2024/01/25

ニコンモナーク探鳥会(多摩川丸子橋)を開催しました!

 

2024120日にニコンモナーク探鳥会(多摩川丸子橋)を開催しました。

 

「ニコンモナーク探鳥会」とは、おもにこれからバードウォッチングを始めようとする方を対象に、野鳥を見る楽しさを知っていただこうというイベントです。

参加者の方にはニコンの双眼鏡「モナークM7」をお貸出ししていますので、双眼鏡を持っていない方でも気軽にご参加いただけます。

 

今回は多摩川丸子橋(東京都大田区)で開催され、31名の参加がありました。

多摩川駅周辺では、水鳥の集まる多摩川の他にも公園があり、身近な小鳥たちにも出会うことができます。

 

双眼鏡を使うのが初めてな参加者の方も多くいらっしゃったので、最初はスタッフと一緒に双眼鏡の使い方を練習してから、いよいよ出発です! 

探鳥会前半では多摩川台公園を歩き、ヒヨドリやメジロといった身近な鳥や冬鳥のツグミを観察しました。

にぎやかな声のホンセイインコも観察することができました。


枝先や地面まで、じっくり鳥の姿を探します。
 


後半では丸子橋へ移動して、オオバンやカワウ、コサギのほか、オカヨシガモやヒドリガモ、コガモなどの水鳥たちを観察していきます。

今回はヒドリガモの群れの中にアメリカヒドリという、ちょっと珍しいカモも紛れ込んでいました。

短い時間でしたが、橋の下にチョウゲンボウも飛んできたので、望遠鏡(フィールドスコープ)🔭で姿を見ることもできました。

「初めて見ました!」「こんなに小さかったんだ…!」

と皆さん大盛り上がりでした。

 

望遠鏡だと、鳥の顔もしっかり見えます!

最後は今回観察できた鳥についておさらい。また、貸出しをした「モナーク7」についての紹介と双眼鏡の選び方などをご案内しました。

 

この日は13種ほど鳥を見ることができました。


探鳥会を終えた参加者の方からは、

「本格的な双眼鏡で鳥を観察できて楽しかったです。」

「自分では見つけられないような鳥を見られてラッキーでした!」

「双眼鏡選びに悩んでいましたが、実際に使えてとても参考になりました。」

など、ご感想をいただきました。

 

今後とも、このようなイベントを通して、バードウォッチングの楽しさを

もっと皆様にお伝えしていきたいと思います!

 

※このイベントは、株式会社ニコンイメージングジャパンのご協賛で開催いたしました。



2024/01/18

【イベント】オンライン探鳥会 in ねむろバードランドフェスティバル2024

オンライン探鳥会 in ねむろバードランドフェスティバル2024

「根室でバードウォッチング」

【Zoomによるライブ配信&見逃し配信】

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自然豊かな根室半島「風蓮湖」から、当会職員がライブ配信を行います。

オオワシやオジロワシなど、北海道ならではの野鳥をライブでお届けします。

現地に行けない方も、行ったつもりでバードウォッチングしましょう!


★ねむろバードランドフェスティバル2024についてはこちら


▼実施概要

【日時】2024年1月28日(日)11時半から1時間程度

【配信方法】Zoomウェビナーによるライブ配信(見逃し配信あり)

【参加費】無料

【申込方法】 以下の専用申込フォームよりお申し込みください。

https://pro.form-mailer.jp/fms/ffde0383304594

※クリックしてもフォームが開かない場合は、

URLの文字列をコピーし、ブラウザのアドレスバーに貼り付けてください。

※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、

接続できない場合があります。その場合は、時間をあけて、

再度お申込みいただきますようお願いいたします。

 

【締切】1/23(火)


【視聴方法】1/24(水)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


★見逃し配信について

イベント開催後に、録画の配信をします。

配信期間は、ライブ配信終了後から1週間程度を予定しています。

視聴方法につきましては、お申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみご希望の方も、上記フォームより締め切りまでにお申し込みください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。

