覚えています。
ツツドリの探し方のコツは、渡りの時期に
毛虫がいる木を見てみると良いとよく言います。
ツツドリが毛虫を食べに来るからです。
渡りの時期は春の北上の時期と、秋の南下の時期の2回ありますが
毛虫がいるのは秋なので、9~10月頃です。
毛虫が付きやすい木は主に果樹や花木などで、桜の木にもよく居ます。
ツツドリにとって毛虫は貴重な栄養ですが
私はすこし苦手な存在であり、直接見る事は避けたいです。
木の下に小さくて新鮮(真っ黒)(乾いていない)な糞がたくさん落ちていたら、
近くに毛虫がいるかも!と察知し心の準備をするようにしています。🙈
以上MKでした。