2月26日に芹が谷中学校(横浜市)の個別支援級にて、
当会スタッフが鳥の学習のための特別授業を実施しました。
まずは、鳥がどのように巣を使うのか・どんな場所に作るのか、
そして今回巣箱を使ってくれそうな鳥としてシジュウカラの解説を座学で行ないました。
「声は聴いたことあるかも?」「初めて見た!」などなど、様々な反応が見られました。
まずは、鳥の巣や子育てについて学んでもらいました。 |
座学の後は、生徒の皆さんと当会スタッフとで校内8か所に巣箱の設置をしていきました。
芹が谷中学校内にある自然園や裏庭、グラウンド…様々な場所に
「ヘビは来ないか?」「巣箱は傾いていないか?」など、
シジュウカラにとって良い環境を考えながら巣箱を取り付けます。
設置した巣箱は生徒の皆さんが事前に数か月かけて作っていたもので、
完成後は両手で抱えて歩くほどに愛着を持ってくれたそうです。
小鳥たちは、巣箱を使ってくれるでしょうか? |
今回は巣箱の他にも毛糸をほぐしたものを色ごとに複数設置しました。
どこかの巣箱で小鳥が子育てを始めた場合、この毛糸を巣材として使ってくれるかもしれません。
また、色ごとに設置個所を変えることで、巣材を持って行ったつがいの縄張りや行動範囲なども調べることができます。
ほぐす作業が、意外と難しい…! |
どの色の毛糸をどこに設置したか、地図に記録していきます。 |
生徒の皆さんは始終とても積極的で、のびのびと参加してくれていました。
今後は繁殖期が終わった時期に巣箱の中を観察する授業も実施予定です。
果たして、いくつのつがいが出来るでしょうか…?
これからの経過がとても楽しみです!
(こちらの活動については当会発行の『野鳥』誌、5・6月号でもご報告しています。
ぜひ、ご覧ください!)