・通信状況によって映像や音声が途切れたり乱れたりする場合があります。

また、悪天候等のために内容を変更することがあります。

あらかじめご了承ください。


【主催】根室市 ・根室市観光協会

【問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org


2024/01/12

1/13 水辺のいきもの観察DAYにご参加の皆様へ

1/13 水辺のいきもの観察DAYにご参加の皆様へ


当イベントは、予定通り開催いたします。

寒さが予想されますので、防寒対策を行った上でお越しくださいませ。

みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。


※当イベントは事前申込制です。受付は終了いたしました。

参加いただける方には、事前にメールで詳細をお知らせしておりますので、ご確認ください。


公益財団法人日本野鳥の会 普及室

2024/01/11

今月の鳥「タンチョウ」

 日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。

2024年1月の鳥は、タンチョウです。

撮影:小島 仁 撮影地:北海道

乱獲と生息地の開発により、明治時代に絶滅したと思われていたタンチョウ。再発見された大正13年の生息数は10数羽でした。

大寒波が訪れた際、農家の畑に置かれていたトウモロコシを食べたことから給餌活動がはじまったと言われています。

その後、国や自治体の保護活動がはじまりますが、最もタンチョウ保護に貢献したのは「給餌人」と呼ばれるボランティアで毎日給餌を続けた農家の方々です。

マイナス10度を下回る寒い日も、吹雪の日も、タンチョウたちのために餌を与え続けることは、言葉に言い表すことが難しいくらい大変だったはずです。


1985年から当会はタンチョウ保護の活動を本格的にスタートし、1987年に、釧路の北側にある鶴居村にタンチョウ保護の拠点となる「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」を開設しました。

私が新卒の23歳で、初代のレンジャーとして赴任し、地元の方々に挨拶まわりをしているときのことです。

「おまえみたい若造が一人来て何ができる!一番大変なときに何もしないで、今頃なにしきにきた!」と言われ、地元の方々の苦労をしっかりと感じ、確かにそのとおりだなと思ったことを今もはっきりと覚えています。

ちなみに、この方ですが、数回お邪魔すると、

「おまえさんも一人でたいへんだな。まあ、あがってお茶でものんでけ!」と受け入れてもらえました。

その後は、過去の苦労話やタンチョウにまつわる嘘のような本当の話、いろいろなことを話してくれました。

このあたりの話は、機会があればまた。


当会の鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリを中心としたタンチョウの保護活動は、大きく3つ。


・タンチョウが繁殖する湿原を購入しタンチョウの保護区を設置

1980年代は、バブルの真っただ中です。釧路湿原は国立公園になりましたが、国立公園外の釧路市内の湿原は、埋め立てられ工場や宅地造成が進んでいました。

また、周辺では森林伐採やゴルフ場の計画が次々と立ち上がる、そんな状況でした。

当会では、タンチョウの営巣地となる湿原をこれ以上減らすわけにはいかないと、土地の買い取りをスタートします。現在23ヶ所、その面積は約2800ヘクタールに及びます。


・タンチョウの食害への対応

1987年当時、タンチョウの個体数は383羽。保護活動の成果で、個体数は増加していきます。個体数が増加すれば問題となってくるのは、人間生活との摩擦です。

繁殖に参加しない若いツルたちが、飼料用のトウモロコシ畑で、植え付けた種を食べてしまう問題が発生しました。当会と協定を結び、サンクチュアリの設置に協力していただいた伊藤良孝氏は

「タンチョウが増えていくだろうが人との摩擦も増えていくだろう」とおっしゃっていました。

1990年代に入ると、実際に食害が問題となりました。当会では、鶴居村だけの問題ではなく、さらに生息地が拡大していった場合の対策を考えることも含め、若いツルたちを追い払うと同時に、いろいろな手法を考えていくことになりした。

 

・自然採食地の整備

個体数が増えるともう一つの問題が出ていきます。給餌場の過密化です。

一つの給餌場に数百羽のタンチョウが集まることになりますので、伝染病の発生等の心配も出てきます。

ここでも伊藤良孝氏の長年の経験がヒントとなります。

「昔は小さな川や川沿いに湧水地がたくさんあり、厳冬期でもタンチョウたちが餌をとっていた。今は藪になっているから、その藪を刈り払ってやればタンチョウたちが入れるようになる」という話から、自然採食地の整備がはじまります。

