2025/03/27

ニコンモナーク探鳥会(長居植物園)を開催しました。

2025年3月1日(土)に大阪市の長居植物園にて「ニコンモナーク探鳥会」を開催しました。

「ニコンモナーク探鳥会」は、おもに、バードウォッチング初心者の方を対象に、野鳥観察の楽しさを体験していただくイベントです。参加者の皆さんには、ニコンの双眼鏡「モナークM7」を貸し出し、双眼鏡をお持ちでない方も気軽に参加できるようにしています。

▲貸し出した双眼鏡「モナークM7」。
明るくクリアに見える双眼鏡を使うことで、
バードウォッチングをより楽しく


今回のフィールドは四季折々の花が楽しめる長居植物園です。園内には、池や林、小川など多様な環境が広がり、さまざまな野鳥を観察できるフィールドです。

▲長居植物園には池や林があり、様々な野鳥観察できるフィールド。


当日は2時間のプログラムを2回開催し、各回15名ほどが参加。小学生から大人まで幅広い年代の方々が集まりました。

園内を散策しながら、双眼鏡の使い方や野鳥の見つけ方、見られた鳥の特徴について解説し、バードウォッチングを体験していただきました。カワセミ、カワウ、カイツブリなど水辺の鳥に加え、ウメにやってきたメジロなど林の鳥も観察することができました。

▲カワセミ。双眼鏡や望遠鏡でじっくり観察できました。

参加者の方々からは、「カワセミを望遠鏡で見た瞬間、思わず声が出ました!」「普段は気づかない野鳥の姿や細かい部分まで観察できて、感動しました」「双眼鏡選びの参考になりました」といった感想が寄せられ、よい時間をすごしていただけたことがうかがえました。

これからも、さまざまなフィールドで探鳥会を開催し、より多くの方にバードウォッチングの楽しさをお伝えできればと考えています。

このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催いたしました。

2025/03/04

【イベントのお知らせ】3/18初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座


 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

 (Zoomによるライブ配信&見逃し配信) 

 3/18(火)19時~ ★要申込

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バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 

今月のテーマは、「夏鳥入門!夏鳥の予習をしよう」です。

キビタキ、オオヨシキリ、コチドリに注目して、

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。

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▼実施概要

【日時】】2025年3月18日(火)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料

※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。

【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/cec32afc329810



**見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】3/13(木) 

【視聴方法】3/14(金)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。

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**お友達への紹介歓迎です!**

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会

【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org 

2025/03/03

今月の鳥「コチョウゲンボウ」

日本野鳥の会が発行する、ワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

20253月の鳥は「コチョウゲンボウ」です。

 

撮影:森田 文三郎 撮影地:埼玉県

 

コチョウゲンボウは、ハヤブサ目ハヤブサ科に属し、冬鳥として主に九州以北の農耕地・干拓地・海岸などに飛来します。

全長はオスが29cm、メスが33cm。キジバトの全長が33cmなので、メスはハトサイズ、オスはハトよりも小さい猛禽類です。

 

似た鳥にチョウゲンボウがいますが、チョウゲンボウは留鳥で市街地や河川敷などでも見られるのに対し、コチョウゲンボウは冬鳥で飛来数は少なく、出会えると嬉しい鳥でもあります。

 

そこで、ここではコチョウゲンボウの探し方を2つご紹介します。

探し方1つ目は、「農耕地の電線をよく見る」です。

猛禽類の探し方に、農耕地の電柱の上をひとつひとつ確認する、という方法があります。

見晴らしの良い電柱の上は猛禽類にとって都合が良いようで、ノスリやトビがよくとまっているのを見かけます。

そんな中、コチョウゲンボウは“電柱”ではなく、“電線”にとまります。

他の猛禽類は体が大きいためか、電線にとまることはめったにありません。

農耕地や干拓地を訪れた際は、電線に止まるハトサイズの鳥を注意深く確認すると、コチョウゲンボウに出会えるかもしれません。

 

探し方2つ目は、「飛び方を覚える」です。

コチョウゲンボウの飛翔時のシルエットでは、ハヤブサ科特有の長く先のとがった翼が目立ちます。

また、小柄でかわいらしい見た目のコチョウゲンボウですが、れっきとした猛禽類で、小鳥を捕食します。小柄な体を活かし、小回りの利いたスピード感のある飛び方で、小鳥たちを追いかけます。コチョウゲンボウが上空を飛び、小鳥たちが慌てて逃げていく様子を見ると、小さいながらも猛禽類らしさを感じます。

飛翔時のシルエットと、大きいツバメが飛んでいるかのような特徴的な飛び方を覚えると、コチョウゲンボウに気付くことができるはずです。

 

いかがでしたでしょうか。

春が近づき、コチョウゲンボウたちはそろそろ渡ってしまう時期となりますが、みなさんもぜひコチョウゲンボウ探しに挑戦してみてください。

 

スタッフIM

 

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農耕地で観察をする際は、農家の方や地元の方の迷惑にならないようマナーを守って楽しみましょう。

野鳥観察・撮影の初心者の方に向けた、マナーのガイドライン

https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/bbw/manner-guideline/

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今月の鳥「クロツグミ」

  日本野鳥の会が発行する、 ワイルドバード・カレンダー に掲載されている野鳥について紹介します。 2025 年 4 月の鳥は「クロツグミ」です。    撮影:市川  進 撮影地:長野県 「クロツグミの魅力は何ですか?」と聞かれたら、多くの方は「声の美しさ」と答え...