日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。
今月の鳥は「ルリビタキ」です。
撮影:上原 愛囲/撮影地:東京都
ルリビタキは、青色がとてもきれいな小鳥です。
ルリビタキは、夏に北海道から四国までの標高が高い山で繁殖を行い、
冬になると、低地の林や市街地の公園に降りてくるため、
私たちの身近でも見ることができるようになります。
私も、寒くなってくると、そろそろルリビタキが来る頃かな~とわくわくして、
双眼鏡片手にルリビタキ探しに出かけます。
ルリビタキを探すのは、少し暗めの林がある公園がおすすめです。
ヒッヒッ(※地鳴き)という鳴き声を頼りに、
林の中を見回すと、ぴょこぴょこと動く小鳥を発見、ルリビタキです!
しかし、なんか地味・・・?
(もちろん、かわいいことには違いありません!)
ルリビタキのオスは鮮やかな青色ですが、
メスと若鳥は地味な姿をしています。
ルリビタキのオスがきれいな青色になるまでは、2年以上もかかるそうです。
ルリビタキに出会うことは多いのですが、
立派な青いルリビタキに出会うことは少なく(私だけ?)、
運よく出会えるとなんだかしあわせな気持ちになります。
メスや若鳥も、つぶらな瞳がとてもかわいらしいですが、
そこはやっぱり青いルリビタキが見たい!と
今年の冬も“しあわせの青い鳥”探しにまい進しようと思います。
スタッフIM
※地鳴き・・・さえずり以外の声。季節や雄雌を問わずに発せられ、
さえずりより単純であることが多い。(フィールドガイド日本の野鳥より)
来年、「ワイルドバード・カレンダー2023」は発売中です。