この事業は現在も継続していて、全国からの学生ボランティアや地元の企業等の協力によって、維持整備されています。

近年高病原性鳥インフルエンザによって、多数の野鳥が死んでいます。タンチョウも例外ではなく、この冬はすでに4羽のタンチョウが死んでいます。この事業は、これからも重要ものとなっていくはずです。


思い入れが強すぎるせいか、今回はかなり文字数が多くなってしまいました。

1月から2月は、タンチョウにとって恋の季節。若いツルは結婚相手を見つけるため、つがいのツルはお互いの愛を確かめるため、いたるところで恋のダンスが繰り広げられます。その姿は、私たち人間にも美しく感じ、楽しませてくれます。


冬のタンチョウに会いたい方は、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリのホームページをご覧ください。

https://tancho.marimo.jp/


春から夏の間、タンチョウたちは道東の各地の湿原で繁殖します。

現在タンチョウの個体数は1900羽になりました。根室地方の湿原では、割合簡単に湿原で生活するタンチョウの

姿を見ることができます。

繁殖地のタンチョウに会いたい方は、春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターのホームページをご覧ください。

https://www.marimo.or.jp/~nemu_nc/workn/


普及室 富岡


2024/01/10

【イベント情報】1/19初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座



 初心者のための安西さんのオンライン野鳥講座

(Zoomによるライブ配信&見逃し配信)  

1/19(金)19時~  ★要申込

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バードウォッチング初心者の方を対象に野鳥の楽しみ方をご紹介! 


今月のテーマは、「冬のカモウォッチング」です。

カルガモ、キンクロハジロを中心に、冬になると日本にやってくるカモのなかまの

見つけ方や見分け方、知って楽しいさまざまな知識をお話しします。


基本的なことから、知っているとより観察を楽しめる情報まで

ご紹介しますので、バードウォッチングをしたことがない方にもおすすめです。


ご参加お待ちしております。


▼実施概要

【日時】2024年1月19日(金)19時~1時間15分程度

【開催方法】オンライン会議システム「Zoom」でライブ配信&見逃し配信

【講師】安西英明[(公財)日本野鳥の会 参与]

【参加費】原則無料


 ※当会の事業継続のためご支援をいただきたく「あとから参加費」をご案内します。

 ご賛同いただける方はイベント終了後に1口500円の参加費をお願いいたします。


【申込方法】以下の「申込フォーム」よりお申込み下さい。

https://pro.form-mailer.jp/fms/ae9edcea304598

 

※お申し込みが集中すると、申込フォームのサーバーが混雑し、接続できない場合があります。その場合は、時間をあけて、再度お申込みいただきますようお願いいたします。

 

★見逃し配信について

イベント開催後2週間程度、録画をご覧いただけます。

視聴方法は、申込者の方へメールでお知らせします。

見逃し配信のみをご希望の方も、上のフォームからお申込みください。


【締切】1/17(水)


 ※当日のライブ配信は500人までご覧いただけます。

  万一、ライブ配信の許容人数を越えた場合は、

  恐れ入りますが、見逃し配信をご覧いただきますようお願いいたします。

  

【視聴方法】1/18(木)に参加方法をメールでお送りします。

メールが届かない場合は、お手数ですが、お知らせください。


【その他】

・ご視聴にはインターネットにつながるパソコン(推奨)と

 スピーカーかイヤホン、またはスマートフォンやタブレットが必要です。


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★お友達への紹介歓迎です!

この講座をお友達などへ紹介する場合は、上記「申込フォーム」をお伝えし、

お申込みをしていただきますようお願いいたします。

申し込み後、当会より参加のご案内をお送りいたします。

より多くのみなさまのご参加をお待ちしております!

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【主催】公益財団法人 日本野鳥の会


【本イベントに関するお問い合わせ先】

公益財団法人 日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ

 E-mail event@wbsj.org


11/16 はじめよう!バードウォッチングin大阪城公園 にご参加のみなさまへ

明日は、午後から降水確率が高い予報となっております。  そのため、午前中の回は予定通り開催いたしますが、午後の回は中止とさせていただきます。  午後の回にお申込みの皆様には大変申し訳ありませんが、なにとぞご理解のほどお願い申し上げます。   なお、お申込みの皆様には、のちほどメー...